ステンレスの腐食について

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中田また最低点、風雲急を告げるパルマ
 【パルマ(イタリア)29日=坂本万里雄】
セリエA・パルマMF中田英寿(24)をめぐる騒動は沸点に達した。直訴の上、指令塔に復帰し
た28日のベローナ戦で、サポーターから大ブーイング。一夜明けたら、地元マスコミの大バッシング。元ユベントス監督のアンチェロッティ氏の招へいが報じられるなか、ウリビエリ監督は
黙りこくり、タンツィ名誉会長は投げやり発言。いったい、どうなる?


 パルマの街が、大騒ぎだ。28日のベローナ戦。ウリビエリ監督に直訴して4試合ぶり指令塔
先発を果たした中田は、見せ場なし。今季8戦1勝で13位というていたらくに、ホームながら
大ブーイングを浴びた。一夜明けて待っていたのは、さらに厳しい試練だった。

 まず地元紙コリエレ・デロ・スポルトが「中田はいつも空振り。ミクーをもう一度呼んできた方
がいい」と二軍に追いやられたライバル指令塔にラブコール。

 ガゼッタ・デロ・スポルトは「入団時に『背番号10より7の方がふさわしい』といっていたが、その通り」と指令塔ナンバー「10」失格を通告。

 ガゼッタ・ディ・パルマも「文句などいわず、黙った方がいい」。全紙、10点満点で5点の低評
価を下した。これまで中田との“心中”を明言してきた同監督もなすすべがない。著名なサッカ
ーテレビ番組コンテロ・カンポで評論家が「直訴した位置でもダメ。「中田は恥を知るべき」と発
言。ゲスト出演した同監督は反撃するどころか「…」とグウの音も出なかったのだ。

 ウリビエリ監督の身辺も、風雲急だ。ベローナ戦はタンツィ名誉会長らが見守る“御前試合”
だった。昨季パルマを、4試合続けて白星ナシで解任されたマレザーニ現ベローナ監督と同
じ状況を直接対決で作ってしまった。当事者は否定しているが、コリエレ・デロ・スポルトは、
元ユベントス監督のアンチェロッティ氏と同名誉会長の接触を報じている。

 「ウリビエリは残るか? しようがないだろう」とタンツィ名誉会長は後任不在で投げやり(?)
発言。騒動が収まる気配はない。

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top01.html