そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、大学のセミナー室行ったんです。セミナー室。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか黒板上がってて、モジュライ、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、モジュライ如きで普段来てない大学に来てんじゃねーよ、ボケが。
objectを分類してんだよ、分類。
なんかHartshorneとかもあるし。スキーム論の演習か。おめでてーな。
スキームとは環付き空間であって、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、Knutsonやるからその席空けろと。
スキームってのはな、もっと関手っぽくあるべきなんだよ。
表現可能性を巡っていつ喧嘩が始まってもおかしくない、
スキームか関手か、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。底空間だの構造層だのは、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、レベル構造はNが3以上で、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、表現可能モジュライなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、Drinfeldのレベル構造、だ。
お前は本当にモジュライを考えたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、レベル構造って言いたいだけちゃうんかと。
モジュライ通の俺から言わせてもらえば今、モジュライ通の間での最新流行はやっぱり、
スタック、これだね。
擬分離代数的スタック。これが通の考え方。
スタックってのは自己同型射が多めに入ってる。そん代わり貼りあわせデータが緩め。これ。
で、それに2-カテゴリー。これ最強。
しかしこれを使うと高次の射も出てくるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、代数空間でも考えてなさいってこった。