>>41 リニアモータカーの電磁石、SQUIDなどは液体ヘリウムで
実用化されてるいい例なんですが、考えてみてください。
たとえ、液体窒素がどんなにお手軽なものであるにしろ
冷媒機構を必要とするため、一般で使えるような簡単な構造の
機械で超伝導を使うことできないじゃないですか。。。
こんな現状では超伝導はとてもお手軽に使える代物ではありません。
現状で超伝導ジョセフソン素子のコンピュータなんて作ろうと考える
と冷媒装置だけで大掛かりなものになってしまう。
そんなの嫌なんです、だれでも。。。。
だから、現状のTcには誰も満足してないんです。。。
銅酸化物SC(超伝導)は1986にベドノルツとミューラーが
La系を発見したことに端を発するわけですが、たしかに
それまでの金属系でのBCS理論ではLa系のTcは達成できない
と考えられていました。そこで、後のYBCOの発見などに
ともない、BCSの矛盾を補完する様々な理論が考えられました。
例えば
バイポーラロン機構
エキシトニック(励起子)機構
スピンゆらぎ機構
RVB機構とこれに基づくt-Jモデル
がこれらの理論は全て絶対的な確証がなく
BCSに比べると。。。なのです。
BCSも銅酸化物SCの重要な理論であり
これを除外することはナンセンスです。。。