1=0.999… その14.999… (本スレ)

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2132人目の素数さん
Q1: 1=0.9999… か?
A1: 「前提条件」によって「1=0.9999…」となったり「1≠0.9999…」になったりする。
   しかし、通常はそのような前提条件を採用することのメリットや、過去の経緯を考えると
   「1=0.9999…」であるとした方が妥当である。

Q2:「1=0.9999…」は証明可能なのではないか。
A2:A1の前提条件を認めれば可能である。しかし、認めない人にとってはその証明は
  無意味である。

Q3:1と0.9999…は形が全く違う。同じ数だと言うのは納得できない。
A3:分数の2/2と3/3も違う形だが、全く同じ数である。

Q4:A1で、数学で正反対の結果を容認するのは納得できない。論理は絶対なのではないか?
A4:自然数が入っている論理がもし正しいなら、その正しさはその論理内で証明できない。
  したがって、「1=0.9999…」が結論となる論理も「1≠0.9999…」が結論になる論理も
  矛盾がない限り、その正しさはその論理内で証明できない。
3132人目の素数さん:2007/03/24(土) 10:37:41
Q5: A1の「前提条件」とは何か?
A5: 通常は実数の範囲で考え、「実数の連続性」や「0.9999…が
   無限級数の極限値である」ことなどを前提にする。しかし、説明は複
   雑になるが、有理数の範囲で考えることも可能である。

Q6: 「1=0.9999…」の証明には幾つかの初等的手法があるが、これらは無意味なのか?
A6: 前提条件を認めて、無限小数の演算を矛盾無く定義するなら、それらの初等的証明は
  確かに証明になっている。前提条件を認めた段階でのより単純な証明は存在するが
  初等的証明には「分かりやすい」という利点がある。
4132人目の素数さん:2007/03/24(土) 10:38:24
Q7:Q6の初等的証明とは具体的にどのようなものがあるのか?
A7:
@  1/3=0.3333… 
      両辺を3倍して
    1  =0.9999…

A x=0.9999… とおいて
  10x−x=9.9999… − 0.9999…
   9x  =9
    x  =1
  したがって 1=0.9999… である。

B 1/9=0.1111…
  2/9=0.2222…
     …
  8/9=0.8888…
  9/9=0.9999… = 1

C 0.9999… は初項0.9公比0.1の無限等比級数だから、その値は
 0.9999… = 0.9/(1−0.1) = 1

D n÷n を計算する際に商の一の位に0をたてると、0.9999…が得られるから
 1 = n÷n = 0.9999…
5132人目の素数さん:2007/03/24(土) 10:39:39
E 0.9999…と1が異なるとなるとすると、その間の数がある。
 その間の数があるとして、各桁毎に比較することでその値を考えていくと…
 1の位は比較して0
 小数第1位は比較して9
 小数第2位は比較して9
 小数第3位は比較して9
 …………
 と、以下繰り返していくと、結局この間の数は
 0.9999…
 となってしまい、0.9999…と1の間の数にならないので矛盾。

F1と0.9999…を足して2で割った数は
 1.9999…/2=0.9999…となり、x=0.9999…とおくと、
 (1+x)/2=x よって、x=1となる。

1≠0.9999…となる数学モデルは>>6
6132人目の素数さん:2007/03/24(土) 10:56:16
>>3 の修正

Q5: A1の「前提条件」とは何か?
A5: 通常は実数の範囲で考え、「実数の連続性」や「0.9999…が
   無限級数の極限値である」ことなどを前提にする。しかし、説明は複
   雑になるが、アルキメデス性を満たす数の範囲で考えることも可能である。

Q8:1≠0.9999…となる数学モデルは具体的にどのようなものがあるのか?
A8:違う表記の数をすべて違う数とみなす体系があげられる。ただ、副作用も多すぎる。
   超準解析学を考えると1≠0.9999…となる数学の体系を構築することもできる。
コンウェイの超現実数では1≠0.9999…となる。

Wikipedia の 0.999...の項目も参考に!
http://ja.wikipedia.org/wiki/0.999...%E3%81%8C1%E3%81%AB%E7%AD%89%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E