無限に付いて語る。実無限VS可能無限

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91132人目の素数さん
>>87
ずっと以前に考えたんですが,
実数の連続性の公理(切断の公理)
を使って非可算性の証明ができます。
具体的には,実数の可算集合Sがもし密ならば
(i.e. a<b a,b∈S ならば a<c<b, c∈S ならば)
Sの切断で上組の最小値も下組の最大値も
存在しないものが作れるということです。


i.e.
9291訂正:2001/07/30(月) 08:15
a<b a,b∈S ならば a<c<b, c∈S ならば

       ↓

a<b a,b∈S ならば ∃c∈S a<c<b とすると
9391:2001/07/30(月) 08:53
S⊂R は可算集合だから1列に並べることができます。
トランプのカードのように重ねられていると思ってください
あと2つの箱AとB,それとA,B2つの状態をとるスイッチF
があると考えてください。
まずはじめにSから2枚とり小さい方をAに大きい方をBにいれ
スイッチFをAとしておきます。
以下Sから一枚づつ取り出し(これをxとする),次の操作をします。
1)x<max A ならば x を箱Aに入れる
2)x>min B ならば x を箱Bに入れる
3)max A<x<min B で F が 状態A ならば x を箱Aに入れ F を 状態Bにする
4)max A<x<min B で F が 状態B ならば x を箱Bに入れ F を 状態Aにする

Sが密だとの仮定から 3) と 4) のケースは交互に限りない回数おきるはずです。
Sは可算集合ですからSの要素はいずれ取り出されて箱Aまたは箱Bに入れられます。
箱Aに入るものと箱Bに入るものの集合をそれぞれあらためて
A,Bと呼ぶことにすると,(A,B)はSの切断で,
その作り方から,Aの最大値もBの最小値も存在しません。