材料工学なんてダサイ!!!おまえら、馬鹿?

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材料系というのが、無機材料、特に金属に関する専攻を意味するのであれば、両方大事じゃないかと、私は思います。
それ以上に大事なのが、大学に入学してから勉強する物理、化学、数学の授業です。
最初の数回は、高校の延長だったんで、安心してサボってたら、半期経ったら何にも分からなくなってました。
遅れを取り戻すのが大変でした。
私自身の印象で言えば、高校から大学への移行は、一次関数(高校)に一次微分の等しい二次関数(大学)を繋ぎ合わせたような感じがしてました。
導入は比較的スムーズなのに、しばらくしてから急に難しくなった気がします。
これについては人それぞれだと思いますので、一般論ではありませんが。

ちょっと古いですが、少し例を挙げてみます。
カリキュラムは、
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=material&key=967998724&ls=50
とかに挙がってます。
熱力学だと、ガスの分子運動論は高校物理の範疇だし、理想気体としての状態方程式は化学の範疇になってると思います。
これらを統合して(というか高校のカリキュラムで分かれてた方が不自然だったんだけど)扱うようになります。
製錬工学は、無機化学でおなじみのエネルギー収支の式(を拡張したものなんだけど)を使うし、回折論とかは物理の範疇になります。
(Braggの条件とかが基礎になります。)
材料力学は、ベクトルの概念を拡張したテンソルを理解する必要があります。テンソルの実際の取り扱いには、高校数学で習う行列の理解が不可欠です。
だから、かなり多くの分野が高校で習った基礎の上に立脚しています。どの分野は手を抜いて良いということは無いでしょう。

ですが、私が勉強した頃とはカリキュラムも変わってるでしょうし、分野によっては31さんの言うような学科もあるのかなあと思います。
あ、あと、31さんが言われてるように、流石に有機化学は縁遠かったです。この方面を指向されるなら、化学系へ進んだ方が良いと思います。