【神々の】ガロア生誕200周年記念スレ【愛でし人】
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131 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 00:37:20.39
定義 40(Lang)
Ψ を体(
>>82)の拡大(
>>82)を要素とするある集合とする。
Ψ が以下の条件を満たすとき Ψ は正則であると言う。
1) K ⊂ L ⊂ M を体とする。
M/K ∈ Ψ であるためには L/K ∈ Ψ かつ M/L ∈ Ψ が必要十分である。
2) 任意の E/K ∈ Ψ と任意の体(
>>82) F に対して EF/F ∈ Ψ
132 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 00:42:54.53
定義 41
E と F を体(
>>82)とする。
E(F) (
>>91) を E と F の合成体または合成と呼び EF と書く。
133 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 00:46:22.10
命題 42
E と F を体(
>>82)とする。
E[F] (
>>91)は α_1β_1 + ...+ α_nβ_n の形の元全体からなる。
ここで、α_1、...、α_n は E の元であり、
β_1、...、β_n は F の元である。
よって、E[F] = F[E] である。
合成体(
>>132) EF は E[F] の商体である。
証明
自明である。
134 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 00:49:28.18
135 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 00:51:41.30
命題 43
Ψ を体(
>>82)の拡大(
>>82)からなる正則(
>>131)な集合とする。
E/K ∈ Ψ かつ F/K ∈ Ψ のとき EF/K ∈ Ψ である。
証明
E/K ∈ Ψ であるから
>>131の 2) より EF/F ∈ Ψ である。
F/K ∈ Ψ であるから
>>131の 1) より EF/K ∈ Ψ である。
証明終
136 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 01:49:11.57
>>131の修正
定義 40(Lang)
Ψ を体(
>>82)の拡大(
>>82)を要素とするある集合とする。
Ψ が以下の条件を満たすとき Ψ は正則であると言う。
1) K ⊂ L ⊂ M を体とする。
M/K ∈ Ψ であるためには L/K ∈ Ψ かつ M/L ∈ Ψ が必要十分である。
2) 任意の E/K ∈ Ψ と任意の拡大(
>>82) F/K に対して EF/F ∈ Ψ
137 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 01:50:55.51
>>135の修正
命題 43
Ψ を体(
>>82)の拡大(
>>82)からなる正則(
>>131)な集合とする。
E/K ∈ Ψ かつ F/K ∈ Ψ のとき EF/K ∈ Ψ である。
証明
E/K ∈ Ψ であるから
>>136の 2) より EF/F ∈ Ψ である。
F/K ∈ Ψ であるから
>>136の 1) より EF/K ∈ Ψ である。
証明終
138 :
Kummer ◆SgHZJkrsn08e :2011/11/07(月) 01:57:23.64
命題 44
体の有限拡大(
>>87)全体の集合 Ψ は正則(
>>136)である。
証明
>>136の 1) の証明:
>>125で証明済みである。
>>136の 2) の証明:
E/K ∈ Ψ とする。
α_1、...、α_n を K-線型空間としての E の K 上の基底とする。
E = K(α_1、...、α_n) である。
任意の拡大(
>>82) F/K に対して EF = F(α_1、...、α_n) である。
>>124より、各 α_i は K 上代数的であるから F 上代数的でもある。
よって、
>>126より EF/K ∈ Ψ である。
証明終