1 :
ふっくん :
2001/01/11(木) 16:34 「どんな平面できってもその断面図が相似になるような立体は 球のみである。」 というのは正しいんですかねぇ。証明できず。
2 :
132人目の素数さん :2001/01/11(木) 16:43
立体の表面の2次曲面の方程式はX,Y,Zの2次式で表されるが X,Y,Zどの2つを交換しても元の方程式と同じになる という事が導かれるような気がするが。そうすると球だといえる。
3 :
ふっくん :2001/01/11(木) 16:52
>2 レスの速さにびびりまくり。(^^) しかしどうやってそんなことを導くのだろうか・・ っていうか導けるか??
4 :
132人目の素数さん :2001/01/11(木) 17:44
立体の表面は2次曲面なのか?
5 :
132人目の素数さん :2001/01/11(木) 18:25
そうだよな、立体ってったっしいろいろあるしな。
6 :
132人目の素数さん :2001/01/12(金) 02:08
有界で区分的に滑らかな連結曲面に限ることにして、 S と書くことにします。 S の 2 点で最も遠いものの一組を P@` Q として、 PQ を通る平面による断面を考えると全て合同(C と書く)。 この合同が P@` Q のうちどちらかを保つようにできれば いいんだけど、これはなかなか怪しい... 実際 C がルーローの多角形なんかだと、 一方が動いている可能性がある。 まあこの場合は S が球面の一部を含むので 円をふくむ断面が取れて否定できるんだけど。 うーん。続きは一眠りしてからにします。
>>7 いや、実はその後布団の中で考えてるうちに大体解けた(と思う)んだけど、
だれかがあげてからにしようと思ってたんです。
有界で滑らかな閉曲面については示せたような気がするので
これから書きます。
証明すべきこと。 S を 3 次元空間内のコンパクトで境界を持たない (区分的ではなく本当に)滑らかな曲面として、 S を任意の平面で切ったとき(空、有限点集合を除き)相似であれば、 S は球面である。 まずは簡単なところから。 B を S の内部として、適当な(generic な)直線と直交する 平面の族で切ると、まず空集合、次に一点、それから凸集合になる と思います(可微分の世界って苦手なんで、違ってたら教えて)。 ということは、全ての断面が凸と言うことになり、 B は凸集合(特に連結)になります。 6 に書いたように、P@` Q を S の点でもっとも遠い距離にあるものとします。 すると P@` Q での接平面は PQ と直交します。 言い換えると、Q は P での S への法線と S との交わり (B が凸だから 2 つある)のうち P でないほうになっていて、P は(略)になっている。 このへんで切った方がいいかな。
10 :
6 :2001/01/12(金) 23:47
さて、PQ を含む平面を H(t) と書いて(t はパラメータ)、 H(t) と S の交わりを C(t) と書くと、C(t) は全て合同、 よって、C:=C(0) から C(t) への合同写像 f_t で、t について 可微分に変化するものがある(ここも怪しいかも)。 もしも P(s)Q(s)=PQ であるような C の点 P(s)@` Q(s) が s の連続関数として定数しか存在しなければ、 f_t(P)=P@` f_t(Q)=Q となって S は回転面、 よって断面として円があるので C も円になります(矛盾)。 P(s) が定数、Q(s) が定数でない(またはその逆)の場合、 C は P を中心とし、 Q を通る円弧を含むことになります。 f_t(P)=P だから、C(t) も同様の円弧を含み、 やはり断面として円が得られて矛盾となります。 そこで、P(s)Q(s)=PQ となる連続な P(s)@` Q(s) で、 いずれも定数でないものがあることになります。 C(t) は C と合同なので、f_t の可微分性も使うと、 S の開集合 U であって、そのなかの任意の点 P' について P'Q'=PQ となるような Q' が存在するようなものが あることが、多分言えます(要チェック)。
11 :
名無しさん :2001/01/13(土) 00:14
書かれたことを理解する以前に、10の2段落目あたりから 定義無しにs@`P(s)等が導入されていて読む気になれない。
12 :
6 :2001/01/13(土) 00:21
この Q' は、上に書いた通り P' での S への法線と S との交わりなので、 P' にたいして Q' を対応させる写像 g は可微分です。 また、その逆も可微分なので、可微分同相になります。 10 の P(s) の軌跡の中程に P を取り直し、 P が U にはいるようにしておきます。 また、もとの P から新しい P への方向に近い方向に 少し進んだ点 P' を取り、P@` P'@` Q を含む平面を H(t) とします。 これと S の交線を C とすると、C 上には P'Q'=PQ となる点があるので Q'=g(Q) も H(t) 上にあることになります。 PQ が P@` Q における S への法線だったことから、 g は等角写像であることがわかります。 再び C 上で考えると、ある PQ 上の点 O を中心に PQ を 回転したものが P'Q' に(一次の無限小で)なっています。 この点 O は PP' と QQ' の比で決まるわけですが、 g の等角性から、O は(小さな t について) 一定であることがわかります。 ということは、f_t(P)@` g_t(P) は円弧を描くことになり、 S が球面の一部を含むことがわかります。あとは簡単。
13 :
6 :2001/01/13(土) 00:31
12 の下から 2 行目、
f_t(P)@` g_t(P) は P(s)@` Q(s) の間違いです。
f_t の可微分性がやっぱりあやしいかなあ。
>>11 s はある開区間を動く実変数です。
C の性質によって場合分けしているだけなので、
t 等とは関係ありません。
14 :
11 :2001/01/13(土) 06:58
P(s)は?
15 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 08:08
ス、スゴイ!! ここの皆さんは東大理系数学、何完できます? 俺、文Vなんですけど数学は1完でした。 皆さんって、どこの大学なんですか?
16 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 08:14
東海大
17 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 08:22
>16 えっ、マジっすか?やっぱ、理系はスゴイですね。 東大っていっても文系じゃダメですね。ハァ〜。 理系から見たら、俺なんてバカですよね。
18 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 09:39
数学だけで勝負すれば 東大文系<<東海大理系 は自明
↑ そうでもねえぞ
20 :
6 :2001/01/13(土) 12:58
>>14 P(s) は s によって連続にパラメータ付けされた C 上の点で、
P(0)=P となるもの。
KARLだって灯台文Uじゃない。
22 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 15:40
23 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 16:42
>B を S の内部として、適当な(generic な)直線と直交する >平面の族で切ると、まず空集合、次に一点、それから凸集合になる >と思います(可微分の世界って苦手なんで、違ってたら教えて)。 結局そういうことになるけど、この時点でそれを証明できんの?
24 :
6 :2001/01/13(土) 21:45
>>22 まず、「generic な」というのは「ほとんど全ての」
くらいの意味です。念のため。
直線 l が z 軸になるように座標変換すると
z は S 上で最小値を持ちますが、
その最小値を与える点が 1 つだけで、かつこの点を原点として
S が z=ax^2+by^2+(高次の項) (ただし a@` b>0) となれば
いいわけで、ほとんど全ての l についてそうなる
と言うのが主張なのですが、まずいですかね。
直観的には任意の閉曲面について言えそうなんだけど。
25 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 22:53
なんの説明にもなっていません。 失礼ですがもう少しきちんと数学をやられた方がよろしいかと。
26 :
6 :2001/01/13(土) 23:13
>>25 23 さんですか ?
可微分多様体に詳しい人だったら教えて欲しいんですけど、
24 の主張って正しくないんでしょうか ?
基本的な問題だから知られていてもいいと思うんですけど。
27 :
25 :2001/01/13(土) 23:44
私は知りません。 しかしなんの証明にもなっていないことは分かります。
28 :
132人目の素数さん :2001/01/13(土) 23:58
>>27 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冫、 < あっそー
` \_____
29 :
6 :2001/01/14(日) 00:06
>>27 証明になってないというのはおっしゃる通りです。
24 は、この問題の場合に限らず
任意の閉曲面について成り立ちそうな事実であると
述べておいた方が分かりやすいかと思って書きました。
ま、今の問題の状況なら証明できそうなんで、できたら書きます。
そうです。
31 :
132人目の素数さん :2001/01/14(日) 00:43
>>28 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冫、 < あっそー
` \_____
32 :
743 :2001/01/14(日) 01:33
矢野健太郎のコラムにそんな問題があったとおもう。 ボットだっけ,出題者は?
33 :
132人目の素数さん :2001/01/14(日) 01:49
34 :
1 :2001/01/15(月) 13:39
1です。 俺の方針もだいたい6さんと同じなんです。 ようするに最長の2点PQをとって、その二点を通る平面できった断面は 合同であり、・・・・とかやってどこかの断面が円になるとかいう道筋なんだけど うまくいかない。 とりあえず今確実に言えていることは、相似である断面図がある直線に対して 線対称だってくらいかな?何の役にもたたんかもしれんが。
35 :
132人目の素数さん :2001/01/15(月) 13:43
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 冫、 < それで? ` \_____
36 :
6 :2001/01/16(火) 01:09
24 に書いたことですが、証明できました。
万一興味のある人がいれば書きますけど、
ミルナーの「モース理論」にある、ユークリッド空間に埋め込まれた
多様体上のモース関数の構成のところと同様です。
で、考えてみると、これを使えば簡単に証明できますね。
座標軸を取り換えると、S 上の z 座標の最小値は 0@`
最小値を与える点は原点のみ、
原点の近傍で S は z=ax^2+by^2+o(x^2+y^2) (a@` b>0)と書けるので、
z=c (c>0) での断面は c を 0 に近づけると
楕円 ax^2+by^2=1 に「十分近い」図形と相似になる。
ここで仮定を使うと断面は楕円。あとは同様。
というわけで、滑らかなコンパクト曲面の場合は
これでいいのではないでしょうか
>>1
37 :
132人目の素数さん :2001/01/16(火) 17:31
>36 >原点の近傍で S は z=ax^2+by^2+o(x^2+y^2) (a@` b>0)と書けるので なぜに?たとえばなんでz=x^4+y^4の形にならないといえる? これは楕円じゃないぞ?
38 :
6 :2001/01/16(火) 19:25
>>37 ですからそれが 24 の主張なんです。
とだけ言うのもあれだから、一応証明の概略を。
まず、v を単位球面上の点として
S 上の関数 f_v を f_v(P):=(v.P) (内積)によって定めると
この関数は非退化な臨界点しか持たない。
すなわち、P を中心とする S の局所座標系 s@` t に関して
f_v(s@` t) の s@` t に関する偏微分がいずれも 0 のとき、
f_v(s@` t)=(定数)+as^2+2bst+ct^2+(高次の項) と書けるが、
この係数について ac-b^2 は 0 でない。
このことの証明も書きかけてたんだけど、
いま岩波数学辞典(第 3 版)をみたら
書いてあったのでやめときます(Morse 理論の項、C. Morse 関数の存在)。
さて S はコンパクトなので f_v は最小値 k を持ちます。
必要ならば v を少し動かすと f_v(P)=k となる点は
一つだけになることが証明できるので(ここは少しだけ面倒)
この点を原点、v を z 軸の向きとするような座標系を取ると z 座標 = f_v-k.
さらに xy 座標もうまく取る(2 次の項を標準化する)と、
原点の近傍で S=(z=ax^2+by^2+o(x^2+y^2)) (a@` b>0)になります。
39 :
132人目の素数さん :2001/01/16(火) 23:30
>>37 おまえさん、多様体とかやったことないだろ?(w
40 :
132人目の素数さん :
2001/02/26(月) 01:34