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n次の実対称行列Aを
f(x) = x・A・x†
とおくと、Aの要素は
A[i,j] = 1/2, |i-j| =1, n-1 のとき
A[1,n] = A[n,1] = 1/2,
A[i,j] = 0, その他
となる。
次にAの固有多項式を計算するんだが、長くなるので結果だけ書く。
|λE−A| = {T_n(λ) - 1}(1/2)^(n-1),
ここに Eはn次の単位行列、T_n( ) はn次の第1種チェビシェフ多項式とか言うもので、
cos(nθ) = T_n(cosθ),
が成り立つ。 したがって、Aの固有値は
λ = cos(2kπ/n), (k=0,1,2,…,n-1)
最大の固有値は λ= 1,
最小の固有値は λ=-1 (nが偶数のとき), λ=-cos(π/n) (nが奇数のとき).
http://mathworld.wolfram.com/ChebyshevPolynomialoftheFirstKind.html >>395 偶数次のとき、|λE-A| = |A-λE|,
奇数次のとき、|λE-A| = -|A-λE|.