>>663 662の(7)を修正
左辺の (1-x^n)^m =f(x) の下限を考える。
a=1-[1/(m+n)]^(1/m), b=[1/(m+n)]^(1/n) とおくと, 0<a≦b<1. (←[705])
f_1(x) = 1-m(x^n) (0≦x≦b),
f_2(x) = n(1-x)^m (a≦x≦1) とおく。
f_1, f_2 とも単調減少で、 f_1(x) > f_1(b) = n/(m+n) = f_2(a) > f_2(x) (a<x<b)
次に、これらが f(x) の下限となることを示す。
(1) f(x) ≧ f_1(x) (0≦x≦b)
(2) f(x) ≧ f_2(x) (a≦x≦1)
(略証)
(1) 相加・相乗平均を使う: X^m +(m-1) ≧ mX から。
(2) f(a) > f_1(a) > f_1(b) = f_2(a).
また f(x)^(1/m) = 1-x^n は上に凸、f_2(x)^(1/m)は直線だから
f(x)^(1/m) ≧ [f(a)^(1/m)/(1-a)](1-x) ≧ [f_2(a)^(1/m)/(1-a)](1-x) =f_2(x)^(1/m).
同様にして 1-f_1(x) (0≦x≦b), 1-f_2(x)(a≦x≦1)は [1-(1-x)^m]^n の下限となる。
それぞれの区間でこれらを加えれば ≧1 となる。(終)
ぬるぽ