小学校の算数最大の壁

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108132人目の素数さん
私なりの解釈です。どうでしょうか?長いので分けますね。

前提(既習事項)
(1)2数のわり算では,どちらも同じ数をかければ商はかわらない。
例:3.5÷0.5 では,ともに10をかけて 35÷5 と商は同じで7。

(2)分数に整数をかけるときは,その整数を分子にかける。
例:2/7×3=(2×3)/7=6/7

(3)分母,分子にかけ算があるときは約分ができる。その結果分母が1になれば分子のみの整数になる。

(4)分数を整数でわるときは,その整数を分母にかける。
例:17/9÷2=17/(9×2)=17/18

(5)分数のかけ算は分母同士,分子同士をそれぞれかけて計算する。
109132人目の素数さん:2005/08/26(金) 19:15:21
本題(a,b,c,dはそれぞれ整数とします。実際小学生に説明するときは,具体的な数を使うほうがいいでしょう)
(b/a)÷(d/c) …@
[ともにcをかける(1)]
=((b/a)×c)÷((d/c)×c)
[(2)より]
=((b×c)/a)÷((d×c)/c)
[(3)後ろの分数をcで約分]
=((b×c)/a)÷d
[(4)より]
=(b×c)/(a×d)
[(5)の逆]
=(b/a)×(c/d) …A

@とAを比較して割る数の分母と分子が入れ替わり,かけ算になっているのを確認する。