大沢健夫

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315真相究明委員会
新しく入手した九大の内部資料により、次の様なことがわかった。

1994年に九大数理学研究科(後に研究院と学府に分離)が発足したが、
まず、吉田=「純粋数学」派が「人事を迅速かつ円滑に行えるようにする」
「優れて見識ある人たちが多くの情報と幅広い視野の中で検討すること
によってベストの人事が行われる」「空席がどの大講座に属するかには
とらわれない」「公募を原則とする」として「常任選考委員会制度」
を見切り発車。これによって吉田たちは人事権を事実上掌握。
公募による応募者を全員不適格とし、常任選考委員会メンバーの知人を
指名するなどの事態が発生。1996年12月の段階で選任された3名すべてが
「純粋数学」専門だった。吉田たちは概算要求時の構想を無視し
「概算要求は単なる作文で無視してよい」とまで言っていた。

こうした内部事情からして、Tさんの選任を決めたのも吉田たちのグループだと
容易に推察される。このように、一見、「純粋数学」と「応用数学」の
バランスを回復するべく発足したはずの数理学研究科が、吉田たちによって
裏切られ「純粋数学」派の優位確立への歩みが始まったまさにそのころに、
Tさんは選任されており、ボス支配の確立がほぼ出来つつあったときだけに、
人事の私物化は多いに可能だったと考えられる。

一方、この時期の名大を見ると、そこにも同様の「純粋数学」派の台頭が
見られる。事の善悪は横に置いたとしても、社会に対して見せる顔と、
内部の実体の乖離現象は将来に禍根を残すだろう。なぜ、日本の数学界が
ここまで腐ってしまったのかを考えるのに、今は、そして、大沢問題は、
興味深い役割を果たすことになるだろう。言うまでもなく、こうした腐敗は
上野・岡本による数学界(数学会)の政治支配へと思いを馳せるいい機会
ともなるだろう。「崩れ」問題の起源もまたこうした所にある。
日本の数学界には改革が不可欠だとわかるだろう。
316132人目の素数さん:05/03/08 10:59:47
>>315
京大に数理解析研究所が開設されたとき以来、
開設時には応用系がかなり入っているのに、
しばらくすると、純粋系が増殖して乗っ取りが起こる。
予算は「応用」で取るが、実質は「純粋」ということになる。
数学政治屋たちは、それを世間を欺く常套手段にしているということだな。
「社会に貢献したい」ので院生の定員を増やしてほしいと言っておき、
実は、院生の定員増による教官側の定員増を狙っている。
しかも、純粋数学系が増えたポストを奪う。
こんなことをするから、純粋数学系の崩れの大量発生が不可避になる。