HIMAだったから、
>>4のリンクにあるサンプル問題1級2次の解答をつくってみた。
あまりにもルーチンワークだと思われる問題の解答は省かせてもらった。
問題の冒頭に感想つけておきます^^
(問題1) ゴミ問題。これ選択しないと損です。
d=gcd(15n+2,14n+3) とおく。
d|14(15n+2)-15(14n+3)=17 であるから、
問題の分数が可約であることと、d=17であることは同値である。
15n+2≡0, 14n+3≡0(mod.17) ⇔ n≡1 (mod.17) であるから、
求めるnの一般形はkを正整数として、n=17k+1 となるものである。
(問題の後半はこれから容易にわかるので略)
(問題2) 全体的に簡単すぎる。(1)の解答の作り方だけが問題か。
(2)は簡単すぎるので、(1)だけ解答を書く。
(@)dが3で割り切れることを示す。以下、Z/3Z上で考える。
d≠0 であると仮定する。これから矛盾を導きたい。
d≠0より、a^2≠b^2, b^2≠c^2 はすぐにわかる。
また、a^2≠c^2であることは次のようにしてわかる。
もし、a^2=c^2であるとすると、d=b^2-c^2=c^2-b^2 =a^2-b^2=-d
となり、2d=0 となり、Z/3Zの標数に関して矛盾が生じる。
以上より、a^2,b^2,c^2のどの2つも互いに異なることがいえたが、
Z/3Z上では平方数が0,1の2つしか存在しないのでこれは矛盾である。
(A)dが8で割り切れることを示す。以下、Z/8Z上で考える。
Z/8Z上において、平方数は0,1,4の3つで全てである。
a^2+c^2=2b^2 をZ/8Z上で解いてみると、解を与える全ての組は
(a^2,b^2,c^2)=(1,1,1),(4,4,4),(0,4,0),(4,0,4),(0,0,0) である。
どの組に対しても、d=0 であることが確認できる。