世界で最初に行列式に気がついたのは関孝和。
ライプニッツより10年早く行列式を発見した。
和算は日本人が誇る知的文化遺産である。
ch@数学板で今までほとんど語られてこなかったのが不思議なくらいだ
2 :
132人目の素数さん:01/10/28 22:35
そりゃあ漢字変換が面倒だからでしょう。
3 :
132人目の素数さん:01/10/29 16:42
せいぜい日本数学会の賞の名前くらいかな貢献といえば
4 :
132人目の素数さん:01/10/29 17:09
和算は徒花というのにふさわしいものだと思う。
確かに評価できる部分もあるけど、自然科学への応用や
理論的厳密さに書ける部分があるのは否めない。
(だって函数概念がないんだよ。西洋数学に勝てるわけない)
和算は明治に輸入された洋算に圧倒されて
完全に滅びてしまったというのが正確なところだろう。
文献も多くが失われてしまって歴史的研究もままならないし。
個人的に興味はあるから、そう思うのなら1さん是非詳しくまとめてよ。
5 :
132人目の素数さん:01/10/29 17:10
関は天才だよね
当時(江戸時代)の和算のレベルって
ゼロの概念ないくせに、異常に高かったって
よんだことあるよ。
6 :
132人目の素数さん:01/10/29 17:17
うん、天才だね。弟子の建部賢弘もすごいよ。
でも関の時代って0の概念ってなかったんだっけ?
ちなみに負の数の概念は中国の陰陽思想と関係あるのかどうか知らないけど
東洋では古代といっていいほど昔からあった。(西洋はかなり遅い)
算木も確か赤いのが負の数だったと思う。
7 :
666は獣の数字:01/10/29 20:29
関って、いま生きていれば東大数学科の教授になれる?
8 :
132人目の素数さん:01/10/29 20:51
常識とは思うけど・・
明治になって算数や数学の学校教育がすぐに
可能になったのは,和算の素養のある人たち
が町や村にいっぱいいて,
その人たちがすぐに洋算に切り替えられたからだよ。
アジア他の国はこれができなかったんだね。
それ以前に蘭学を学んだひとたちも
既に和算の素養があったから,
向こうの理系の学問が簡単に身につけられたんだ。
9 :
132人目の素数さん:01/10/29 21:15
麻田剛立らが始めた天文学も和算の素養があったからだね。
伊能忠敬も和算から洋算も両方いけるようになった。
本多利明は蘭学は余り知らなかったが和算のプロだった。
10 :
132人目の素数さん:01/10/29 21:33
言っておくけど0の概念が生まれたのはヨーロッパからじゃないぜ。
インドです!
12 :
132人目の素数さん:01/10/29 21:42
和算から洋算に乗り換えるのは
楽だったんだよね。
ノーテーションとかずっと便利になるし。
逆は難しいだろうね。
13 :
132人目の素数さん:01/10/29 21:45
零という漢字があったということは?
14 :
132人目の素数さん:01/10/29 21:59
手近の辞書で引いたら
れい【零】
1.あまだれ。雨のしずく。
2.あまり。端数。
3.ゼロ。
だってさ。
15 :
132人目の素数さん:01/10/29 23:01
商家の主人や番頭,農村では庄屋や豪農などが
道楽で算学やって,算額奉納したり・・・
プロの和算家たちのスポンサーになったり
こういう風景ていいよね。
それが何より大きな遺産かもしれない。
あるいみこれからは世界中が
江戸時代化してゆく時代かもしれないから・・・
和算には方程式という概念がなくて、連立二元一次方程式
をとくのにも半日かかったって、本当?
17 :
132人目の素数さん:01/11/01 19:23
>>16 それはきっと関以前の和算の話だと思います。
18 :
132人目の素数さん:01/11/01 19:42
前、興味をもって調べようとしたことがあったんだが、
結局「てんざんじゅつ」が何モノであるかということをつかめず欝だった。
天元術とはちがうんだよね?
19 :
てんざんじゅつ:01/11/01 19:55
>>19 どーもスソマセソ。天じゃなくて点だったんだね。
そうか、それまで代数の演算といえば算木によるものしか
なかったんだな。。未知数をはっきり記号でとらえる以前に、
行だか列でもってあらわしていたと。。
江戸時代は、技術的な発展が抑制された平和の時代が長く続いた為に、
工学的な動機からくる数学に対する社会的需要が少なかったのが
致命的だったかもしれない。あとはいわゆる家元制度によって、一子相伝
だとか、あるいは秘伝口伝、結果だけ示して途中を伏せるとか、解法それ
自身が公開されて研究の対象とはならなかったのではないか?
22 :
近代日本の科学技術の性格:01/12/04 01:51
23 :
132人目の素数さん:01/12/04 02:49
日本史板で同じスレ立てたらどうなるか興味あるなあ。
24 :
132人目の素数さん:01/12/04 03:14
佐々木力著 『科学論入門』 岩波新書(1997)
だからな。
25 :
132人目の素数さん:01/12/04 03:29
ヨーロッパていうのは国じゃなくて1つの文明圏だからな。
イスラムや中国の影響を受け、飲みこまれ、飲みこみながら
膨張したいった世界。だからヨーロッパに飲みこまれた国
がヨーロッパとか言ってる場合もあるわけさ。
そんな1文明圏と閉じた1国家日本を比べてもな。
一番優秀な国家は南米の国だろ。
だけど滅ぼされた。
日本みたいに離れず、近づかずみたいな路線が
一番だったんだよ。
26 :
132人目の素数さん:01/12/04 03:37
佐々木力
生きているトロツキイ
東京大学出版会 1996
マルクス主義科学論
みすず書房 1997
27 :
132人目の素数さん:01/12/04 14:54
マルクス主義系統の人は
和算への評価が低いみたいだね。
あるいみの近代主義だからかな
やはり。
28 :
132人目の素数さん:01/12/05 12:32
29 :
132人目の素数さん:01/12/08 00:25
「和算」という言葉自体「洋算」が来てからの言葉なんだね。
「和服」「和食」なんかも同じ。
「和集合」はちょっと違うけど
>>29 もしいつか宇宙から新しい数学がきたら
今の数学も地算とか呼ぶようになるかも知れないね(笑)
32 :
132人目の素数さん:01/12/09 20:59
33 :
132人目の素数さん:01/12/09 21:19
今夜はイタ集にすべ。
34 :
132人目の素数さん:01/12/09 21:42
>>30 基礎論あたりが結構違っていると予想するなぁ。整数論は似た
ようなものになっている可能性が高いと思うケド。
>>29 「クロ和っ算」
スマソ.どうしても我慢できなかった.
>>34 数学の学問における歴史、数学内での分野がどのように発展したか
非常に気になる
↓56
そういえば,去年の終わりごろ.
毎日新聞に,和算に関する歴史的な資料が古本屋で見つかったって載ってたなあ.
ここでネタにしようと思って切り取っておいたんだけど,なくなっちゃった.
日付だけでも教えてくれたら探す