>>199 >ゲーデル本人の哲学はあくまでも実在論だった。
実在論けっこう。しかしながら「非可算集合が存在する」
と証明できる可算モデルの存在は、実在の薄弱さを示して
いるのではないかな?
>>200 「議論が簡潔になる」ことと「豊かになる」こととは両立しない。
集合論は、構成に関する繊細な問題を塗りつぶした点では、
数学を詰らないものにしたといえる。その点では人を考えなく
させるアヘンといってもよい。
アヘンに一度でも溺れた人間にとって、アヘン抜きの生活は
耐えがたい。しかしながら、超越的手段は、所詮アヘン中毒
患者の幻想に過ぎないのである。現実の人間の為し得ること
は窮屈なのだ。それを痛感することがバカげているというなら
さっさとあの世へいったらどうか?
非構成的な数学は
「哲学というより宗教であり、
あまりにも清浄であるが故に
いずれ何びとも近づけなくなる」
といっておこう。
人は所詮神にはなれぬ。