数学の本 第12巻

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516132人目の素数さん
宇宙世紀xxxx年 グロタン王の時代 その1

他方、グロタン王に対する個人崇拝は深刻な副作用を
引き起こした。ヴェイユ前王流の基礎付けを学び理解する
ことに人生の大きな部分を捧げた多数の人々は、
排斥と屈辱を受けたのである。そして、筆者の知るところでは、
ほんの1,2人のみが新しい言語に適応しえたのであった。
(続く)
517132人目の素数さん:2005/09/13(火) 11:35:21
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!
518429:2005/09/13(火) 11:39:28
>>445
>Edwardsという人が詳しく書いている。書名は調べればわかる。

EdwardsのFermat's Last Theorem
初版はかなり古い(1977だったかな)
519132人目の素数さん:2005/09/13(火) 11:44:38
宇宙世紀xxxx年 グロタン王の時代 その2

グロタン王の強力な影響下、主にフランク王国の若き学僧たちは、
一世代丸ごと自らを洗脳した。そして、強力な抽象的形式論に
よって装えないような問題は信仰(研究)に値しないという
馬鹿げた邪教を信じるにいたった。その結果、自分で扱える
小さな問題から出発して、そこから外に向かって探検を
進めるという宗教者(数学者)としての自然な発展過程から
締め出されるに至った。
(続く)
520429:2005/09/13(火) 11:51:20
>>516
>>519

ソースはM.Reidの代数幾何入門(岩波)だろ
521132人目の素数さん:2005/09/13(火) 12:24:28
宇宙世紀xxxx年 グロタン王の時代 その3

当時の学僧はたちは、スキーム理論を修業することより
もっと高い志について考えることができなかったように
見受けられる。圏の理論それ自体の研究(これはすべて
の知的探求の中で確かに最も不毛なものの一つである)も
またグロタン王の時代に始まった。王自身はこれに関して
責められる筋合いはない。なぜなら、王自身は、圏を
用いることによって、数多くの都市を攻略することに
成功したからである。
(続く)
522429:2005/09/13(火) 12:24:41
>>500

圏論は基礎的な数学を勉強してからにしたほうがいい。
523132人目の素数さん:2005/09/13(火) 12:28:03
>>521
お 連載おもしろいぞ
もっとやれ!
524132人目の素数さん:2005/09/13(火) 13:00:18
ほうほう、これがグラタン議論とやらですか
ここは勉強になるインターネットですね
525132人目の素数さん:2005/09/13(火) 13:01:30
宇宙世紀xxxx年 グロタン王の時代 その4

グロタン王直属の兵士で、その従軍に付き従い、生き延び
かつ栄誉を手にすることができたのは、ごく少数のものに
過ぎなかった。結局のところ、王の思想・理念・権威から
最も長きに渡り恩恵を受けかつ最も有効に戦いに利用した
ものたちは、王から離れた辺境を治める領主たちであったのだ。
すなわち、領主ザリスからマンフ伯、アルト伯へと
受け継がれた辺境ハルバルト公国、シャフ伯の治める極寒のモスク公国、
もしかしたら、有象無象の領主よりなる極海の孤島ジパング島も
入るかもしれない。
(続く)