結晶粒が小さいと・・・

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1名も無きマテリアルさん
結晶粒が小さくなるほど伸びが低下する理由を教えてください.
転位が・・・、良く分かりません。
お願いします。
2名も無きマテリアルさん:2001/01/22(月) 22:07
別に結晶粒微細化=伸びの低下は当てはまらないのでは?
超塑性を起こすには微細化が必要だし。
3名も無きマテリアルさん:2001/01/23(火) 18:21
「結晶粒が小さくなるほど伸びが低下する」という根拠の方が知りたい。
2も疑問があるみたいだけど、ホントにそうなの?

ちょと専門外れるからあんま自信無いけど、ホールペッチと勘違いしてるに、取りあえず一票。
4名も無きマテリアルさん:2001/02/02(金) 01:07
そりゃ,同一試験片で荷重(応力)同じなら,伸びが低下するだろう.結晶粒微細化
すれば,一般に強度が増すからな.
でも,伸びって普通破断するまでの全伸びのことだろ?俺もホール・ペッチ則勘違い説に一票.
5BAMGIS:2001/02/02(金) 21:53
結晶粒が小さくなるほど加工硬化率が小さくなるからです。
なぜ加工硬化が小さくなるかというと転位が粒界にパイルアップ
できにくくなるからです。
6名無しさん@1周年:2001/02/02(金) 23:43
>>5
え?むしろ逆じゃないか?
7名も無きマテリアルさん:2001/02/03(土) 12:17
6が正しいと思う。でないと、ホールペッチ成り立たんじゃん。
8BAMGIS:2001/02/03(土) 18:21
ホールペッチは強度しか説明できませんよ。
粒径が小さくなると、粒内に入れる転位もすくなるなるんです。
93:2001/02/03(土) 20:23
>>8
専門じゃないんで、説明がちょっと良くわからないです。

加工硬化は転位が絡み合ったり粒界にぶつかったりして、どんどん動きにくくなるっていうイメージでいいんですよね。

>粒径が小さくなると、粒内に入れる転位もすくなるなるんです
っていうのは、転位密度が下がるぐらい少なくなってしまうって意味なんでしょうか?
つまり、
A.粒径が小さい=転位が動ける範囲が小さい(すぐ粒界に止められる)=転位が絡み合い易い
B.粒径が小さい=粒内に入れる転位が少ない=転位が絡み合いにくい
っていう二つの相反する効果の内、Aを相殺するほど、Bの方が大きいってことなんでしょうか?

Aの効果によって、強度が上がるっていうのがホールペッチの法則だと理解しているのですが、これが成立するということは、(この面だけを見れば)加工硬化率も高くなるのではないですか?
何故、強度しか説明できないのでしょうか?

もうひとつ、これと関連して、
C.粒径が小さい=転位が動きにくい(粒界で突っ張るから)=強度が高い
って効果もあるように思うのですが、ひょっとしたら、ホールペッチというのはCの効果によるものなのでしょうか?
だとしたら、加工硬化が説明できないっていうのは理解できるんですが、そうだとしてもAの効果の寄与が少ないってことの説明にはならないですね。

この辺りの関係を分かりやすく整理して説明してもらえたら嬉しいです。
10BAMGIS:2001/02/03(土) 21:29
うーんとこっちも話がこんがらがってしまいました。
 一般には結晶粒径が小さくなるとホールペッチにしたがいますが、
ある臨界を越えると今度は粒径が小さくなるほど強度は下がります、
すなわち逆ホールペッチ則に従います。
 一般に全伸び(破断伸び)は粒径が小さくなるほど大きくなります
が、結晶粒径がきわめて小さくなると(1ミクロン以下の領域)、
小さくなります。この時伸びを分解してみてみると、局部のびは粒径
の減少とともに増加しますが、一様伸びがそれよりまして減少する結果、
全伸びが減少します。
 最初のご質問の内容から推察してホールペッチ則がなりたたない領域
の話と考えておりましたが。。
11名無しさん@1周年:2001/02/03(土) 23:20
結晶粒界ってやつは格子が不連続なわけだから、転位がそのまま貫通できない。
そのためパイルアップして応力集中→次の結晶粒に転位が発生。
よって粒界がたくさんある方が変形するための抵抗が大きい。
すなわち強度が高い。
というふうにホールペッチを理解していました。

BAMGISさんの言ってる「粒内に入れる転位もすくなくなる」という
1ミクロン以下の粒径サイズのときの変形というのは、
粒界すべりによるものなのでしょうか?

1ナノ以下の粒径サイズだったら、アモルファスなんだろうけど。
12名も無きマテリアルさん:2001/02/04(日) 03:46
11のHall-Petchの理解は正しいよ。
Hall-Petchの式が実際の材料でどのくらい当てはまるかは議論のあるところでしょう。
材料によって、温度によって、話は違ってくるし。
基本的に室温以下ならサブマイクロレベルまでだいたい当てはまるんじゃないのかなあ。
まあ、それ以下の粒径の試料をバルクで作るのは大変そうですがw
13名も無きマテリアルさん:2001/02/06(火) 01:01
粒界すべりはよく分かりませんが、
Hall-Petchの法則はnanoレベルでは通用しません。
結晶粒の微細化は,はやりの研究であり
どんどん解明されつつあります。
私も微細化された銅の研究をしてます。
銅ではサブマイクロ以下のバルクは作りにくいです。
ちなみに僕は微細化にはECAP法使ってます
14名も無きマテリアルさん:2001/02/09(金) 11:56
>>13
ECAPって流行ってますね。
ところで、ひずみはいくつくらいまで与えるとナノレベル粒径になります?
15名も無きマテリアルさん:2001/02/11(日) 14:38
加工歪を導入しすぎると動的再結晶が起こってしまうので難しいのかな?
そうだとすると積層欠陥エネルギーが小さい材料ほど微細化しやすいかしらん。
と、ふと思ったのだがどうなんでしょう。
16名無し:2001/02/16(金) 22:11
数式をもってこい! イメージで語るな!
17名も無きマテリアルさん:2001/02/16(金) 22:28
じゃ君、持ってきて。明日の昼までによろしく。
18名も無きマテリアルさん:2001/02/16(金) 22:43
>>16
誰への突っ込みかな?
両方大切だよ。
イメージ=思いこみじゃなくてイメージ=直感的理解の方ね。
19名無し:2001/02/17(土) 00:57
>18
ごめんごめん!工学部の友達でいるんだよねー.
直感のみで話す奴!まぁ〜,もちろんそれも
大切なんだけど,そのくせ,数式を見せると
「わからん」とか言って引く奴!
キッテルには載ってないかな?
20名無し組:2001/02/17(土) 02:37


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21ARK1:2001/03/06(火) 13:54
σ=a+b/d^0.5
でしたっけ。σは降伏応力、dは結晶粒、a,bは材料定数。

つまり、ここでHall-Petchは延性、靭性の話しはまったくしておらず
塑性変形抵抗に言及しているので、延性を語るのは可笑しい。

結晶粒を一定として強度を上げると、延性は低下するという当たり前な
法則が結構日本の教科書には書いていない。RKRモデルでも使って説明す
ればこのような思考の隘路にはまらずに済むのに....。
22ARK1:2001/03/07(水) 11:06
21に補足
以上はHall-Petch成立時のはなし。
超微細粒になると、粒内の体積に比べ、結晶性の乱れた粒界の体積が増加し、
低温でも拡散が起こりやすくなります。また、粒内がぴたりと隣接している
イメージからも遠ざかり、粒界だらけの海に粒内の島が分散しているような
組織になるので粒の回転が起りやすい、それで超塑性が怒りやすいのでは。
ちなみに、粒界100%になるといわゆるアモルファスになったと見立てるこ
とができます。
23名も無きマテリアルさん:01/09/04 00:39 ID:hVt0c/QQ
ひまだね。こんな談義は。強度が上がれば延性が低下する基礎理論(RKRモ
デル)を考えれば解るのに。これを材料学の先生が1ページめにかたるべき
はなしだとおもう。セラミックスが脆いのは、強度が高い(塑性変形抵抗が
高い)からでしょ。大学からでて社会人になって初めてこの感覚が重要だと
気づきました。
24>>10:01/09/05 00:01 ID:oPVqiLH6
>>21->>23は素人か?
BAMGISさんを優秀な方と見込んで、質問します。
スーパーメタルや超鉄鋼の開発において、一様伸びの低下が
「結晶粒微細化の悪夢」と言われ、問題となっています。
このため、一様伸び(=加工硬化係数)の向上のため、酸化物の分散が
検討されているようです。
一方、Q大のT木研究室では、ホールペッチ則が超微細粒の領域でも
成り立つというデータを発表しています。
以上より、結晶粒微細化にによる一様伸びの低下は>>10の説明では
納得できないのですが、どうでしょうか。
25名も無きマテリアルさん:01/09/05 23:43 ID:TJLf0uvw
ごちゃごちゃ言う前に、硬いと脆いとはどういう事かを
理解すべきかなと思います。少なくとも一般理論として
説明してください。>24
26BAMGIS:01/09/06 17:35 ID:anoc.Bmc
なかなか難しい質問ですね.研究なさっている当事者じゃないと
わかりませんが,分散強化と結晶粒微細化は本来別の強化機構では
ないでしょうか.またそれらの寄与が加算できるかもわかってない
ように思います.
27名も無きマテリアルさん:01/09/11 23:54
違うよ、硬いと脆いという一般事実の説明を何故意図的に避けるのか?
特に鉄鋼学者に聞きたい。それを工学的に認めないので、たくさんのア
プリケーション系の学会の勃興がおきたのでしょう。未来のない夢を
若者に与えるのは不可。若いエネルギがそこにいくことへの、社会的
得失を考えて、発言しているのかな?MAKI教授は。
28名も無きマテリアルさん:01/09/12 00:24
>>27
もっと勉強したら?
29名も無きマテリアルさん:01/09/12 22:15
>>28
勉強しても、産業的に出来ないものはできないぞ。
30名も無きマテリアルさん:01/09/12 22:19
勉強しても出来ないものがあるよ。その
理論的限界線を学者のひとには線引きし
てもらいたい。それには作り方の量産性
と組織性御製の相反関係を解明する学究
を望みたい。
31名も無きマテリアルさん:01/09/12 22:53
ほんと単純な硬いと脆いが説明出来ない材料屋が
はびこっているのは悲しい。どうしてしないの。
硬いとわれやすいだろー。これを説明しなさい。
それから勉強不足を指摘したらいいんじゃないの。
32名も無きマテリアルさん:01/09/12 22:59
>>27
口うるさい人はほっといて、素人にも分かるように教えてください。
何故、硬いと脆いの?
33名も無きマテリアルさん:01/09/13 00:26
結晶粒微細化という(金属材料の)強化手法は、
他の3つの強化手法と違って強度、靭性を両方
向上しうる手法だということに異議ある人は
その理由を書き込んで下さい。
34BAMGIS:01/09/13 13:06
一応整理しとくと,次の様な関係です.
強度:強い−弱い            :引張強さ,降伏応力,体力
硬さ:硬い−軟らかい          :ビッカース硬さ,ロックウエル硬さ
延性:のびれる−のびひん        :伸び,絞り
靱性:ねばい(Ductile)-脆い(Brittle):シャルピー衝撃値

なお,硬さは耐力と考え,靱性は強度×延性と考えるとわかりやすい.
加工性(変形能)は加工方法(応力状態)にもよるので,延性は低く
ても加工はできます.その点で一様のびが低いから,応用はできない
ということは一概にはいえません.
35名も無きマテリアルさん:01/09/13 20:48
>>33
素人に解るかどうか知らないけれど、硬いお茶碗脆く、
粘い(万力で曲がるだけで破断しない)1円玉アルミがあ
るけど硬くない。結晶粒微細化の源泉であるHall-Petc
hは強度(硬度)理論で、硬さを上げる他の手法に比べて、
靭性(延性)の低下が少ないだけ。
どんな材料でも強度を上げると、靭性が下がる一般理論
を提示してくれたら、その他素人にも解る。
36名も無きマテリアルさん:01/09/13 20:56
>>33
僕は素人で、材料のこと解らないけど、硬いと脆いこと
教えてくれた人がいなかった。それで材料の選択に失敗
して(なかなか飲み込めず)、上司に怒られた。そんな思
いの人間に分かり易い回答を下さい。
37名も無きマテリアルさん:01/09/13 21:03
>>33
は多分研究者で実態から離れた、うわごとにしか聞こえない。
俺なんぞ、センスない上司に技術者人生灰にされた。うぶな
33さん。教科書から離れた視点が重要でしょう。
38名も無きマテリアルさん:01/09/13 22:53
なぜか評判の悪いプロジェクト関係だが、関連ありそうなので貼っとく。

靭性について
http://www.nrim.go.jp:8080/frontier/ext/frcsm/japanese/task/800mpa.html
横軸が衝撃値じゃなくてDBTTなのが気になるが。

伸びの低下について ・・・ これが最も>>1の疑問に近いだろう。
http://www.nrim.go.jp:8080/public/japanese/information/NEWS00/2000-05/05.htm
39pooh:01/09/17 02:16
上の評判の悪い(?)プロジェクトのページと重複するかも知れませんが・・
結晶粒微細するほど均一伸びが低下する理由としては私も加工硬化率が原因と考えますが,結晶粒微細化するほど加工硬化率が小さくなるというより,「bcc金属では結晶粒微細化に伴う耐力の上昇を補うだけの加工硬化の上昇が生じない」というのが正確ではないでしょうか。
結晶粒が微細化されるほど不均一歪み(GN転位)が導入されやすくなるでしょうが,もともとの強度が高ければ強度上昇に寄与しにくいのだと思います。つまり結晶粒微細化強化と転位強化の加算則は当然ですが成り立たないことを意味しているのではないでしょうか。
パイルアップ理論の話が出てましたがあれは「降伏現象」にのみ適用されるべきで,加工硬化の説明には何の役にも立ちません。
酸化物を分散させて・・という話が出ていましたが,あれはまさに変形時に不均一歪みを導入させやすくして加工硬化率を上昇させる手段のひとつと思います。ただどれほど効果があったのかはよく知りません。
酸化物の効果は,むしろ組織の熱的安定性を向上させる点で意味があると思います。実際メカニカルミリングにより酸化物を分散させた鉄においてデータが出ており,相変態点以下ならばほとんど粒成長を起こさないことが明らかになっています。
ただし相変態点以上になると急激な粒成長を起こすので,溶接はできません。均一延びが出る出ないよりもこちらの方が重大で深刻な問題だと思います。すみません話がそれてしまいました。

ところで
>>15
非常に重要な視点(イメージ)だと思います。微細粒の形成機構のみならず変形機構を考える上でも重要だと思います。
40 :01/09/18 00:22
凝固するときに、超音波のようなもので振動させてやると
結晶の粒が小さくなりますか?
41名も無きマテリアルさん:01/09/18 11:28
>>41
デンドライトの分断が促進されればある程度は小さくなるかもしれないけど、
ここで言ってるのとはオーダーが全然違うんでは?
42名も無きマテリアルさん:01/09/18 22:28
硬いと脆いことRice-Knott-RitcheのつくったRKRモデルをもっと勉強すべき。
ついでに、亀裂先端の現象を放棄しても工学的にOKという破壊力学を勉強すべき
。脆いとは、塑性変形がし難いことと、潜在的なメゾスケールレベル(決してナノで
はありません)での欠陥の評価を膨大な体積で行うことに産業界では至ってます。
産業界の認識=塑性変形抵抗は色々な学会の法則の発見のため具体化できました。
それでも、破壊は食い止められません。いくら言っても無知な人が多いので、体感し
ておられる、強度が上がれば靭性が落ちることを十分認識させる科学が必要と思い
ます。
43 :01/09/18 23:09
冶金学は、まず学生実習として日本刀を鋼から打つ
というのは如何でしょう。伝統技能を学べば
よいことがあるかもしれません。
44 :01/09/20 00:27
強度(耐力)は上昇するがそれ以上に加工硬化率が上昇するためむしろ延靭性が向上
するという例はオーステナイト鋼にはたくさんあります.硬さだけで鋼の脆さが説明
できれば組織制御屋はいりませんよ。機械屋の常識が通用しないところに材料工学の
おもしろさがあるのです。それが分からない人はだまってなさい。

ちなみに結晶粒微細化は強度・靭性ともに向上させる強化法の一つです。
ただしここでいう靭性とは脆性-延性遷移温度のことです。結晶粒径を1μm以下に
まで微細化すると,たしかに均一延びはほとんど消滅しますが,脆性-延性遷移温度が
存在しなくなる,すなわち低温靭性が著しく向上するというデータが出ています。
45名も無きマテリアルさん:01/09/20 08:16
>>35-37
技術者人生灰にになるのも必然だな。
46名も無きマテリアルさん:01/09/23 22:53
>>45
そうそう、なんか真面目すぎ。
そんなの分かんない風にして、実感していればいいじゃないの?
と思ってしまう。
47名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:00
>>44
TRIPでしょ。まだ研究していたの?トリップは、加工硬化が高いゆえに
靭性試験(特にシャルピー)での塑性変形領域を稼ぐために見かけの吸収エネル
ギーが高くなるだけで、シャルピーは上がるけど破壊靭性試験はそれほどでも
ない。そんな息の詰まる研究頑張ってたの。頑張ってね。
48名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:03
>>47
まだ研究していたの?
どころか、あなたのクルマに使われているかもよ。
49名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:06
>>44
よくなるのは分かったが、それでも低温にすると悪くなる方向なんでしょ?
低温にすると強度は高くなるから、やはり強度と靭性のトレードオフが存在す
る。馬鹿だからそれを丁寧に教えてください。
50名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:08
>>48
そうそう自動車技術協会でそのような発表があった。同じかどうかわ
からないけどそんな技術は疲労強度を落とすとどっかの老教授がいって
た。
51名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:15
本格的に、強度と靭性のトレードオフを説明しないと詐欺だ
と感じる。個人的に。
52名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:23
材料学の先生、嘘つかないでよ〜。
53名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:27
じゃあ嘘つき先生コンテストしようか?
54名も無きマテリアルさん:01/09/23 23:28
>>49-50
本当に馬鹿だなあ。
55名も無きマテリアルさん:01/09/24 00:54
>>47
TRIPしか思いつかないようではまだまだ勉強が足りませんね。
56名も無きマテリアルさん:01/09/25 23:08
>>55
Tripあたりで十分だとおもう。オーステナイト鋼の強度を上げて
いったいどのくらい産業に適用出来たのよ?全鋼の何パーセント
の材料に、どういう効果をもたらし、その中でもネックになって
いた産業分野をどう活性化したかを経済的数値で述べよ。
57名も無きマテリアルさん:01/09/25 23:14
まあ、光学顕微鏡組織の下部組織を議論した昔の人のように、今は
転位を超えて原子とその結合力を意識して議論を進めてはどうだろう
か?そうすれば、きっと強度と靭性のトレードオフの関係が出てくる
はず。
58名も無きマテリアルさん:01/09/25 23:22
そうだよね、薄々分かっている事に、若者をまくしたてて、
研究させる教授っているいる。簡潔な結論を残し、若手にバト
ンタッチすべきなのにね。
59名も無きマテリアルさん:01/09/25 23:33
確かに、大学の先生、役に立たなくなってきてる。
[鉄は国家なり]系をいまだいってるのが特にいけな
い。更に、先生方の発言なら良いのだけど、時代に
合わない、卒業生を量産しているなんてぞっとする。
その反省を受けた世代が、益々不利益な改革を突
きつけられる。物質工学をもう一歩でほんとの工学
にできる窓口にいるのに。
60名も無きマテリアルさん:01/09/25 23:40
わたしゃ、気楽な鋼材や、先生方が何をいっても
売れないものは売れない。年取って、いますがこ
んな議論なんか若かった40年代にも聞いたよね。
時代が繰り返されているのか、時代がストップし
ているのか分からないけど、一応感想までと。。。
ものすごくジサクジエンっぽいな
いったい何に対して恨みがある人なんだろう?
62名も無きマテリアルさん:01/10/06 22:03
歴史を凝縮して、新たな展開をはかるためかな。。。
63名も無きマテリアルさん:01/10/06 22:13
ほんとジサクジエンぽいよね。ただし鉄鋼材料を考える上では重要だ
よね。鋼の強化機構。
64名も無きマテリアルさん:01/10/06 22:18
>>61
まあ、歴史的に根が深い技術論なんだ。
65名も無きマテリアルさん:01/10/06 22:28
馬鹿はする、強度ー延性バランス。だったら、バランス自体を法則化して
欲しいよな。バランスを定式化しろ。学者どもめ。全く役に立たない、金属
工学側から見た強度論。一方逆の機械工学系強度論もデータをとにかくそろ
えよなんて教えてて、ブラックボックス。それで測定せよ。
この自作自演者の文章は、基地外によく見られる特徴があるね。
粘着質でいて、文章が脈絡無く、変に感情的。
「技術者人生灰にされた」とか書いてるし、
精神に変調をきたして職も失った可哀想な人の姿が思い浮かぶナー。
67名も無きマテリアルさん:01/10/07 19:22
>>66
賛成。
68名も無きマテリアルさん:01/10/07 19:32
>>66
そうだね。
話を戻すとこれは、何故強度が上がると靭性が下がるということを
理論化していないのかと言う問答に思える。確かに、材料は強度が
上がると靭性が下がるのは業務上しっている。では何故なんだろ
う?
69名も無きマテリアルさん:01/10/07 20:13
まあそうだよね。強度靭性バランスに限れば。すこし詐欺っぽい
言い回しが多い。でも、こんなに鉄鋼が使われているのだから、使
う側も選択眼を磨かなくちゃ。
70名も無きマテリアルさん:01/10/07 20:32
ははは。ジサクジエンで何が悪い。私は私でないとも思われる。それは人の意見
聞きすぎた人生。やはり自分は自分で切り開かなかったことを後悔しているの
だろう。だけど、おれはこの分野では失敗したけど、別の分野で成功してるか
ら、精神分裂的な人間には辛うじてなることはなかった。ミンナ成功を祈る。
(別に否定してない。このぶんや面白いよ。)
71名も無きマテリアルさん:01/10/07 20:43
まだ鉄鋼やってるの?50代にもなって。
72名も無きマテリアルさん:01/10/07 22:11
>>71
どれに対するレスなんだい?
73名も無きマテリアルさん:01/10/11 22:15
ところで、強度を上げると延性(靭性)は何故下がるの?
強化方法に共通していると思うが。
74名も無きマテリアルさん:01/10/11 22:29
>>73
だから強化方法に共通してないってば。
75名も無きマテリアルさん:01/10/14 01:28
共通してる部分があるでしょうに。
76名も無きマテリアルさん:01/10/14 01:45
>>74
エーッ.自覚していないの?
共通はしていないけれど、硬いものは延性は確保出来ず、柔らか
いものは強度が達成出来ないものですよ。
77名も無きマテリアルさん:01/10/14 01:55
>>74
そんなに鉄鋼の強化論を支えても滑稽だ。
私は粘着質かもしれないけれど。
78名も無きマテリアルさん:01/10/14 02:04
認識のずれた学者のスレか?
産業界で主に悩んでいるのは、変形による
不具合ではない場合が圧倒的だ。
なにか悲しげにこのスレ読みました。
79名も無きマテリアルさん:01/10/15 01:23
>>78
そう思う。何か大きな認識のずれがある。というより、共謀
して、認識のずれを放置している節があるように見えるのは
私だけか?
80名も無きマテリアルさん:01/10/15 02:03
変形強度を上げると、破壊強度が下がる。実験していると
良く分かるでしょう。両方を押さえるべきだという議論の中で
変形強度の本質が、硬さに落ち着いてきて、それで破壊靭性
を調べると、ブロックだとかパケットだとかの話よりも基本的
な意味を持つことが分かるはずなのに、分かっていない人が
多いのは何故?
>>75-80 (・∀・)

同一成分の合金において、硬さがほぼ同じでも
靭性が良いものと悪いものは、組織制御によって
ある程度造り分けられますわい。
82sirouto:01/10/16 17:51
少し教えて下さい。
金属でも、転位をしにくくすると、セラミックのように硬くなり、
変移-応力曲線が真っすぐになる替わりに、
過大な変形をさせられた時に、一気に破壊する、つまり脆くなる
ということですか?
83名も無きマテリアルさん:01/10/16 18:27
転位が局所的に集積してき裂になることによって
一気に破壊するわけですから、
転位の運動を妨げつつ、転位の集積がし難くなるような
手段をとれば強度−延性バランスの良い材料ができると
思われます。
84名も無きマテリアルさん:01/10/16 19:08
Cuを上手く回復させると水滴が落ちた衝撃で変形したり、
自重で伸びたりするようになるって聞いたことありますが・・・
85sirouto:01/10/17 10:07
83番さん、ありがとうございます。
塑性を示す状態では転位があると思うのですが、
糊付け(接着)した板を剥がすような場合には、転位は発生せずに、原子間結合が引き離されるようにおもうのです。
如何でしょうか。
セラミックの破壊でも、普通の多結晶体は転位型、単結晶では引きはがし型のように思いますが。
86名も無きマテリアルさん:01/10/17 10:56
>85
概ね同意しますが、金属材料においてそのような破壊をするのは
極めて特殊な場合に限られるのでは?
まさにそれは、理想強度なのですから。
87sirouto:01/10/17 11:08
ありがとうございました。
これは、議論のための議論のように思われるかもしれませんが、
単結晶セラミックの破壊について、知りたかったためです。
ありがとうございました。
88名も無きマテリアルさん:01/10/17 11:29
>>85
通常のセラミックス多結晶体って、室温で転位が活動するのかいな?
89名も無きマテリアルさん:01/10/17 11:32
==2==C==H======================================================

         2ちゃんねるのお勧めな話題と
     ネットでの面白い出来事を配送したいと思ってます。。。

===============================読者数:73447人 発行日:2001/10/16

どもども、ひろゆきですー。

既にご承知でしょうが、ついにコピぺ荒らし対策をやりましたですですー。( ̄ー ̄)ニヤリ
最近おいらのメルマガをパロっておちょくる馬鹿が出てきたのでその対策なんですー。

コピぺ荒らしには規制を設けることにしましたが、差別発言や他の掲示板の荒らし依頼等は
これまでどおりアクセス拒否はしませんのでこれからも何でも書いてちょ!

本当は悪質な書き込みもあぼーんしてる暇があったら、書き込み者のアクセスを拒否すればいい
んですけど、そうするとつまらなくなってしまうのでしないのですー。
2chは過激な発言が売りで、おいらもそれで知名度アップでうれちいんでちゅー。( ̄ー ̄)ニヤリ
だからみんな、これからも無茶な書き込み期待してるよ!
おいらの悪口以外はなんでもありだからね!

んじゃ!
90あんぱんまん:02/01/23 00:44
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             `ー――--------――‐'

91名も無きマテリアルさん:02/01/29 01:02
>>83
名答ありがとう。じゃあそんな物質作ってみてよ。
>>91
それが結晶粒微細化だってば。
93名も無きマテリアルさん:02/01/29 15:02
強度や靭性、伸びなどの指標は材料物性の局面を便宜的に表現しているに過ぎないのではないでしょうか。
例えば引っ張り応力に対する変形メカニズムにしても、原初的な部分では教科書に載っているような転位論で説明できると思いますが、
教科書的な現象がバルク材料の中で実際にどのように作用するのかは、材料を構成する金属組織ごとにずいぶん違うと思います。
カタログスペック的に言えば、抗張力1000N/mm^2、破断伸び20%などという強度と靭性を兼ね備えたような材料はあるよね。
実際には、高強度はともかく、加工しにくくて靭性も期待できない材料だけどね。
>>93
何を根拠にそんなことを?
95名も無きマテリアルさん:02/04/10 12:34
最近は粒子間相互作用の話題があってこれから大事になっていくで〜
96名も無きマテリアルさん:02/04/15 23:55
色々あるけど、強度と靭性のトレードオフを、学者は理論化しなければ。。。
↑ハァ?
98名も無きマテリアルさん:02/10/27 17:38
age
100
>>88
常温での拡散係数を考えてみよう.というか融点を考えてみよう.あと雰囲気もね.
セラミックス中の転位がそう簡単に移動することができないことは想像できるよね.
活動してないわけではないけど,金属のそれと比較すると圧倒的に僅かだよ.
101名も無きマテリアルさん:03/10/21 00:35
>81
 卑怯な言説。それでは原子の結合力を一定にするルールを
適用してゲームを始めよう。強度調整が幅広い鋼(鉄合金)
を採用するとする。硬さが倍半分違うものが鋼の場合簡単に
作れるのだが、硬い方が軟らかいほうよりも靭性が高い状況
を端的に示せ。ただし、鋼というルールを鋳鋼だという勝
手なプロセスがらみの逃げをしないこと。
柔らかい方が粒界破壊やへき開破壊するようにすればいいんじゃないの
103名も無きマテリアルさん:04/09/02 22:32
age
104名も無きマテリアルさん:04/09/07 08:23
鉄鋼の強度と延性、靭性のバランスについて、参考までに。引っ張り試験における
工業的歪みー工業的伸び(真歪みー真ひずみではないことに注意して)は,3段階
に分けることができます。1.弾性域、2.均一伸び、3.不均一伸び(最終破断
時の伸びも通常含める)。ここで、均一伸びは材料がくびれることなく、マクロ的に
均一に変形する領域です。これは、変形により加工硬化が生じ強度が増加する際に、
より加工硬化が引き続き生じ、強度が上昇しつづける領域です。したがって、加工硬化率
(これは真応力/真歪みの増加率)がひずみに対して減少し、真応力より大きくなった時点で
加工硬化に限界が生じ、くびれが生じ不均一伸び領域に推移します。よって、高強度化したときに
加工硬化率が不変だとすると、均一伸びが小さくなるので、全伸びが小さくなります。それでは、
高強度化するとともに、伸び(特に均一伸び)も大きくする神業的手法はあるのでしょか?
あるのです!それが、複相組織化です。フェライト中にマルテンサイト組織が分散している
DP鋼、変形の途中でフェライト中に残留オーステナイトが加工誘起マルテンサイト変態する
残留オーステナイト型TRIP鋼などです。パーライトも第二相として使うことができます。このとき
重要なことはこれらの第二相は、加工硬化率を増加するのに有効だということです。フェライトと
第二相間で応力分配が生じ、母相で加工硬化が生じなくなったときに、助っ人として第二相が
応力を分配しより高強度域まで加工硬化が可能なのです。
105名も無きマテリアルさん:04/09/07 08:24
(つづき)
ここで、複相組織化による
加工硬化率を大きくすることで大切なことは、第二相の体積率増加と第二相の微細化の比
です。この比が大きければ大きいほど、加工硬化率が大きくなるという有名なAshbyの
理論があります。第二相体積率を増し、かつ微細な第二相であるというのは、結構工夫がいるのです。
母相を超微細化し高強度化した際に、パーライト体積率を増し、加工硬化率を稼ごうとする
超鉄鋼研究がありますが、だめです!パーライトは、母相微細粒化とともに、球状セメンタイト
に変化することが報告されており、球状セメンタイトでは十分な体積率(試料の炭素濃度の約15倍の
体積率ですので、たとえ0.2%炭素が含まれていても、セメンタイトの体積率は高々3%しかならない
のです!)が稼げないからです。DP鋼、TRIP鋼の利用が賢明でしょう。これらの高強度化ー高加工硬化
がいろいろなところで検討されています。
材料中には、結晶方位ごとに変形挙動が異なることは、Schmit factorで
よく知られていますが、熱応力が負荷されたときに、結晶粒ごとに負担できる応力に差異が生じ
結晶粒間で応力分配が生じます。これも加工硬化に実際には寄与していると考えられています。

話が長くなりましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。今回はこれで中締めとします。
次回は、強度ー靭性について、述べてみたいと思います。

それでは。
106名も無きマテリアルさん:2005/04/19(火) 14:03:41
逆ホールペッチ
107マウリッツ:2005/12/17(土) 20:45:58
108名も無きマテリアルさん:2006/04/04(火) 22:20:35
age
109名も無きマテリアルさん:2006/04/12(水) 19:00:35
セラミックの場合、Al2O3多結晶体の焼結は、粒子間のネック成長で起こります。
このネック成長は粒子表面の活性化エネルギーに依存し、高圧高温化の様なHIPあ
るいは、粉末粒子を微粉にすることなどにより活性化エネルギーが高くなるため、
よりネック成長が進み、ボイドをつぶしていきます。ただしHIPの際の温度を高く
すると、逆に粒成長が起きて、強度は低下してしまいます。
Al2O3が粉末粒子径のままで焼結体にならないのは、上記のネックの成長により焼
結が起こるためです。
110名も無きマテリアルさん:2006/07/02(日) 05:01:57
巨大なチンコの結晶!
111名も無きマテリアルさん:2006/07/08(土) 21:52:21
Hall-Petchの法則について質問です。
σ=a+b/d^0.5  σは降伏応力、dは平均結晶粒径、a,bは定数。
ここで、dは"平均"結晶粒径ですよね?
結晶粒の大きさにはバラツキがあるわけで、たとえば、分布がほとんど
平均粒径の近くに集まっているものと、超微細なものと粗大なものとに
二極化している場合とでは、平均粒径が同じでも強度が違ってきますか?
112名も無きマテリアルさん:2006/09/10(日) 05:44:32
>>111
ちがう。
ヒント:バイモーダル組織

>>104-105
よく勉強してるね。
ちょっと意見聞きたいから、「強度ー靭性」について聞かせてくれ
113名も無きマテリアルさん:2008/01/31(木) 14:54:47
age
114名も無きマテリアルさん:2008/05/26(月) 23:18:03
息長いな
115名も無きマテリアルさん:2008/07/16(水) 22:36:37
ダクタイルって何でステンレスより成形しづらいのかわかんない。
みんな常識みたいな
(´_ゝ`)

こんな顔するし。5行くらいにまとめて。
116名も無きマテリアルさん
保守