消失模型鋳造って・・・?

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1たろう
消失模型鋳造は、これから伸びる技術ですか?
専門家から見てどう思いますか?
参考図書があまりなくて、困っています。
なにか、素人でも分かる本があれば教えて下さい!
お願いします♪
2名も無きマテリアルさん:2001/06/16(土) 20:12
消失模型鋳造ってロストワックスとはまた違う技術なの?
3名も無きマテリアルさん:2001/06/16(土) 21:38
簡単に言うと。

鋳枠をセットする。
枠の中にさらさらの砂を敷く。
発砲スチロールの模型、ドブ、湯口を置く。
上から砂をかぶせる。
そのまま溶湯をぶち込む。
発砲スチロールが熱分解して鋳込んだ金属と置き換わる。

かな?

毎年、日刊工業新聞社でセミナーやってたよ。
私も行った、けど資料は何処に行ったかなぁ?
うちでもいつかは試してみたいんだけど....。

アメリカがいまんとこ一番進んでいるはず。
自動車部品の鋳造で盛んに使われている。
技術的には鋳造では一番新しい技術だと思う。

うまく消失する模型材、型込めの振動機、通気性と強度を兼ねた塗型材
模型製作のコストなど研究開発の余地はたくさんある。

参考図書は少ないと思うよ、現在進行形の技術だから。
ネットで探すのが一番かと思われ...。

4名も無きマテリアルさん:2001/06/16(土) 23:58
なるほどね。
ロストワックスの場合は模型を溶かす過程と、
溶湯を注ぐ過程は別々だけど、
消失模型鋳造の場合は同時にしちゃうわけだ。

模型が発泡スチロールみたいにやすいものであるのは利点だけど、
うまく消失させて欠陥が入らないようにするのは難しそうだね。
CO2の発生や、金属への不純物混入の原因にもなりそうだし。

面白い技術だね。はじめて知りました。
5 :2001/06/17(日) 01:58
家でアルミを発泡スチロールの焼失型で鋳造してみたが、
スチロールが溶けて臭くって臭くって。もうやんねー。
6たろう:2001/06/17(日) 06:13
いろいろ参考になりました(^^)
では、>>3のお方にお聞きします。
アメリカでは、車に使用されているみたいですか、
日本では自動車関係で使われていないのですか?
また、どこの企業ですか?
73:2001/06/17(日) 10:37
>>4
この技術、アメリカが開発したんだけど、私はさすがはアメリカだと思ったよ。
発泡スチロール型を溶湯で強引に溶かしてしまうって言う発想だからなぁ。
日本の技重視の鋳造界ではちょっと考えだせないかもね。

模型材料の熱分解時のガス発生と不純物対策については新しい模型材料が
開発されつつあるよ、例えばこれ。
http://www.m-kagaku.co.jp/business/library/clear-pole.htm

セミナーではこの技術を日本に広めようと頑張っているようです。
普通、鋳物業界では技術的ノウハウはほとんど公開しないのですが
事例発表でもかなり詳しく鋳込条件が公表されてました。

>>5
自宅でやってみたんですね、確かにやってみたくなりますね。
アルミは注湯温度が低いので、模型の熱分解性が悪くガス発生も
多いので、実際の製造でも鉄系に比べ難しいようです。
模型材料を発泡スチロールより分解性の高い材料を使ったり
型を減圧して発生ガスを回収したりしてますよ。

セミナーの時に見た写真なんですけど、大物の鋳物では注湯時には
専用の壁に囲まれたブースでガス回収しながら作業してました。
型は発生ガスが発火してて、火だるま状態になってました。

>>6
アメリカでは鋳物自動車部品は内製が主流だった事もあり、資金豊富で
この技術が一気に広がり、後工程の大幅なコストダウンに結び付いたようです。

日本では下請けがこの分野を担ってて、発注価格を下げる事で
元請が下請けから儲けを吸い上げて利益を出す体質なので
体力的が弱っている下請け業界は導入が遅れるでしょう。

私がセミナーで見た事例発表では、ここ。
http://www.kimuragrp.co.jp/
発表ではフォークリフトのデフケースをやってた。
自動車は知らない。

最後にもう一度>>6さんへ
>>3でも言ってるけど、ネット上のgoogle等の検索エンジン
http://www.google.com/intl/ja/
で「消失模型鋳造」、「フルモールド法」で検索にかけんかい!!(怒)

では>>3さん頑張ってね。(笑)
8たろう:2001/06/17(日) 17:24
ありがとうございました(^^)
がんばって知識を身につけていきたいと思っています。
93:2001/06/17(日) 22:50
昔、会社にメールした内容があったので転記するわ。
長文本当にスマソ。

消失模型鋳造法セミナー 参加報告

日時  2000年11月8日(水)10:00〜17:00

場所  日刊工業新聞社 大阪支社 10Fセミナー会場

参加者 ※※部 ※※  ※※

概要  日本鋳造工学会と日刊工業新聞社の主催による消失模型鋳造法に関する講演会
1.消失模型鋳造法の海外動向
2.消失模型鋳造法の基礎
3.工場紹介 (株)木村鋳造所、 マルエス化成工業(株)、(株)三和 、衣川鋳鉄(株)
4.消失模型鋳造用塗型剤について
5.消失模型鋳造用砂について(ショット玉を鋳物砂に用いた研究)
6.消失模型鋳造設備(垂直面真円運動3次元振動テーブルについて)

消失模型鋳造法とは?(現状での定義)
1.鋳造模型に発泡プラスチック模型を使用する。
2.鋳物砂には粘結剤を使用しない。
3.溶湯熱によって模型を分解し、生じた空洞に溶湯が充填される。
4.模型の熱分解によるガスを排出する為に、一般的に減圧下で鋳込まれる。

消失模型鋳造法のメリットは?
1.複雑な形状の鋳物の製作が可能。
2.中子の無い鋳型の造型が可能。
3.抜き勾配や型合わせ面が無い。
4.鋳肌面が良く、寸法精度も良いので後工程の機械加工コストを大幅に削減できる。
5.湯流れが静かで、湯流れ先の溶湯が入れ替わらない為、指向性凝固が強く、結果的に押し湯
  が非常に少なくて済む。
6.産業廃棄物削減
7.量産品では最も低コスト。

考案されたのは?
1.1960年前後に米国で提唱、発表される。
2.当初は、発泡模型は削り出し、鋳物砂は自硬性砂が使用された。
3.1964年、無粘結剤砂を用いる方法が考え出され、量産タイプの鋳造法に適用された。
4.1968年、鋳枠内を減圧する方法が考え出された。
5.現在、消失模型鋳造法による生産は米国がトップで、その伸びも非常に大きい。

素材別の生産は?(1997年米国、消失模型鋳物総生産14万トン)
1.鋳鉄  9万トン。
2.アルミ 5万トン。
3.鋳鋼 極わずか。
4.その他 鋳鋼のさらに半分程度。

造型の工程は?
1.模型製作 金型、あるいは素材削り出しにより発泡模型を製作する。
2.塗型 模型に吹き付け、あるいはドブ漬けにより塗型する。
フラン鋳型に施す塗型材に比べ強度、通気性とも一桁高いものが使われる。
3.模型乾燥 乾燥室で塗型した模型を乾燥する。
4.床砂充填 振動テーブル上に鋳枠を置き、ホッパで砂を投入し、模型を置く床を作る。
5.模型設置 模型及び湯道等を組立て床砂上に設置する。
6.砂充填 ホッパで砂を投入し模型周囲に砂を充填する。効率よく充填する為に三軸方向に
振動するテーブルが用いられる。
7.被覆 減圧を行う為に鋳枠上部を塩化ビニルシートで覆い、湯道上部に堰鉢を置く。
8.注湯 鋳物素材や形状、鋳型材に合った条件で減圧を行い注湯する。

消失模型鋳造の問題点
1.量産模型製作費用が高価 フラン木型:自動機シェル金型:消失模型金型=1:3:2
2.機械加工削減ではユーザーとの細かな打ち合わせが必要。
3.発泡プラスチックの熱分解時の残留。
4.減圧条件の設定が難しい。
5.湯流れが静かで遅く湯回り不良が置き易い。
103:2001/06/17(日) 22:51
続きです、スマソ。

消失模型鋳造法の各要素について
1.発泡模型 主にポリスチレンとPMMAが使われる(この2つの複合体もある。)
ポリスチレンは熱分解温度によっては残留する場合がある。
分解性を改良した物がPMMAであるが分解に伴う発生ガス圧が高くなる。
2.塗型 消失模型鋳造では塗型が事実上の鋳型となる。
水性の消失模型鋳造専用の塗型が使われ、模型分解時に発生するガスを逃がす為の
通気性と造型時の模型及び鋳造時の鋳型を保持する為の強度が高く要求される。
3.砂(基材) 通常は硅砂が用いられる。
粒径は鉄系の鋳枠内減圧法では7号砂、アルミ鋳物では5号砂が多く、振動込め時
の偏析を防ぐ為に単一粒径に近いものが良い。
回収砂の処理については鋳鉄鋳物は溶湯が高温の為、残留物は殆ど問題とならない。
アルミ鋳物については低温の為に残留付着物が問題となるが、他の砂型造型法に比べ
れば非常に少ない。
4.鋳物素材 鉄系鋳物の場合は鋳込み温度が高く、模型の熱分解時のガス発生が多いので鋳型の
減圧は必要。
アルミ鋳物の場合は鋳込み温度が低く、模型の熱分解では液体化の割合が多いので
無減圧での鋳造が出来る場合がある。
銅合金鋳物の場合は鉄系とアルミの中間的性質と考える。
5.方案 溶湯は模型消失と共に置き換わる形で充填されてゆくので静かな動きとなる。
また溶湯は模型消失の際にガス発生等で抵抗を受ける。
無減圧落し込み方案の場合は模型消失が模型内部より起きるのでガスが鋳型に抜け良い。
無減圧押し上げ方案の場合は鋳型面より模型消失が起きるのでガス抜けが悪くなる。

以上のことなどより、方案及び減圧条件等を十分考慮する必要がある。

6.造型 造型設備として、3軸振動テーブルは必要不可欠。
我社における消失模型鋳造法の対応について
1.研究の必要はあり、試験的に行うのには大きな意味がある。
2.実際に導入する場合は試作的な受注の場合が中心となるのではないか?
3.量産品を製作する場合には受注先の教育、緊密な連携(デザイン・イン)が必要となり、我社の窓口
  にも相応したスキルが要求されると思われる。
4.CAD・CAMを用いた模型製作での本格的な導入となると、工場ライン等の全面的な見直しが必要
  となり、造型設備も新たな対策を取らなければならないのではないかと思われる。
113:2001/06/17(日) 22:58
読み返して、分かったけど
俺って>>7でずいぶんいい加減な事も書いてたわ。
みなさんスマソ!
12捜索者:2001/06/18(月) 08:58
鋳造で切削前の金型母材を作る場合はもんのすごーい
ポピュラーな工法です。何十年も前からあります。
大体の形状を作っておいてさらっと切削するの。
ボディもピラーも、バンパーもぜーんぶこの工法。
そんな特別なもの????
133:2001/06/18(月) 10:10
>>12
それってテイクアウト木型と混同してません?
14はじめ:2001/06/18(月) 14:11
予備発泡ビーズをPMMAからつくっているのですが、
融着してつくれません。
どうやって造っているか知っている人がいれば教えてください!
15名も無きマテリアルさん:2001/06/18(月) 20:49
中子なくてもいいの?そりゃスゲー。
16名無し:2001/06/19(火) 00:06
発泡だって中子はいるでしょ?
17名も無きマテリアルさん:2001/06/19(火) 01:54
ま、確かに発泡模型を作るには中子がいるけど、
鋳造の中子がなくなるだけでも凄いのでは?
18 ◆poetJ0Ys :01/12/24 03:15
a
19あぼーん:あぼーん
あぼーん
20( ´D`)さん:01/12/27 15:40
   =≡ ノハヽヽ
   -=≡( ゚D゚)ウラメシヤー
      ( ∪∪
      / /
                         @ノハ@
   ノハヽヽ≡=                (‘д‘;)<ののの幽霊や!
   (゚D゚ )≡=-               .(    )
   ∪∪ )                   (_)_)
     \ヽ
       v
21名も無きマテリアルさん:01/12/28 19:18
保全age
22 :02/01/17 20:47
発砲スチロール埋めるやつか。
大型のプレス金型作る時は大概これだな。
ちなみに発砲スチロールの原型は”フル”と呼ばれる。
で、ダイ(金型)全体の原型(10%程度大きく造る)が出来たら
製品面の形状をCNCマシンで大まかに削る。
そのあとで鋳物(FC25等)を葺くと余剰体積が減るため
コストが押さえられ、加工時間の短縮も出来る。

少し前まで、韓国企業に図面を渡して製作させて輸入ってのが流行ったけど、
あの国の物価上昇でコストの面でのメリットがなくなり、日本国内での生産に戻りつつある。
たとえばマツダ。

ちなみに、この分野で最も進んでいるのは荻原物産ではないだろうか?
恐らく世界No1


って、もう誰も読んでないか。ここ。
23たろう:02/01/18 16:51
22>>レスありがとうございます^^
  鋳造関係のお仕事をされている人なのですか??
  僕は、鋳造関係の仕事につきたいと思っています。 
  自動車関係の鋳造の就職状況とか分かりますか??
 
24 :02/01/18 22:42
鋳造関係じゃなくて、プレス用の金型を造ってるよ。技術屋兼職人。
メンバーやリーンホース、レール、フロア等の大型のものになると、
金型も鋳造で造るわけ。
外板サイドパネルなんかはもう圧巻だよ。でかくて。
(ちなみに小型のものは鍛造鋼材を組み付けて削り出しって事になる)

で、前述の荻原のサイトはココ
http://www.ogihara.co.jp(やけに重いから注意)
鋳物屋というよりは一貫した金型メーカー。
世界中の自動車メーカーから発注を受けるため海外にも工場がある。
よって、鋳造は業務の1部門って事になる。
俺はここの社員じゃないけど、鋳物はここに発注してる。

他に、鋳造関係だと関東地方なら埼玉県川口市。
鋳物の街として知られている。
が、最近は安い海外メーカーに押され、規模は縮小しつつある。
鋳物の鋳造の工場があれば、その近所に関連企業も集まる。
バンパー等樹脂部品の成形とか、エンジン部品なんかも
この辺に集まってるんじゃないかな?
その辺は詳しくないけど。

それから、大量生産はしないけど、イギリスのコスワースって会社(車好きなら普通知ってる)も
意外と鋳造技術は優れてるとか。
エンジン内部のクーラントの通路(ウォータージャケットって言ったっけ?)がつるつるに仕上がってくる。
普通、ダイキャスト成形とかでも、多少の鋳肌が残るのだが、
細部にまでこだわり、そう言うことをしているのだとか。コスト度外視ならではの技術だな。
となれば当然、燃焼室やポート周りもデフォルトで仕上がってるんじゃないだろうか。いいなぁ。
ただ、鋳肌って合成を保つうえで重要な部分なんで、チューニングエンジンみたいに強度が必要なものが
一概につるつるならいいってものなのかちょっと考え物なんだが。


鋳造ってのは、人が物を創っていく限りほぼ間違いなくなくならない技術。
選ぶ道としては、まぁいいんじゃないかな。
もし、自動車関連で飯食っていきたいなら日刊自動車新聞とか読んどくといいかも。
業界の動向・新技術、新製品とかが載ってて実は結構面白いよ。
それから、月刊型技術(日刊工業新聞社http://www.nikkan.co.jp/)も勉強になると思う。

ちなみに、金が欲しければ、会社の規模にかかわらず鋳造専門の会社にすべし。
意外と鋳造とか型屋専門って儲かるんだよ。大卒・高卒に関わらず。
ところが、1部門としてやってる会社だと、あまり給料がよろしくない。
俺はこのパターンにはまって激安で働いてたりする。(泣
ま、今は仕事が面白いから別にいいんだけど。
で、君が高校生なのか大学生なのか知らんが、1度は現場で働くことをお勧めする。
2〜3年やるといいだろう。現場を知ってるやつが技術者になるといいものを作れる。
これは覚えておいて欲しい。


ひとまず、こんなもんでいい??
25名も無きマテリアルさん:02/01/18 23:53
消失模型鋳造(フルモールド法)は従来にない画期的な鋳造法だ が、鋳鉄の分野では
製品によって鋳型(木型)代金が償却できないような少量多品種製品...カローラのような量産車でもボディーのプレス金型を一組で済ます(こともあるそうな)ような用途には重宝されてるようだ。
その他には、中子代金の多い形状の製品(デフキャリアとか異形管)にも適用されている。
引け巣の発生傾向が通常の砂型鋳物よりずいぶん軽くなったりするメリットもあるが、ノロカミ(鋳型の残渣が残る)や湯廻りで苦労してはるのもよく垣間見る。
中子代金といえば、エギゾーストマニホールドなんかに適用されても良さそうなもんだが、変形してしまうので使えないらしい。発砲スチロール(ポリスチレン)のエギマニは何度も目撃したが日の目はみてないんじゃないかな。
26鋳物屋の技術屋:02/01/23 21:46
>>24
非鉄で多品種少量の鋳物メーカー勤務の者です。

これから先は鋳造専業会社の技術屋は大変だと思います。

鋳造専業の会社は必然的に鋳造部門をもたない会社との取引が
多くなりますが、そういった鋳物部門を持たない会社は
鋳物の分かる技術屋がだんだんと少なくなっているのが現状です。

そんな会社からの要求や設計には悩みますよ〜。

コストダウンからか、より安いコストの鋳造法で高い品質を
求めてくる傾向もますます強くなっています。
正直、鍛造製品で他の会社に当たってみてくれって
思うような物も多々あります。

私的には鋳造技術屋になるなら鋳造部門を持っているメーカーを
お勧めします。
その方が機械設計の部門と連携が取り易く、仕事の無駄が少なくて
済みます。

それから、やはり現場経験をする事をお勧めします。
鋳造方案や木型方案、金型の設計に関してはまだまだ体系化されて
おらず現場経験がかなり役に立ちます。

また、現場上がりの方が湯を扱う気性の荒め(笑)の現場作業者らとの
信頼関係をはるかに築き易いです。













27 :02/01/26 13:31
たろうはどうした?
>それから、やはり現場経験をする事をお勧めします。
>鋳造方案や木型方案、金型の設計に関してはまだまだ体系化されて
>おらず現場経験がかなり役に立ちます。
>
>現場上がりの方が湯を扱う気性の荒め(笑)の現場作業者らとの
>信頼関係をはるかに築き易いです。

確かに。
俺も、綺麗な作業服を着た現場を知らない技術屋には冷たいです。すまぬ。
でもね、実際に作業をするのは現場の人で、
その人達の使い易いような設計をするのも技術者の仕事。
だからこそ、現場に出て実体験として身につけて欲しいです。
そのうちにガラの悪いように感じるおっちゃんたちとも
タメで話せるようになったりするし(悪い見本)、その方がお互いに
言いたいことを言いやすくなります。

さて、板違いになってきたから、この辺で引っ込むよ。
28名も無きマテリアルさん:02/01/29 21:21
鋳造技術者志望の人たちに知って欲しい事があります。
もしかすると材料関係者全般に言える事かもしれません。

鋳造技術者は鋳物を作り出す為に自分の能力を
フル活用して鋳造方案やその他の技術を考え出すのですが

「溶湯」と言う極端な言い方をすれば「自然」を相手に制御するわけで
どうしても自分の考えの範囲外の結果を覚悟(笑)せねばなりません。
そしてその範囲外の結果は普通は悪い結果と覚悟し、次の対策を
ある程度は用意しているものなのですが...。

結果が自分の予想以上に良い結果が出た時がかえって苦しみます。

自分の考えがまとまりきれておらず、納得しないまま製品として
流れてしまう。

傍からみると「結果オーライ」で良いじゃないかと
思われますが、その製品の生産が流れてゆくにつれて
なんらか問題のが発生した時、悪い結果を把握しておらず
その原因が解決出来ない事態になって苦しむ事になります。

ユーザーや営業などに言われるんですよ。
「あんなに良い物が出来たのにどういう事だ!」と
(私も分からん。)

ですから経験豊富な鋳造技術者ほど用心深く
良い結果を良しとしない技術屋になるそうです。(笑)

消失模型鋳造法も最初のテストは誰がやっても比較的
上手くゆくそうですね。

それに気を良くして実験を続けるうちにドツボにはまるそうです。

私の場合もそうでして、今は一休みしています。




291:02/02/02 19:49
みなさん本当にありがとうございます!!
鋳造は物造りの原点ですから、現場あっての世の中だと思います^^

30名も無きマテリアルさん:02/02/02 23:38
もの造りの原点は精練だ
失礼なこと言うな
31 :02/02/03 10:23
更に言うなら向上心と想像力だ。

忘れるな。

32 :02/02/03 23:44
参考までに。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/kikai/993485738/
金型製造業がヤバイなら、鋳造業界だってヤバイんじゃない?
33文部科学技官:02/07/20 01:38
エンジンのウォータージャケットをツルツルに仕上げるならフレックスホーニングで仕上げても十分じゃないですか?
安上がりだと思いますが?
34名も無きマテリアルさん:02/07/27 22:17
上がってるんで、びっくりした。

同業者(鋳物屋)の方達最近はどうっすか?

うちの所は品質要求が厳しくてつらいです。

鍛造品を鋳造でってのが増えてます。
おかげで現場につきっきりです。

と言いつつ上げ。
35あぼーん:あぼーん
あぼーん
>>34
短納期がつらいらしい・・・・・
暑くてやってらんね〜て感じ・・・・
37名も無きマテリアルさん:02/09/26 09:10
>>33
フレックスホーニングは間違い
正解はエクストルードホーン(粘土状の砥粒を圧送して研磨する)
鋳物士(いもじ)よ頑張りませう。
っつーか、仕事をくだせー。

39名も無きマテリアルさん:02/10/10 10:01
>>38

最近、鋳物屋はどこも忙しくなりつつあるみたいだよ。
中子屋の営業が言ってた。

ただ、受注増の背景は受注単価を下げまくってる事にあるらしい。

非鉄系(ステンも?)
複雑な形状
大物
多品種少量

に当てはまる業者が忙しいみたい。
もちろん短納期で価格は中国では出来なそうな物でも
なぜか中国との競争だ。(藁

上記の条件の会社はどこも原価計算がややこしい場合が多いから
受注単価下げても、どんぶり勘定で収益が出ればラッキーと
予想して営業してるみたい。

これから先どうなるかは見物だなぁ。

40名も無きマテリアルさん:02/10/11 10:02
くさい
41名も無きマテリアルさん:02/10/12 00:48
うちの会社、鋳造専門だが価格を一律ん十%ダウン要請がきていて青息吐息だよ
某国に造った工場も設備がタコで全くモノにならない。
このままではリストラor賃金カットが見え見え
その割に上司の危機感0なのはなぜだあああああ!
42名も無きマテリアルさん:02/10/12 00:50
うちの会社、鋳造専門だが価格を一律ん十%ダウン要請がきていて青息吐息だよ
某国に造った工場も設備がタコで全くモノにならない。
このままではリストラor賃金カットが見え見え
その割に上司の危機感0なのはなぜだあああああ!
43あぼーん:あぼーん
あぼーん
44山崎渉:03/01/06 15:46
(^^) 
45山崎渉:03/03/13 13:18
(^^)
46山崎渉:03/04/17 09:22
(^^)
ロウで原形を作りました
(スチロールでは困難な形状だった為)
アルミを鋳込みたいのですが
型を作る時、砂と耐火石膏とでは
どちらが巣が入りにくいのでしょうか?

場合によりけり でしょうか?
48あぼーん:あぼーん
あぼーん
49あぼーん:あぼーん
あぼーん
50名も無きマテリアルさん:03/04/20 13:56
>>47

巣と言っても

鋳物内部の大きな引け巣であれば鋳型材よりも
鋳造方案の方が重要です。

アルミ鋳物を熱処理後機械加工して加工表面に
出るピンホールを問題とするのであれば
鋳型材を工夫しなくてはならない場合があります。

加工表面のピンホールを抑える事を目的とするなら

1.溶湯の脱ガスをしっかりとする。
2.取鍋、杓等からの溶湯のガス吸収防止対策をする。
3.鋳型の水分を極力低く抑える。

等が重要な順番です、大抵の場合は...。

3.に関して砂と石膏との場合を比較すると

砂は粘結材によりまちまちです。
砂の場合はどのプロセスの採用を検討しているの
でしょうか?

石膏型の場合は鋳型の状態を鋳込にベストな
状態に持っていく為の型乾燥の管理が難しいと思います。
石膏屋さんに聞いてもこの管理については、それぞれの
鋳物屋さんで独自のノウハウがあるので良く分からない
と言ってますよ。
51あぼーん:あぼーん
あぼーん
5247:03/04/21 02:04
>>50様 
レス有り難うございます
素人ゆえ簡単に考え過ぎていたようで・・・
せっかくレス頂きましたが
理解に足る知識を得るべく検索の旅に出る事にします

「車の部品」との言葉に鋳造屋さんが豹変し断られ
途方に暮れての自家鋳造計画です
5350:03/04/23 22:45
>>50

家庭での鋳造でしたら、ここが参考になるかと...。

http://homepage1.nifty.com/endo-/s_0.htm

ただ、自動車部品となると...。

私自身も私の勤めている会社の資材等を使わないで
一般的に手に入りそうな資材でアルミ鋳造の自動車部品を
作るとなると非常に面白そうなテーマではありますが
かなり気合を入れて取り組まないと作れませんね。

頑張って下さい。

分からない事がありましたら質問すれば私以外にも
この板に出入りしている鋳物屋さんが答えてくれるのでは?
と思いますよ。



5450:03/04/23 22:46
>>52
でしたね、すいません。
日本では府大の池永先生が有名?

って、ご本人が言ってらしたんだけど・・・
56202.142.86.94:03/08/05 02:48
fdas
57202.157.139.34:03/08/05 03:05
dsfdsa
58名も無きマテリアルさん:03/08/19 15:30
で、家庭用消失模型鋳造機はもうヨシダキャストとかで売ってるの?
59名も無きマテリアルさん:03/08/23 21:32
>>58
精度は悪いが、、、バケツでできる。
>>58 まじですか・・ あのー とても教えてほしいのです。
よろしくお願いします。
あ・・ミスった。 >>60 訂正 

>>59 まじですか・・ とても教えてほしいです。
よろしくおねがいします。
62名も無きマテリアルさん:03/08/25 00:12
>>59 俺もおしえてー
63危険:03/08/26 12:35
家庭でアルミ消失模型鋳造必要資材(for Professional)

模型
発泡スチロール。目の細かい物の方が造型時の模型変形が少なくて良い。

鋳型
鋳物枠としてペール缶(鉄製の20Lのオイル空缶等)が良い。
鋳物砂として5号〜6号珪砂。セメント資材や陶芸資材として入手可「珪砂 価格」でググる。

塗型剤
陶芸用釉薬原料から自作する。
「釉薬」でググリ材料入手、「塗型剤」でググると配合比がおおよその比率が判る。
骨材はAl2O3,ZrO2,SiO2,黒鉛等で水またはアルコールと釉薬接着剤(?)で可能か?
なお、塗型剤が無くても鋳物は一応出来るが鋳肌が荒れたり、砂かみが出るおそれあり。

溶解炉
築炉は耐火煉瓦と耐火セメントでホームセンターで入手、作業は陶芸のHPを参考とする。
ルツボは厚みのある鉄鍋か黒鉛ルツボをhttp://www.zairyo-ya.com/で買う
熱源は炭かコークス&送風機、プロパンガス&バーナー、電熱器等など。
地金はやっぱり空き缶よりはインゴットが良い。

その他
湯口は模型と同じ発泡でも良いがφ15程度の陶管が手に入ればベスト、無ければ紙管でも可。
溶解炉で溶けたアルミ溶湯にアルゴンガスを吹込み脱ガスすると鋳物品質が向上します。
64名も無きマテリアルさん:03/08/27 00:05
溶解炉つくれるんだ・・しまった・・ 七輪かってもた
65危険:03/08/27 09:34
>>64

下記のHPの「手作り電気炉製作記」参照。
七輪で電気炉作ってる...。

http://www.netlaputa.ne.jp/~tusan/index.html
66危険:03/08/27 10:25
家庭でアルミ消失模型鋳造必要資材(for Professional)

模型製作

模型素材の発泡スチロールは梱包材を使うかホームセンターや東急ハンズから購入。
あるいはhttp://www.daiichi-foam.co.jp/index.htmlから買う事も出来る
上記HPのNEWSのリンクによると小売可能との事なので交渉次第では
消失模型用発泡スチロールが購入可能かも...。

製作工具はやはりニクロム線を使用した熱線カッターが便利。
「スチロールカッター」、「ヒートカッター」でググる。

模型寸法は出来上がる鋳物の縮み代を考慮し伸び尺(伸尺、鋳物尺)を考慮する事。
アルミ鋳物の場合は10/1000〜12/1000程度。
また、機械加工をする場合には加工代を考慮する。

製作を簡便にする方法として、以下がお勧め。
製品形状より大きめの四角い発泡スチロールブロックを出来る限り正確に切り出す。
CADで製品形状+伸尺(加工代)の図形を描き尺度1/1でプリントアウト。
プリントアウトした図を切り抜き位置合わせの上、事務用糊でスチロールは貼り付け。
貼り付けた図に沿ってスチロールカッターで切り出す。

模型形状が複雑になる場合は形状をパーツに分けて製作し、発泡スチロール用ボンド
あるいは薄手の事務用両面テープで貼り付けても良い。
ただし、継ぎ目がしっかりと塞がるようにする事。

塗型剤を塗布した場合には発泡スチロールの目が綺麗に出てしまうので、模型に
サンドペーパーがけをし、目止めすると良いが模型表面が却って荒れてしまう
おそれがあり注意が必要。
67危険:03/08/27 11:37
家庭でアルミ消失模型鋳造(for Professional)

鋳造方案

製品の重要面(加工面等)は基本的には下面。
定盤に模型を安定して置ける様な置き方が無難。

方案は落し込みより押し上げの方が型崩れの可能性が少ないように思われる。

湯口は注湯のし易さから考えるとφ15〜20程度、角でも良い。
陶管が手に入ればベスト、紙管でも良いが、良く乾燥させておく事。
紙管は鋳込み時に燃えるので注意、水分は湯と反応し湯が跳ねるので要注意。

陶管や紙管の場合は湯口底から発泡スチロールで製作。湯口、湯道は
「静かに速く」乱流が起きない様に考える。

湯口底から5〜10mm上部に湯道を配置しバリ堰で製品のサイドから湯回しする
(車堰、回し堰)のが押し上げの場合は無難。

押湯は製品収縮時に外引けが出易いと考えられる所に設置する。(笑)
(正直な話、製品に関する情報が無ければ技術者は的確なアドバイスは出来ない。)

方案が決まれば湯口、湯道、堰、押湯を製作し、模型に組み付ける。

鋳造方案に関して参考となる資料は下記HPの「鋳物データブック」リンクを参照されたし。
http://www.nbk-okamoto.co.jp/index.htm
68名も無きマテリアルさん:03/08/27 23:18
>>63 >>65 >>66 >>67
ありがとう ただ、知識薄くて、調べながらよんでます。
69名も無きマテリアルさん:03/08/27 23:19
制服、網タイツ、手袋となんともフェチ心をくすぐる
エレベーターガールの沙里奈ちゃんです。
スレンダーな身体で感じまくる姿がエロイ!
結構マジでオナニーしているところも淫乱度満点です。
今日はデパートにでも行ってみようかな?
無料で見れる動画です。
http://66.40.59.73/index.html
70危険:03/08/28 21:59
家庭でアルミ消失模型鋳造(for Professional)

塗型

以前に塗型は自作と書いてはいるが出来れば自宅近くの鋳材店を是非探してみて
欲しい。(鋳材でググる。)
もし見つかれば交渉次第で塗型だけでは無く他の鋳造資材の入手もより容易になる。
鋳材店が見つからなければ街の鋳物屋でも飛び込む勇気をもって欲しい。

鋳物ユーザーである機械設計技術者でさえ鋳物の知識が次第に少なくなっていく昨今
少しでもより鋳物の事を知ってもらえればと思う次第...。

どうしても見つからない場合は直接塗型剤メーカーに問い合わせて代理店を教えてもらう
方法もありかと思われる...。
HP上で詳しい製品情報が得られる企業例(http://www.okazakimr.co.jp/

塗型の自作については申し訳ないが私は経験と知識が無いゆえに的確なアドバイスは出来ない。
塗型を内製(あるいは塗型メーカーに指定調合依頼)している鋳物屋もあるが
(私の勤めている会社では差込防止用下塗塗型剤を調合依頼していた。)が現状では殆どが
メーカー品を使っているのではなかろうかと思われる。
消失模型鋳造用に関しては私は詳しくは知らないので悪しからず...、で申し訳ないが
試行錯誤を繰り返して下さい。(笑)

塗型剤の都合がつけば方案付き模型を中性洗剤で良く洗浄し脱脂をし、塗型のノリを良くした上で
塗型をドブ漬け、あるいは刷毛塗りする。
消失模型鋳造用の塗型剤は通常の塗型と比較すると粘度が高く、例えるならば天ぷらの衣に近い
状態だと思ってもらえれば良いかと...。

塗型が終われば自然乾燥を行います。
71危険:03/08/29 21:06
家庭でアルミ消失模型鋳造(for Professional)

造型

塗型した模型は風通しの良い所で1日以上自然乾燥する。
逆に自然乾燥の状態での吸湿に注意する。

鋳枠となるペール缶に床砂として珪砂を5cm程度敷き詰める。
砂を投入した後にペール缶の持ち手を持って床に数回落とし砂を落ち着かせる。
その後模型をセットし珪砂を続けて投入する。陶管や紙管を使用している場合は
管内に砂が入らないように紙テープで湯口に封をしてから模型をセットする。

何度かに分けて砂投入、ペール缶床落とし、を繰り返し砂がしっかりと詰まった
状態になるよう注意する、この際に模型と塗型が壊れないように注意もする。

砂が込め終われば型の上面をラップフィルムやビニール等で覆い鋳枠である缶の縁
に留め付ける。
留め付けた後に湯口を確認し、湯口から離れた個所にガス穴を開けておく。

(家庭で行う場合の掛け堰の材質を思案中...、次回に続く)
>>71
掛け堰の材質
落としの径がφ15〜20とすれば、素焼きの植木鉢(べんがら色)
はどうでしょう?
私の記憶ではその程度の穴が空いていると思いますし、
穴が小さい場合も
丸棒にサンドペーパーを付ければ簡単に削れると思います。

多孔質ですから、塗型剤ののりもOK

唯、ストレートで溶湯が入るから、初期の巻き込みが少し
心配ですが、簡単な施工でOK!

今までの文章から推測するとフルモールド鋳造法?

ヘッド圧がポイントですね。
あと、鋳造初期の吹き返し防止施工も
(続き期待しています)
73危険:03/08/30 22:16
>>72

>落としの径がφ15〜20とすれば、素焼きの植木鉢(べんがら色)
>はどうでしょう?

ありがとうございます、素焼きの鉢は使えそうですね。
底が角ばっていて湯道に向ってなだらかに流れ込む形状で無いで湯が掛け堰の中で
回らないかが心配ですが、湯道にカス取りのトラップを増やせば良いのでは?と思います。

湯カスは湯流れの中で流れの上部に溜まりながら流れます。
方案上で湯道や堰を切り替える際に切り替え部を直前部より下に配すれば直前部の下部の
湯カスの少ない湯だけが先に進む事になり湯カスを除去する効果が向上します。

また湯道の天井部を先に向かい高くなる三角屋根状にしたり、湯道先に湯カスを押し込める
効果を狙ったりとはるか昔から鋳物技術者は様々な工夫をしていたようです。

>今までの文章から推測するとフルモールド鋳造法?

鋳物砂に粘結剤を用いない造型法を消失模型鋳造法と定義して書き込みしています。
フルモールド鋳造法は鋳物砂に粘結剤を用いた鋳造法と捉えて一応区別したいと...。

>ヘッド圧がポイントですね。
>あと、鋳造初期の吹き返し防止施工も

あえてペール缶で敷砂を5cmとし、模型を深めにセットする事で圧を稼ぐ事を狙っています。
ただ、湯が型を押し上げる力も大きくなる(押上力は上面面積×湯口高さ×溶湯比重)ので
型の上に重しを置いて調整する方法を私の場合は考えています。

吹き返しは湯口に陶管や紙管を使えば湯口の発泡消失がありませんので吹き返しの可能性は
下がると思われ、また温度降下もいくらかは防ぐ事が出来るものと思われます。
74危険:03/08/30 22:21
家庭で行う場合の掛け堰の材質ですが、オーブン粘土が使えないか調べています。

素直にhttp://www.zairyo-ya.com/で炭酸ガス硬化砂を購入しても良いのですが...。
(ところでこの炭酸ガス硬化砂の粘結剤はやはり水ガラスなのだろうか...。)

以上、文章では説明しきれない事が多いなぁと感じる今日この頃...。
75名も無きマテリアルさん:03/08/31 22:23
あと発泡スチロールは臭いので注意
76危険:03/09/02 09:38
>>75

そうです、鋳造時に発泡スチロールが溶湯熱により熱分解しますんで臭いがします。
臭いだけならまだしも、溶湯が発生ガスに押されて飛び跳ねたりして、作業者に
火傷を負わせたりしたします。

アルミ溶湯での火傷は理由は良く判らないのですが他の火傷と違って治りにくいと
現場では良く言われており、現場でもかなり注意して鋳込作業を行っています。

溶湯の温度もそれ程高くなく(鋳込温度は700〜720℃)、色も赤くはなく、状態も
火花等を飛ばさずぷるんとしているので軽く見られがちですが、くれぐれも充分に
注意して下さい。
77危険:03/09/02 09:59
家庭でアルミ消失模型鋳造(for Professional)

型前

掛け堰の都合がつけば(笑)湯口の上に掛け堰を置いて掛け堰の上に軽く重しを置いておく。
重しは鋳込時に邪魔にならない様に。
掛け堰に塗型した場合は設置前にカセットバーナー等でこんがりと焼いておく事。

模型の上面面積×湯口高さ×溶湯比重が鋳込時の溶湯の押上力なので、模型上面に載っている
砂重量を計算に入れて鋳型に重しを置く。

鋳型を込め終わってからも色々と鋳型をいじる事があるので砂が散らかって湯口に入らないように
鋳型表面にビニールシートを被せています。

全部の準備が終われば型の上に塩を盛っておく。(笑)
78名も無きマテリアルさん:03/09/05 00:53
最後いいね(笑)

アルミにしても鉄にしても鋳造していてノやけどが治りにくいっていうのはよく聞く。
金属が皮膚に固着するからだったような記憶が・・・

そのとき皮手袋で溶融金属に手を突っ込むっていう遊びをやらされたのがいい思い出w
79危険:03/09/07 15:27
家庭でアルミ消失模型鋳造(for Professional)

溶解

溶解炉でアルミ地金を溶解します。
アルミ空き缶やアルミダライ粉は使わない事、ノロばっかりでまともな湯になりません。
http://www.zairyo-ya.com/等でちょっと高いけどアルミ地金を買って下さい
後はすでに鋳込みに際に出た湯道や押湯を5割程度までなら混ぜても良いです。

単車のクランクケース等のスクラップ利用も可ですが、湯が使えるかどうかは
各自で判断して下さい。

溶解炉はどのような熱源を使用するにせよ、溶解炉ごとに特性が違いますので
各自が溶解作業に慣れる事が必要です。鋳込前に試験溶解する事をお勧めします。

炉内温度上昇し地金が溶け、説明し難いですが微妙に赤みが出るくらい(720℃)に
なれば、アルミロウ付のフラックスを少量振りかけ湯面を観察します。
湯カスが出れば除去し、溶解作業は完了です。

ここで設備的に余裕があるのでしたらアルミ溶接に使用するアルゴンガスを溶湯に
吹き込みます。不活性ガスで溶湯内に溶け込んでいる水素ガスを吸着させて
脱ガス処理するものです。
本職ではフォセコの「GBF」やの日本軽金属の「静波」が良く知られていますが
私はとある鋳物屋さんがアルゴンボンベから単純にレギュレータ経由で鉄パイプで
溶湯内にポコポコとアルゴンガスを送りこんでいたのを目撃しました。(笑)
80危険:03/09/07 15:34
>>78

盛り塩ですがアルミ青銅の溶湯ではフラックス代わりに実は使えます。

鋳込温度が低く湯流れが悪くなりそうだと感じた時に塩を摘み掛け堰に
投げ入れます。

本来は湯に対する畏怖の念がこもった職人の行動なのでしょうね。
81メカ屋:03/09/11 02:43
アルミサッシ状の加工をしている者です 端材の減容と溶解しての造形に興味があり小型電気炉を買いました
端材は黒アルマイト加工+クリア塗装がしてありノロが多く湯の品質はイマイチです(インゴットを買ったのでは
目的の減容化にはならないので) 容器は鉄板3.2tで200φX高さ180ミリを自作しました
実験のため50X50の角パイプに湯を流し棒材を作ったら収縮のため上面の中心が蟻地獄のように大きく凹んでしまいました。
数本作りましたが深さはバラツキがあります、原因はなんでしょうか。電気炉は陶芸用の1500Wの家庭用なので
800度に設定しても溶解が進まず900度に設定し、湯面を見ながら材料を追加投入しています。
そのため温度管理は目検討です。(推定760度ほど)熱すぎですか?それとアルゴンはあるのでガスを吹き込んだり
塩を入れたら流動性はよくなるのでしょうか。出来た棒材は重要でない箇所の自社内の機械部品に使うので
品質は問いません。いづれ消失模型もやろうと思います 鋳造はシロートなのでプロの皆さま教えて下さい
82危険:03/09/13 12:11
>81

>実験のため50X50の角パイプに湯を流し棒材を作ったら収縮のため上面の中心が
>蟻地獄のように大きく凹んでしまいました

正常です。金型として機能している角パイプにより溶湯が角パイプ接触面から凝固し
始め、最終的には中心上部に「引け」が出来ます。
その引けを防止するには、その引けの部分に溶湯を補充する「押湯」が必要です。

>そのため温度管理は目検討です。(推定760度ほど)熱すぎですか?

実測で760度はちょっと高めであるかなぁと思います。

工場生産的には鋳込目標温度が薄肉で高めの720℃として取鍋での温度降下と
取鍋での充分な脱ガスを考えれば炉からの出湯温度としては悪くないとは思いますが...。

実際の温度測定は大抵はニッサブ製の温度計を使うのですが、最近では、より安価な
中国製の温度計が出回り始めているようです。日本が監修したものらしいので現在
私の所ではまず測定端子を評価中です。

アルゴン吹き込みは溶湯内の水素ガス吸収が主目的で製品の機械加工時に出る
ピンホール欠陥を防ぐ効果を期待したものと考えて下さい。

フラックスとアルゴン吹き込みを併用する事でノロの除去率が上がりその結果
湯流れが良くなる事が考えられます。

とりあえずは「日本軽金属」「静波」で検索をかけてみて下さい。

塩はアルミ合金ではフラックス代わりに使うことは「私が勤めている会社」ではありません。
溶解温度が低く塩が効果的にフラックスとして働くかが疑問です。
アルミ合金では塩中子もあるくらいですから...。
83メカ屋:03/09/15 03:53
>82
レス参考になりました。静波もググりました。押し湯は当然流動中でしかできませんよね。
固化が始まってから足したのでは組織的に弱いか分断されると思うので、足そうと
思ったとき「まてよ、弱くなるな、止めとこ」と思いとどまったことがあります。
その行為が押し湯とは。(押し湯とは固化直前に棒で湯をつっつき型になじませること
と思ってました)今は暑いので秋になったら実験を再開します。ガラス工芸の手法も
取り入れて見たいと思います。
84危険:03/09/16 19:46
>>83さん、押湯と言うのは...。

例えば100mm角で300mm長さのアルミ角容器があったとします。

この容器にアルミ溶湯を上部から落とし込み、溶湯が冷えて固まった後に
観察すると、上面中央部に内部に向かっての引けが見られます。

さらにこの容器を縦割りに切断して観察すると上部から内部に向かって
引けが存在する部分(上部から3分の1の100mm程度?)と、その引けが収まって
溶湯がしっかりと充填されている部分(残り3分の2の200mm?)に分けて見る事が
出来ます。

簡単に言ってしまうとこの引けが見られる上部3分の1の100mmが押湯部で
その下部の残り3分の2の200mmが製品部です。

製品部は押湯部からの溶湯補給と溶湯圧力で健全な組織を得られますので
この300mm高さの容器内部すべてに健全な組織を得ようとするなら
さらに押湯を上部に付け足す必要があります。
また押湯部は製品部が凝固するまで溶湯補給と溶湯圧力がかかるように
製品部に比べて凝固を遅らせる工夫が必要です。

出来る事なら一回の鋳込作業で押湯部まで鋳込が完了し、押湯部が押湯として
機能を果たすように製品から遅れて凝固すれば良いのですが
それが出来ない場合には「差し湯」と称して押湯部に何回かに分けて溶湯を
注ぎ足す事もあります。
85危険:03/09/16 20:11
縦、横、高さ100mm角のアルミブロック製品の鋳造を考えます。

型は砂型で、鋳込みは押湯部からぶち込むと言う湯道方案を
考えない無茶な事とします。(笑)

押湯は直径75mm高さ50mmとし、製品上面の中心に配置します。

この方案?ではぶち込みなので湯かす等が発生するおそれが
ありますが、それは無視して(笑)製品の内部を健全な組織にする為に
工夫する事はというと...。

1.押湯の直径部に保温材を巻きつけます。こうする事で押湯部の溶湯を保温し
製品部に比べて凝固を遅らせます。
実はセラミックファイバー製の「保温スリーブ」と言う鋳物資材があるのです。

2.型の製品部の底にあたる場所、押湯に対して反対側に鉄のブロックをあてて
型を造型します。例えばこのアルミブロックの場合は100x100x10mm程度?でしょうか。
鋳込まれた溶湯はこの鉄ブロックに接すると凝固速度が速まり、内部の引けを
押湯側に追い上げるように凝固します。
この鉄ブロックを「冷し金」と呼び、この冷し金を製品のどの部分に当てるかあるいは
当てないですますかが鋳物技術屋にとって実は結構難しかったりします。







86メカ屋:03/09/17 01:22
いあ〜奥が深いですね。やる前はプリンを作るように型に入れ徐冷すればOKと簡単に考えて
いたんですが、引けがあれほど大きいとは予想外でした。ホイストも測定器もない昔の大仏や釣鐘
などの製作技術には感服します。電気系上がりでメカを作っている者なので冶金をしばらくの間
「チキン」と読んでました。昔「金属を語るにはチキンを勉強しなきゃいかんよ」と
バイトにノーガキを垂れてました(恥
87危険:03/09/20 12:48
>>86

鋳物屋は基本的には今から4000年前と技術的には何ら変わってはいません。
ここだけの話(笑)ですが鋳物に時代なんて関係ないです。

ただ鋳物技術屋さんが日頃の業務から、ふと目を遠く思いにふける瞬間があります。
昔はこんなことはばかっただろうなと...。(現実逃避とも言いますが...。)
短納期だの超音波だのレントゲンだのは少なくとも4000年前はなかったと
思います。

そう言った問題に、今鋳物技術屋さんは苦しめられてたりします。
しかも、鋳物の事をあまり解さない人に軽く言われてしまうのです。
「鋳物に巣があるなんて思いもしなかった...。」

頼むからしっかりと大学の工学部なりで鋳物の事ぐらいはしっかりと教えて欲しいと
思う今日この頃...。
88名も無きマテリアルさん:03/09/20 14:59
この板を読み、ベランダで鋳造しようと思ったら軍手がないことに気付いた。
最近綿100パーは、コンビニとかダイソーではうってないのね・・
8947:03/09/25 02:07
>>88
でも革手袋は売ってるじゃないですか(ダイソーでは)

涼しくなって来たから計画の再開をここに誓っておく!
まだ勉強中だけど・・・

>>危険さん
勉強になります
90危険:03/09/27 11:48
家庭でアルミ消失模型鋳造(for Professional)

鋳込

溶解と鋳込作業時の服装には木綿生地を素材としたものを着る事。
化繊では熱で溶けて肌に溶着する事があり危険です。
溶湯が様々な要因で作業者に向って飛んでくる事がありますので
保護面、マスクも必要です。

また、服装の隙間、例えば胸元、手袋、靴などにも飛び込んで来る事が
あるのでその対処も必要です。

家庭での鋳造の場合溶解ルツボや鉄鍋を引き上げてそのまま湯口に
盛っていく場合がほとんどでしょう。
ルツボや鉄鍋を挟む道具については十分な検討をして下さい。

鋳込作業はあわてず落ち着いて行う事。じたばたして温度が下がってしまった
のであれば素直に溶解炉に湯を戻し再度沸かし直す事。

注湯はなかなか説明はし難いのですが最初の瞬間は細めに、そのまま呑む事が
確認出来ればぐっと押し込むような感じです。(笑)
吹き返しには注意するが、発泡の燃える炎との見極めが重要です。
91名も無きマテリアルさん:03/12/26 20:15
粉末があれば簡単ってのは、安い金属だけ?消失ロストからずれた話だけど
今年の初カキコはオレですか...ヽ(゚∀゚;)ノ
危険さんのレスが読んでて楽しいです!(,,゚Д゚) ガンガレ!

アルミ合金...また値上げですヽ(T∀T)ノ
93危険=鋳物屋:04/03/11 22:19
>>92

お蔭様で頑張ってますよ。

私の勤めている会社では最近鋳造設備を一新しました。
主力だった水ガラス-CO2設備をお役御免にし
すべてアルカリフェノール設備にしました。

造型コストダウンの為、今は鋳物砂の簡易抗圧力試験機と
格闘し始めたところです。

近頃の地金の値上がりぶりはすごいですね。
輸入砂も塗型の骨材も値が上がっているようで
資財屋の動きも今活発ですね。

鋳物技術屋としては試作試用の機会が増え面白い限り?
ですが夏場に向けて体力的に持つかどうかが心配です。
暑くなってきましたね?
鋳物屋にとってはイヤな季節だ・・・砂も乾くし(w
95名も無きマテリアルさん:04/12/16 03:01:36
もう誰もいないんですかね・・・ちょっと伺いたい事があるんですが・・・

銀用の「鋳物尺」ってありますでしょうか?
96危険=鋳物屋:04/12/17 22:09:54
>>95

鋳物尺は12/1000等の伸尺の表示が書かれている
だけです。

厳密に言えばそれぞれの鋳物屋がそれぞれの造型法と材質に合った
伸尺を採用しています。

銀は鋳物屋さんの個体数も少ないと思われますので
銀用の鋳物尺ははっきり言って無いのでは?と
思われるのですが...。

うちでは最近は鋳物尺よりも原尺ベースで伸び12/1000で
取代ナンボでって計算するのが普通ですね。
鋳物尺は逆に使いにくい。

銀で3トンぐらい鋳込んでみたいなあ...、非鉄だし。(w




97名も無きマテリアルさん:04/12/17 22:56:28
3年前のスレがいまだに生き残っているとは・・・
恐ろしい板だな
98名も無きマテリアルさん:04/12/17 23:05:52
>>96
有難う御座います。
計算してやってみます。
99名も無きマテリアルさん:05/01/11 18:58:12
hosyu
100名も無きマテリアルさん:05/02/13 04:45:15
>>93
すいません。「水ガラス」について詳しく教えて頂けませんか?
最近良く聞くので。SCSですが。
101名も無きマテリアルさん:05/03/05 10:54:25
>>100

SCSって何?
102100:05/03/10 09:29:05
>101
ステンレス鋳物です。例えばSCS13とかSCS16とかです。
103名も無きマテリアルさん:05/03/14 00:38:24
コークスと送風機、七輪で鉄(たぶん軟鉄)を溶かすのって可能でしょうかね?
104名も無きマテリアルさん:05/03/15 00:06:20
塗形剤が手に入らなかったので、発泡スチロールにプラモデル用のサーフェイサーを吹いて鋳込んでみた。
何も塗らないで造ったモノに比べて鋳肌は100倍キレイになったが、所々に黒いシミが残った。

メタルスライムがブチスライムになってしまった。

一応、参考までに。
あしからず。
105名も無きマテリアルさん:05/03/18 21:01:07
>>102

ステンレス鋳物でしたか、すいません。

私は非鉄(銅合金、アルミ合金)鋳物技術屋です。

耐蝕物で複雑で手離れの悪く儲からない鋳物が段々とステンレスに
置き換わっていっているようなので、ある意味助かっていると言うか
いつもお世話になっております。
溶接が比較的簡単なのがうらやましいです。

ここを読み解いてみて下さい。

http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/kagaku08/frame.htm

水ガラス、最近良く聞くと言うよりも砂再生率があまり良くないので
逆に利用が減っているプロセスではないかと思うのだけど...。

106100:2005/03/21(月) 05:50:17
>105様

有難うございます。
じっくり読ませて頂きます。
107名も無きマテリアルさん:2005/06/04(土) 22:59:07
hosyu
108名も無きマテリアルさん:2006/01/11(水) 00:02:23
死守。年あけちゃったよ。
次の保守も半年後かな?
109名も無きマテリアルさん:2006/01/11(水) 09:08:35
消失模型用の発泡模型を(金型発泡によらず)手作業・機械加工で作った場合、
木型と比べてどれくらいのコストになりますか?

金型による場合、金型のコストが木型の倍と言うのはネットで見つけたんですが、
一品物用の手作り模型のコスト比は見つかりませんでした。

ご回答宜しくお願いします。
110名も無きマテリアルさん:2006/03/25(土) 17:43:07
>>106

指値です、マジです。

木質木型の予算が分かっているのなら貴方のセンスで
その予算の何割かを木型屋さんに提示してみて下さい。

その金額に合うようにやりくりして木型屋さんは作ってきます。
111 ◆utWEud8dUs :2006/03/25(土) 18:38:24
h
112 ◆GJolKKvjNA :2006/03/25(土) 18:39:05
113あああ#:2006/03/25(土) 18:39:54
114 ◆GJolKKvjNA :2006/03/25(土) 18:40:40
115 ◆KzdCZTZnMY :2006/03/25(土) 18:41:34
きききき
116名も無きマテリアルさん:2006/04/12(水) 12:59:04
>>110
レスありがとうございます。御礼が遅れてすみません。

しかし、指値は難しいです(w
鋳物屋さんを通してと言うことになるんで模型の価格をあれこれ
言うのは難しいだろうし、何より漏れが鋳物やその型に関しては
素人ですのでどれくらいなら快く引き受けてもらえるのか判りません。

よろしければ木型の何割位なら鋳物屋さんに断られるようなことは
ないと言う目安をいただけないでしょうか。ごく大雑把で結構です
のでお願いします。
117名も無きマテリアルさん:2006/07/06(木) 04:51:45
大きさの制限(大〜小)、適応できる材料の種類はどれくらいでしょうか?
118名も無きマテリアルさん:2006/10/03(火) 00:01:53
今後、普及が期待できそうですね。
119名も無きマテリアルさん:2006/10/27(金) 04:00:26
発泡スチロールを使うので抜き勾配やアンダーカットを気にしなくても良いので
軽量化できる?
120名も無きマテリアルさん:2007/01/03(水) 16:56:36
121名も無きマテリアルさん:2007/02/22(木) 01:53:18
発砲材の金型を電鋳で作るというのはコストダウンに繋がるでしょうか?
122名も無きマテリアルさん:2007/04/21(土) 07:06:56
123元鋳物屋:2007/04/22(日) 00:18:35
>フルモールドやってたけどさ、あれってダイオキシンとかは大丈夫なのかな?
>高温で溶かしてるから問題ないとは言ってたが・・・
>ウチは上がり立ててガスやノロは飛ばすやり方してたんだけど、
>そのやり方だと質は上がるけどガスが凄いんだよね・・・
>排煙してて近所から苦情が来なかったのが不思議だった。
124元鋳物屋:2007/04/22(日) 00:27:12
規制で携帯から書き込んだら変なことになった…
125名も無きマテリアルさん:2007/04/22(日) 05:16:59
発泡スチロールは燃やしたってダイオキシンなんか出ないよ
スチレンはC8H8で塩素化合物を一切含んでいない
126名も無きマテリアルさん:2007/05/06(日) 22:55:24
>>125
勉強になります。
127名も無きマテリアルさん:2007/07/11(水) 03:20:47
インベストメントキャスティングってヤツ?
128名も無きマテリアルさん:2007/08/01(水) 07:44:34
F1のトランスミッションとかこの方法で作られているようですね。
抜き勾配とかアンダーカットとか気にしなくて良いそうです。
129名も無きマテリアルさん:2007/09/01(土) 16:43:38
コストは如何でしょう?
130名も無きマテリアルさん:2007/10/11(木) 04:38:07
真鍮の鋳造は亜鉛が蒸発するので難しいそうですね。
131名も無きマテリアルさん:2007/10/21(日) 09:56:01
真鍮の地金って、Cuの融点はZnの沸点越えてるのにどうやって作るんだろう?
教えてエロいヒト
132名も無きマテリアルさん:2007/10/31(水) 03:05:05
>>131
共晶だっけ?異なる金属を融かして合金にすると融点が下がるそうです。
100度以下で融ける低融点合金もあります。
133131:2007/11/04(日) 18:14:07
>>132
レスサンクス
Cu-Znは偏晶系だから融点が下がるのは状態図見ればわかるんだけど、
溶けたCuの温度はZnの沸点を超えてる...Cu溶湯に添加したZnは蒸発しちゃうんじゃないかとオモタわけです。
ドウなんだろう...シャレじゃなくて。
134名も無きマテリアルさん:2007/11/14(水) 05:06:12
>>133
Cu-Znの混合状態になったらZnの蒸気圧が下がるから問題ないんじゃない。
多少は蒸発して目減りするだろうけど。

GaAsのように蒸気圧をコントロールしながら作成する合金も存在しますよ。
135名も無きマテリアルさん:2007/12/07(金) 03:08:46
ギプスの法則でしたっけ?
136名も無きマテリアルさん:2007/12/10(月) 02:41:44
>>133
純Cu溶湯にZnを添加して蒸気圧が下がるまでが修羅場なんで、うまい方法がないものかということなのだと思われ。
137名も無きマテリアルさん:2007/12/23(日) 14:18:53
難しそうですね。加圧するというのはダメでしょうか?
138名も無きマテリアルさん:2008/01/27(日) 14:32:26
遠心力を使う方法もあるようです。
139名も無きマテリアルさん:2008/06/29(日) 08:33:45
機械加工の難しい耐熱合金の成型に使われるようです。
140名も無きマテリアルさん:2008/08/31(日) 09:46:26
タービンブレードの製造に使われるらしいですね。
141(・◎・)v:2008/10/07(火) 08:35:51
>>2-4
> 消失模型鋳造ってロストワックスとはまた違う

歴史的なことは良く分かりませんが、「ロストワックス鋳造法」って、
消失型鋳造法の、正に、【元祖】とも言える技術だったわけですね。
142名も無きマテリアルさん:2008/10/15(水) 22:28:26
more kwsk
143名も無きマテリアルさん:2008/10/29(水) 05:19:12
>>141
そうですね。古くから使われていたようです。日本でも1000年以上前から
小型の仏像の鋳造に使用されていたそうです。手法は中国あたりから
伝来したらしいです。
>>142
ここのブログが参考になるかもしれませんよ。
http://blog.livedoor.jp/dda40x/archives/cat_50019978.html
144名も無きマテリアルさん:2008/12/12(金) 12:47:06
>1
investment castingで検索すると色々見つかります。
145名も無きマテリアルさん:2009/04/13(月) 02:32:08
>>104
勉強になります。
146名も無きマテリアルさん:2009/04/15(水) 17:06:31
1が2001年か。。。。
消失模型昔やったことがある。塗型剤がぽいんとだかな。
型ばらしがすごい楽だ。
147名も無きマテリアルさん:2009/04/15(水) 19:32:33
しかし鋳込みは大変なんだぞ。
148名も無きマテリアルさん:2009/04/25(土) 02:32:44
大変そうですね。型は抜き勾配がいらないので楽そうですね。
149名も無きマテリアルさん:2009/06/24(水) 17:37:35
このような分野って普段はあまり注目されないけど、重要ですね。
150名も無きマテリアルさん:2009/09/17(木) 11:38:20
結局、目的とする素材(アルミとか真鍮とか)を
家庭で簡便に溶融する方法が明示できないのが
難しいところだよね。
自分もそうだけど、鋳物をふきたいと思っているけど、
つまるところは金属溶解のDIY的なソリューションが
見当たらない。鋳込みは各自で試行錯誤するのが当然としても、
最大の難関はブツを鋳込み可能な状態に溶かすことなんだよね。
151名も無きマテリアルさん:2009/09/17(木) 11:51:50
最近はアクセサリ用の高周波炉もあるようですね。
152名も無きマテリアルさん:2009/09/25(金) 22:20:23
  ミミ彡ミミミ彡彡ミミミミ
,,彡彡彡ミミミ彡彡彡彡彡彡
ミミ彡彡゙゙゙゙゙""""""""ヾ彡彡彡
ミミ彡゙         ミミ彡彡
ミミ彡゙ _    _   ミミミ彡 全戻し協会民営化に賛成してくれるのか
ミミ彡 '´ ̄ヽ  '´ ̄` ,|ミミ彡 反対するのか
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡   これをはっきりと国民の皆様に問いたいと  
 彡|     |       |ミ彡  思います
 彡|   ´-し`)  /|ミ|ミ   
  ゞ|     、,!     |ソ   
   ヽ '´ ̄ ̄ ̄`ノ /      
    ,.|\、    ' /|、
 ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄`
    \ ~\,,/~  /
     \/▽\/
153名も無きマテリアルさん:2009/11/09(月) 01:00:07
>>150
確かにそうですね。亜鉛やアルミは融点は低くても酸化しやすいですね。
154名も無きマテリアルさん:2009/11/13(金) 08:41:32
DIYの人向けに鋳込んでくれるサービスとかあればいいと思うんだが、
機械加工やってるところだと個人様OKってとこがあるみたいにさ。
まあ、元から一品物もやれる機械加工と違って、鋳物じゃそう言うのは
面倒なだけで儲からないのかもしれないが。
155586:2009/11/18(水) 15:00:47
鋳物のDIY向けサービスってのはおもしろそうだね。
材質と枠寸法限定で、出来上がりにモンクを言わないって条件ならどこかやるところありそうな。

一方で鋳物をDIYしようというのも酔狂な話しだな。
DIYってのはヘマしてもツメを剥がすくらいのリスクでやるもんだろ。
はんだにせよ真鍮にせよアルミ合金にせよ100gくらいならガスバーナーの火力で簡単に溶ける。
けど、溶けたからそれを鋳型に流し込むなんてノリじゃ鋳物はできない。何より取り扱いを誤ると大けがするよ。

小刀の取り扱いを誤っても指先を切るくらいですむだろ。まさかの確率で指を落とすとか片目を失明するくらいか。
金属溶湯の取り扱いをあやまるとずいぶんな確率で大けがするよ。まさかの確率では死ねるよ。
156名も無きマテリアルさん:2010/01/22(金) 02:17:33
最近は3Dデータからワックスをインクジェット等で出力して鋳造する事業もあるらしい。
157名も無きマテリアルさん:2010/01/23(土) 22:30:53
ロストワックスで一品物が作れるのか。カッコイイな。

NCでスチロール模型削ってロストフォーム鋳造とかならスレ的には
もっといいんだがw
158名も無きマテリアルさん:2010/01/29(金) 12:46:43
金属の溶解は危険だよ。
はじめてならハンダくらいにしといたら。
少量のハンダなら最悪失明くらいで済むとおもう。
159名も無きマテリアルさん:2010/01/31(日) 11:43:00
まあ、今は低融点合金が市販であるから、気分を楽しむだけなら
そんなんの方が安全でいいんじゃねぇの?

このスレ的には、そんな低温で使える消失模型用材があるかどうか
が問題だな。
160名も無きマテリアルさん :2010/02/05(金) 00:23:16
・・・・
161名も無きマテリアルさん:2010/03/07(日) 02:58:49
アクセサリーの製作でロストワックスをやっている人もいる。
東急ハンズで売っている。
162名も無きマテリアルさん:2010/03/09(火) 21:59:35
Falk 1896-1935 ジョージ・カレットで30年間勤務していたJoseph Falkが設立した。
Fleischmann 1887- Jean Fleischmannが1887年に設立した。1917年にJeanが死去した後は
妻と兄弟が1940年まで経営し、その後は息子のJohnとEmileが経営した。
1928年にはLeonhart Staut,1936年にはDoll&Companyを買収した。
1969年まで蒸気機関模型の生産を続けた。
Hess 1826-1941 1828年設立だが創業者の息子のLeonard Joseph Hessが
1866年に玩具の生産を始めた。1929年に彼の息子のKarlが100周年を祝った。
しかし、1941年に廃業した。
Plank 1866-1932 Ernst Plankが1866年に設立1932年9月7日に不況によりSchaller兄弟の手に渡った。
玩具の生産は終了したが1980年に清算するまで会社は存続した。
Schoenner 1875-1917 1875年、Jean SchoennerとSigmund Shukertによって設立された。
幻灯機や蒸気模型等を生産した。1893年7月には蒸気機関模型の生産台数50万台を達成した。
その他のメーカー
Karl Arnold 1906-
Hans Eberl 1886-99
Bernard Hommoka 1897-1903
Willy Honsel 1948-1954
Wilhelm kraus 1932-1938
Kraus Mohr 1895-1903
Mohr&Kraus 1901-1923


163名も無きマテリアルさん
有望そうだね。