モチーフの哲学と志村多様体

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>>49
一口にコホモロジーと言っても、いろいろとあってね。ベッチコホモロジー、
ド・ラームコホモロジー、エタールコホモロジー、クリスタリンコホモロジー
などなど。これらは非常に似通った性質をもっているので、実はこれらは
同じものを違った見方をしているにすぎないのだ、というのがモチーフの
こころだよ。
代数的にはかくかくしかじかの公理を満たす線形系がモチーフである、
ってやってやればいいわけだけど、問題はそうやって抽象化した代数構造
が果たして(一般的な環からスキームをつくってやったように)幾何学的な
源を持つのだろうか・・・ってのが問題なわけです。