1 :
132人目の素数さん:
今日もまた俺は「レス番2」を獲得するためにパソコンにしがみついている
朝も昼も夜も、雨の日も風の日も、春も夏も秋も冬も、たとえ水の中火の中・・・
俺はただ、立ったばかりのできたてホヤホヤのスレッドに、誰よりも早く自分のレスを刻むために、
ひたすらスレッド一覧画面を睨みつづけ、キーボードが壊れるまでF5を連打するのだ・・・。
そして、たった今、2ゲッツするにふさわしい糞スレが、この世に命を受け、誕生した。
俺のような生粋の2ゲッターにとって、このスレッド誕生の瞬間こそが最高の喜びであり、生き甲斐でもある。
光の速さでスレッドをクリックする。画面に表示されるのは、レス番が1までしかない、真のできたてスレッドだった。
そして、満を持して今、「書き込む」ボタンをクリックする。この時の快感。例えるならば童貞や処女を奪うのに似ている。
かくして童貞、処女を奪われたスレッドには、俺の誇り高き2ゲットのレスが刻まれる。
以前は、長々と長文を綴っている間に、たびたび他の者に童貞、処女を奪われ、中古となったスレッドに3番目のレスを書き込むという屈辱を幾度となく味わったものだ。
だが、今となってはそれもいい思い出。失敗は成功のもと。俺は今、この長き文章を綴りながらもレス番2の座を誰にも奪われないまでに成長した。
俺の2ゲットの前には、他の素人2ゲッターは跪き、恐れおののき、尻尾を巻いて、3番目のレスに書き込むだけである。
そう、まだ新人2ゲッターだったころの俺のように・・・。
今、下のレス番3で「2ゲット!」と意気揚揚に書き込んだ者は、今は激しい屈辱に駆り立てられているだろうが、近い将来
立派な2ゲッターとして、この2ちゃんねるという大規模な掲示板の世界で一世を風靡するのだろう・・・
そう考えると、感慨深いものだ。俺自身が、鼻たれ坊主の2ゲッターをあえて陥れることで、また新たな一人前の2ゲッターが誕生する
同じ2ゲッターとしてこれ以上嬉しいことはない。
さて、長くなったが、俺はこれだけの長文を打ちながらも2ゲットできてしまうのだ。御託はいらない?
ならばお見せしようではないか。この俺の長き2ゲッター活動の集大成としての、この鮮やかなる2ゲットを!
数学者100人くらい集まってなんか悪巧みすれば?
4 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 01:27:32
政治に関わろうとしないから
5 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 01:30:32
Cinco!
6 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 01:36:06
数学への憧憬は、一九世紀に、成り上がり的な金権と経済合理性に対する反発として生じた。
数学者は金のために研究するのではない、数学の美的価値は金銭的な価値とは異なるという
ような考えが、この時期に生まれたのである。しかし、「数学の神話」が真に確立したのは、
当の大衆自身が、そのような数学を畏敬し、その研究は高尚なことだと考えるようになった
ときである。
さらに、国家も数学者を支援することで威信を示そうとするようになった。
数学を尊重する文化的国家として見られたいのである。その結果、数学は
市場によってよりも、政府からの贈与によって成り立っている。
それだけではない。贈与が、市場価値とは異なる美的な価値を保証する
仕組みになっている。たとえば、企業へ就職できなくても、公的な助成を
得たり、威信ある褒賞を受けることが、かえって研究の価値、さらには
世俗的な価値をも高めるのである。
以来、数学は、それ自体ビジネスでありながら、同時にビジネスを否定する、
あいまいなものとして存在してきた。数学の世界には、自由な競争が存在する
かのように見えるが、けっしてそうではない。数学における「贈与の経済」には、
文部官僚や出版社と結託した専門家集団(いわゆる”学界”等の師弟関係や人脈に
よって形成された特殊利益集団としての学派)の独占がつきまとう。数学のためでは
なく、彼ら自身が存続するためにこそ、(彼らに広告塔・プロパガンダ的な利用
価値を見出している国家、学校、出版社から)数学への援助がなされるのである。
経済学者であるとともに数学者である著者は、本書で、そこに存する自己欺瞞的な
仕掛けを明快に暴き出した。
7 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 01:38:06
二十世紀前半に、先鋭的な数学者達は「数学の神話」を破壊した。たとえば、
「机と椅子の幾何学」を認めたヒルベルト。それは、いかなる公理系も数学で
ありうるという主張である。しかし、社会は、そのような前衛的な数学を
高尚な数学として仰ぐことによって、その破壊性を消してしまった。
近年では、応用数学者は、営利的であることを肯定し、数学の価値を市場価値と
同じものと見なしている。だが、これも「数学の神話」を壊すことになはならない
だろう。数学を神聖化するように働くシステムが存在するからである。その中で最も
大きいのは、政府による贈与である。
アメリカ人の著者は、アメリカ政府が応用数学を強力に支援し、それによって
数学界を変えてしまったことを指摘している。こうした援助には、数学の応用に
よる技術の革新など、さまざまな理由付けがなされるが、著者によれば、明白な
ウソである。
数学者は概して貧しい。それは第一に、数学者が必要以上の富や世俗的な充足を
求めていないからであり、第二に、その志望者が多すぎるからだ。
数学への助成を増やすと、もっと志望者が増えるだけである。
ではなぜ数学に贈与したがるのか。わが国は、わが学校は、数学に理解がある、と
いうポーズを示したいからだ。数学を神聖化するシステムは、国家と教育を神聖化
するシステムにほかならないのである。
(柄谷行人氏の書評。朝日新聞07/02/25朝刊より)
http://d.hatena.ne.jp/kagami/20070226#p2
8 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 03:40:24
一瞬柄谷がいまだにリアルタイムでそんな駄文生産してるのかと思っちゃったよ・・・
著作者人格権にど真ん中ストレートで違反してるだろ、その改ざんは・・w
9 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 13:24:52
純粋数学と理論物理学は貧乏人の学問
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1172100127 8 :132人目の素数さん :2007/02/26(月) 03:12:00
2月25日朝日新聞の柄谷行人書評によると芸術家も貧乏らしいね。
でもね、数学と物理を専攻する人のほうが数段貧乏なんだ。
社会階層的にも芸術系の人間は上流階級出身者が多いけど
数学や物理や工学は地方のプロレタリアート系なんじゃないかな。
もちろん、例外はあるよ。一部の金持ち、銀行家の子弟、医者の子弟、
大手メーカー役員の子弟、ケンブリッジ大理系教授の子弟などが
数学や物理をやることもあるけど、大抵は芸術系か社会科学系か医学
を選ぶことが多い。そんなの主な大学に入って周囲を見渡せば明らかでしょ。
10 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 15:28:19
お金を数字としてしかみてないからじゃない。
11 :
132人目の素数さん:2007/02/27(火) 17:26:35
【自己実現という罠】
<やりがい>の搾取――拡大する新たな「働きすぎ」
本田由紀 (東京大学)【執筆者からのメッセージ】
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2007/03/directory.html >〈やりがい〉がある素晴らしい仕事なのだから、給料や休みは
>乏しくてもいいだろうと雇う側に言われたら?ある居酒屋チェ
>ーンの経営陣のひとりは、「うちはお金を稼げない仕事ですが、
>夢が持て、自分の成長を感じられます」と明言しています。あ
>る教育産業では、塾講師を雇う際の面接で、応募者が給料や休
>みなどの労働条件について口に出したら採用しないと言います。
>〈やりがい〉があるように見える仕事とは、実は低賃金や不安
>定な雇用であるにもかかわらず、きわめて長い労働時間やエネ
>ルギーを労働者から調達しようとするために、巧妙にしくまれ
>たものであるかもしれないのです
参考文献:搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た!
ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る
フレキシブル(流動的)な労働市場において、1カ所の職場にとどまり、そこで自己実現を果たそうと願うことは、
自らの可能性を必要以上に限定する半面、いつでも解雇・失職の危険が身に迫っているという点で、大きなリスクを
背負うことであり、心理的、感情的な破滅の原因でもある
不安定な労働条件のもとで一生懸命に働く若者に対しては、「今の仕事を続けるのはほどほどにして次の転職先のこ
とも考えるべきだ」というアドバイスが必要であろう
自分たちの仕事が低賃金で不安定であることなど、彼ら自身もじゅうぶん分かっている。だから、私のような部外者
からそれを指摘されると余計に腹が立つ。しかし、分かっていても、目の前にいる利用者のために粉骨砕身して働い
てしまう。待遇は変わらず、肉体と精神だけが疲弊していく……
http://v000085201.securesites.net/ronza/story/200610_2.shtml
>本田由紀
みんな知ってるような話を得意げに披露しちゃうあたり、相当痛いな。
数学者は世間一般の職業より稼いでるだろ?数学崩れは除いて。
学歴の割には稼いでないのかもしれないが。
587