工学部レベルの数学

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176132人目の素数さん
工学部で学ぶ数学は数学的には簡単だが、
応用数学に属し、数学科で学ばないことも意外と多い。
漏れのイメージではこんなところ。

【ミニマム】
基本的な微積(陰関数定理や主値積分など)
線形代数学(ランク、固有値あたり。ジョルダンは除く)
ベクトル解析(ガウス・ストークスの定理など)
常微分方程式(線形を中心に)
偏微分方程式(双曲線や楕円型位は解ける必要あり)
複素解析(留数定理など)
フーリエ・ラプラス(道具として使いこなせればよい)
基礎確率論(周辺分布の計算、中心極限定理など)
基礎統計(推定・検定・回帰の基本的な分析ができる)
数値計算(差分法、数値積分、モンテカルロ法など)
離散数学(グラフ理論の基礎)
アルゴリズム(ソートなど。計算量のオーダを考えられる)
177132人目の素数さん:04/01/17 04:01
【やや高度レベル or 学科により必要】
解析(εーδに基づく厳密な解析学。解析概論(高木)レベル)
集合位相論(基本的な集合論の意味と(選択公理までは要求せず)、R^n上の位相論が分かる(一般位相論は要求せず))
線形代数(ジョルダン標準形、スペクトル分解)
微分方程式(非線形、ルジャンドレなど)
幾何学(微分多様体論の基本)
統計解析(ベイズ統計、尤度比検定など)
多変量解析(主成分分析、数量化理論T〜Vなど)
確率過程論(ARMAモデルなどを使いこなせる)
ウェーブレット
数値解析(種々の数値計算法の誤差解析・収束の議論ができる)
数理計画法(双対定理、最急降下法など)

【数理工学ばりばり】
ルベーグ積分論(収束定理、フビニの定理など)
関数解析
確率論(測度論に基づく厳密な確率論)
数理統計学(上記の確率論を用いた統計)