709 :ンドゥール:2010/07/06(火) 02:01:47 O
708
宇宙は有限でしょうか?無限でしょうか?
名作「ハチワンダイバー」は「この81マスの中に宇宙がある」ってセリフがありました
宇宙だって、全知全能な知性によって把握されたら、
そこには有限な情報しかなく未知はまったくないでしょう
これは懐疑論の話題とも深く関わります
僕は将棋の81マスの中に未知の存在を認めます
人間の知性には限界があり、それゆえ人間が抱える未知は無限であるという立場をとります
一つ一つの手順をつぶしていくだけでは到底到達できない未知
これが人間が抱える知識の根本的性質であり
将棋もまた、同様の性質を抱えると考えています
つまり、僕は「将棋には必勝法はない」と考えているわけです
必勝法とは「すべての把握」によってもたらされるものに過ぎません
原理的に、将棋の手順は有限なる数におさまるがゆえ、原理的にはすべてを把握することができるかもしれません
しかし、その数は無量大数を越えるような莫大な数であり、
人間には把握しきれない数であり、
例え有限であっても、人間には把握しきれないという意味で、無限に近い
僕は、将棋のすべての手順を把握することは人間には不可能であるため
将棋には必勝法はないと考えます
710 :考える名無しさん:2010/07/06(火) 02:04:51 0
つまりひとことでまとめると
「私は馬鹿です」
ってことだな。
711 :ンドゥール:2010/07/06(火) 02:11:41 O
実は、もとの考えは決定論にも通じる
数学者ラプラスは全知全能な存在は宇宙のすべて(未来において起こること)も把握できると考えました
全知全能な存在は初期条件さえ与えれば、未来に起きるいかなることも算出できる
物理学は全知全能に暫近していく学問であるため
いずれ、すべてを把握できたら、未来に起きる出来事は計算によって算出できる
これが17世紀(だったはず)の数学者ラプラスが唱えた世界観であり
今でも形而上学的決定論として、一部の学者の信念に固く入り込んでいるものでもある
このような形而上学的決定論としての信念を確保しないと
学問における知識はその正当性を失ってしまうというわけだ
これは、人間の知識の正当化に全知全能なる理念を不可欠としている考え方だ
このような考え方もあるだろう
だが、わたしは、人間の知識には、まったく別の側面があるようにも思える
712 :ンドゥール:2010/07/06(火) 02:14:34 O
710
素晴らしい、その通りだ
わたしはバカだ
そしてそのことに胸を張っている
わたしは、間違いを犯せない賢人たちに憐れみの目を向けながら
バカとして知的関心のよるところに終始する
それはわたしのアイデンティティーに近いかもしれない
713 :考える名無しさん:2010/07/06(火) 02:22:19 0
まあ実際の世界はラプラスの魔を邪魔するものがいろいろありそうだが、
哲学というの暗黙的に我々の住んでいるスケールの世界で通じる論理を元に
語られているものなので、私はその辺の「実際の極小の世界はどうなってるか〜」ってのは
哲学で論理を組み立てる際には無視してもいいと考えてる。
バタフライ効果は考慮すべきだけどね。
714 :NAS6 ◆YbjyWDyXSc :2010/07/09(金) 08:39:04 0
結論
「神様ぁ、助けて〜」
715 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:12:46 0
懐疑しません 勝つまでは