代数的整数論 012

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141132人目の素数さん
頭の中では「いけない・・いけない・・」その言葉を何度も何度も繰り返していたのです。
しかし、一度点いた火は容易に消す事は出来ませんでした。私は彼の手の中のありました。
「・・いいでしょう?」
彼の誘いに私は答えることは出来ませんでした。頭の中が真っ白になっていました。
まさかこの様な事が・・。思ってもみなかった事が私の身の上に起こっていました。
しかし、身体は彼の腕の中で自由を奪われている状態でした。
逃げるどころか・・思いがけない出来事に戸惑っているのが正直なところです。
今、自分の身に何が起きようとしているのかを理解するまで少し時間がかかりました。
やっとの事でそれを理解した時、彼の唇が・・。
<ウソ・・なんで・・なんでこんな事が・・>
42才のこの年まで、主人以外の男性とこの様な事は無縁でした。
テレビのドラマの中だけの事、その程度の認識しか持ってはいませんでした。
<ダメ・・こんな事いけないわ・・主人に知られたら・・>
初め、そう思いました。でも・・彼の唇が私の唇を優しく吸い上げてくると・・
状況が微妙に変化してくるのを感じました。
<ナンナノ、コノカンカクワ?・・ハジメテ・・コンナキモチハジメテ・・>
身体が痺れてくるのです。私の身体は、彼にしっかり抱きしめられていました。
私は必死に腕を彼の胸に押し当て、その身体を押しのけようとしたのですが、それも次第に
キスの魔力に負けてしまっていました。
私の身体が意思とは別に勝手に反応していました。彼のキスを受け入れていたのです。
初めて味わう・・甘く、蕩ける様な・・そして・・しびれるほどに・・。
<ダメ・・ナニヲシテルノ・・ヤメナクチャ・・ハヤケヤメナクチャ・・>
頭の中ではそう何度も思うのですが、私の身体はその意思に反して、動けませんでした。
身体の力が・・抜けていきます。もう抵抗する気力さえ奪われていました。
<コンナキモチハジメテ・・ダメ・・トメラレナイ・・アア〜、モウドウナッテモイイ・・>
そう感じた時、私の身体はその場に押し倒されていました。