先生にも伝えておきます。(w
>>950 「位相空間」のような抽象的な概念は習ってなかったのですね。失礼しました。
それでは実数の区間 [a, b] 上の積分で説明しましょう。
[a, b] 上で連続な関数の全体を F と書き、f∈F のRiemann積分を I(f) と書くことにします。
{ f_n } を F の元の単調減少列で、各点で 0 に収束するものとします。
このとき、解析学で有名なDiniの定理により、{ f_n } は一様に 0 に収束し、したがって I(f_m)
も 0 に収束します。
この性質を用いると、F の(単調減少とは限らない)列 { f_n } で、Σ I(|f_n|) < ∞ となるよ
うなものに対する Σ f_n という級数を考えると、これに x を代入した Σ f_n(x) という級数は、
x の値によって収束したりしなかったりしますが、絶対収束する点でその極限値、それ以外の点で
任意の値を与えて得られる関数 f のことをDaniell積分可能な関数といって、f の積分を Σ I(f_n)
で定義します。上のDiniの定理の性質によって、この定義がell-definedであることが証明できます。
このDaniell積分はLebesgue積分と同一のものであることが知られていますが、Daniell積分では
測度の概念を導入せずに積分が定義できるので、初心者にはとっつき易いと思います。
954 :
132人目の素数さん:04/05/28 12:33
109
955 :
132人目の素数さん:04/06/03 03:59
683
956 :
132人目の素数さん:04/06/10 16:16
457
957 :
132人目の素数さん:04/06/15 14:05
あげようかな。
test
959 :
132人目の素数さん:04/06/22 22:21
Bを反射的(B**=B)とは限らないバナッハ空間として、
D≡domain(A)がBでdenseなdomain(A)→Bなる非有界閉作用素とします。
D*={μ∈B*|あるη∈B*が存在してμ(Au)=η(u) for all v∈D}
と定めることによりB*の部分空間D*を定めることができますが、
Aのadjoint operator A*をD*→B*なる作用素でA*μ=η
で定めることにします。もちろんηは存在すれば一意なのでwell-defind。
こうすることによって非有界作用素のadjointを定義できますが、
このときA*もまた非有界になるというのはどうやって示したらよいですか?
ヒルベルト空間の場合については多くの本で言及されています。
また反射的バナッハ空間の場合も証明できると思います。
問題は反射的とは限らないバナッハ空間の場合で、主張が正しいかすら
わかっていません。ですがまだ反例も構成できていないので、
なんともいえません。ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
A*はA^*を省略して書いたものです。A*μが少々ややこしい記述ですみません。
960 :
KingOfKingMathematician ◆H06dC8bpwA :04/06/22 22:28
Re:>959
A*が有界ならば、A**も有界である。
そして、BをB**の部分集合であると見て、
A**の定義域をBに制限すると、それはAになる。
…とりあえず作戦を練ってから書き込むことにするか?
ルベーグ積分の「無矛盾性」を証明した人っているんだろうか?
962 :
KingOfKingMathematician ◆H06dC8bpwA :04/06/25 22:32
Re:>961 それが知られていないことは確かだ。
ルベーグ積分に矛盾があることが発見されたら一大事だな(w
ルベーグ積分の無矛盾性って意味がわからんのだが。
965 :
KingOfKingMathematician ◆H06dC8bpwA :04/06/29 08:18
ルベーグ積分の土台となる(?)
測度論に対してのひとつの疑問。
σ加法性(互いに交わらない可測集合の可算列{E_{n}}に対して、芭(E_{n})=m(∪(E_{n}))が成り立つ。)
は何故認められるのか?
[>961]の言うことには、これが関係しているのだろうか?
966 :
132人目の素数さん:04/06/29 09:52
[0,1/2),[1/2,3/4),[3/4,7/8),[7/8,15/16),‥
の Lubesgue measure が1になってほしいとかいう願望が
あったりするのでは。
967 :
KingOfKingMathematician ◆H06dC8bpwA :04/06/29 13:51
Re:>966 それは大して問題にならない。
どこかに同じ事書いてあるかもしれないが、
有理数全体を亘る列{q_{n}}(有理数全体の集合は可算集合だからそういう列ができる。)
をとって、区間の列(q_{n}-2^(-n-1),q_{n}+2^(-n-1))をとる。
これ全体の和集合のルベーグ測度が1以下になるということを貴方は認められるか?
認められる。
969 :
KingOfKingMathematician ◆H06dC8bpwA :04/06/29 16:35
私は有限加法性までなら認められる。
だが、σ加法性を素直に認めるのは少々危険である。
(しかしそうは言ったが、私も測度論からルベーグ積分に入った。)
970 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/06/29 16:37
ジョルダン測度では決して分かり得ないこと。
971 :
132人目の素数さん:04/06/29 16:58
学部2年の俺にはさっぱり
>>969 区間 { −1 ,1 } において、区間 { −1/2 ,1/2 } 内の有理数全体を亘る列{q_{n}}について、
>>967 と同様のものを考えて、967 のものと比べて見たらどうなるか?
若干面倒かな。多分危惧は消えよう。
>>971 有理数の加算列を図形的にイメージできんのか?
学部2年だろう、しっかりしろ。
974 :
132人目の素数さん:04/06/29 18:30
975 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/06/29 18:36
Re:>972 それは、[>967]から逃げているだけだよ。
977 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/06/29 19:01
Re:>977
[>972]の考えをしたところで、[>967]が解消したわけではない。
測度論からではなく面積の考えから入っていくと自然に導かれたような…
>σ加法性
979 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/06/29 22:05
Re:>978 詳細は?
ルベーグ積分の「無矛盾性」が証明されていないのなら、ルベーグ積分は将来つぶれることになる可能性が無くは無いわけだよね。
981 :
132人目の素数さん:04/06/29 22:23
ルベーグ積分の「無矛盾性」って、どういうことなの?
982 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/06/29 22:25
Re:>981 私は文字通りに解釈しているのだが。
Re:>980 他の分野で無矛盾性が証明された例があるのか?
無矛盾性って普通「公理」に対して使われる言葉だろ。
で、ルベーグ積分の無矛盾性って何?
ルベーグ積分の場合、何が公理なのかがハッキリしてないな。 何が公理なのかを明確にせずして、数学理論と言えるのか???
985 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/06/30 19:31
Re:>984 ツェルメロの公理、実数の公理。他にはあるかな?
>>980 >>984 ルベーグ積分論は通常の数学の体系の中で展開されてるわけで、
ルベーグ積分論に矛盾があったら数学に矛盾があるということ。
まあ、ルベーグ積分論を通常の数学よりも弱い体系
(ペアノの公理系を満たすものを作れない体系)で展開できるなら、
無矛盾性を証明できるのかもしれないけど。
↓次スレ立ててくれや
測度論を書き足せば不都合有るかのぉ?
989 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/07/01 16:05
次スレはまだか?
>>989 それとも最近糞スレ立てたから漏れみたく新しくスレを立てれないのか?
992 :
UltraMagic ◆NzF73DOPHc :04/07/01 16:11
それでは埋めるか
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。