デジタルデータ記録媒体の耐久度を検証するスレ

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38山崎 渉:03/08/15 18:20
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39山崎 渉:03/12/06 21:10
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ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
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40名も無きマテリアルさん:04/01/04 12:16
釉をかける前の磁器の板に,
インクジェットで鉱物顔料を噴射して印刷し,
それを上ぐすりかけて焼成した磁器なら,
過去の経験から云えば1000年以上は耐久するよ.
絵皿にカラー写真をやきつけることもできる.

但し,急激な温度変化や,衝撃を加えると壊れるし,
熱サイクルを加えると釉が結晶化を起こして不透明になる.
アルカリにも長時間さらしてはいけない,などなど.
>>23
CoPtCr-SiO2/Ru
42名も無きマテリアルさん:04/06/05 23:33
43名も無きマテリアルさん:04/06/13 07:14
>>40
例えば5mm四方に4色まで使って4点打って16bitとして、1cm2あたり8Byte、
12cmディスクサイズで800Byteくらいかな。紙テープよりはましってとこ?

ドットのサイズを経年劣化を考えた上で識別できる限界まで小さくできれば
なんぼかましになるけど、どのくらいなんだろ。

720dpiだとしたら12cmディスクで3.8MBくらい?
1440dpiなら15MB、色をもっと多くできればもっと情報量があがるけど。
45名も無きマテリアルさん:04/07/03 19:11
スレを一読しての感想。

「10年ごとに最適と思われるメディアにコンバート」で済むんじゃ
ないでしょうか? 理由は下記。

 (1)記録メディアは日進月歩。数百年単位で維持可能なハード
  が存在するとは思えない。
 (2)メディアが廃れると、リーダも無くなる。メディアが可読状態で
  残っていても、リーダが無ければ取り出せない。
 (3)保存されるべき情報はメンテされるべき。逆に言えば、メンテ
  されない情報は、消えても仕方が無い。

議論に水をさすようで恐縮ですが、材料屋さんは不滅のメディア
開発に商業的意義を見出しているのでしょうか? 
残すべき情報は年代を経るにつれ増えるわけだから、
この方法だとどんどんコンバートすべき量がどんどん増えていくか、
コンバートするごとに取捨の選別しなきゃいけなくなる訳で、
そのうち作業量が飽和しちゃうんじゃないの?

当座の対応はこれしかないかもしんないけど、
パピルスとかフレスコ画とかぐらいの、文明を飛び越えてってぐらいの
永きにわたって情報を残す手段を考えるべきじゃないのかなぁ.

商業的意義は薄いかもしれないが、
○○とは思えない、で研究をやめてしまう訳にはいかんでしょ.
47名も無きマテリアルさん:04/07/09 15:26
材料屋さんは意義を見出してないがゲームメーカーは不滅のメディアを
作ってもらわないと持論が破綻してしまうので必死みたいでつ。
48名も無きマテリアルさん:04/07/10 18:20
>>46
>>パピルスとかフレスコ画とかぐらいの、文明を飛び越えてってぐらいの
>>永きにわたって情報を残す手段を考えるべきじゃないのかなぁ.

形あるものは、いつか壊れる。絶対に失いたくないデータは、常にメンテし
バックアップを取るしかない。「文明を飛び越えて」とは良い言葉だが、
それはハードよりも、ソフト(フォーマット)に託すべき課題ではないかな?
49名も無きマテリアルさん:04/10/11 14:13:36
今、文化庁が著作権法改正要望のパブリックコメントやってるので提出おながいします。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2004/04100601.htm

提出先メールアドレス [email protected]
締め切り:10月21日(木)必着

2年半前に中古品売買禁止を要求し、最高裁でボロ負けしたコンピュータソフトウェア
著作権協会(ACCS)とかが「権利の消尽は悪だ! 最高裁判決をぶっ潰せ!」と怪気炎を
上げています。しかも、審議会には最高裁で負けた張本人である弁護士が参加しており
「デジタルデータの記録媒体に劣化と言う概念は存在せず半永久的に使用可能」などと言う
科学的根拠を全く持たない暴論を根拠にムリヤリ法律を改悪しようとしています。1通でも
多く反対の声を出して圧倒しなければ非常に危険な状態です。詳しくはパブコメ提出運動
ポータルサイトを見てください。

http://publiccomment.seesaa.net/article/740685.html

提出方法がややこしくてよくわからない場合はパブコメ提出運動ポータルサイトを参照
http://publiccomment.seesaa.net/
50名も無きマテリアルさん:05/02/28 20:02:07
磁気テープが良いですよ。
データストレージテープ。
51名も無きマテリアルさん:05/03/16 14:47:25
それで、ACCSはCD-ROMは絶対に腐蝕も摩耗も損傷もしないと言う
科学的証拠を見つけることは出来たんですか?
52名も無きマテリアルさん:2005/03/24(木) 11:45:11
紙テープがいいですよ。
修復できるし
53名も無きマテリアルさん:2005/03/25(金) 08:50:39
物理的に冗長性が高いほど劣化に強いが
集積度が低くなるために保存できる情報量も少ない

アナログをデジタルで近似する場合精度を
高めるにつれて情報量が増大し最終的には
アナログのそれに至る

諸行無常
54名も無きマテリアルさん:2005/07/06(水) 21:34:38
1テラバイトの磁気テープなんて、使い道あるの?

http://www.itmedia.co.jp/news/0309/12/njbt_06.html
55名も無きマテリアルさん:2006/04/03(月) 12:52:56
age
56代理:2007/01/23(火) 22:15:47
くすぐったいものがたり  
      〜地球最後の日〜

女「地球、終わるね」
男「うん」
女「あっけないね」
男「うん。夏の夜の夢の如し」
女「そうだね」
男「……」
女「終わったらさ」
男「うん」
女「あたしたちってどうなっちゃうんだろうね。消えるのかな」
男「気にすんなバータレ」
女「だってさ」
男「……」
女「割と皆落ち着いてるよね」
男「うん。嵐の前の静けさ」
女「最後ってこんなもんなのかな」
男「まだ終わるって決まったわけじゃないだろ」
女「そっか」
男「……」
女「最後の瞬間ジャンプする?」
男「バータレ。それなんか違うだろ」
女「そっか」
57代理:2007/01/23(火) 22:16:32
女「おなかすいた」
男「もう昼駄しな」
女「ご飯食べに行く?」
男「どこの飯屋も閉まってると思うぞ、最後だし」
女「そっか」
男「一食抜いた所で変わんないだろ」
女「そっか」
男「・・・・・・」
女「・・・・・・」
女「どっか遊びに行く?」
男「最後だしどこも開いてないだろ」
女「じゃあ海とかさ」
男「今バイクがない」
女「男ってば使えないね」
男「……」
女「しかも夢無し彼女無し。友達といえばあたしくらい」
男「黙れバータレ」
女「最後だしつきあってあげよっか」
男「……」
女「うそ」
男「……」
58代理:2007/01/23(火) 22:17:29
女「あのさ?」
男「うん」
女「死んだらどこに行くんだろ」
男「生まれ変わる。輪廻転生」
女「次は生まれ変わる世界が無いよ」
男「悲観すんな」
女「そっかな」
男「そうだ」
女「やっぱ消えるのかな」
男「知らんよ。宗教家に聞け」
女「めんどくさい。宗教開いてよ」
男「自分で開け」

女「次の世界がどこかに用意されててさ」
男「うん。ネクストステージ」
女「その世界はまあ、いわゆる天国的な何かでさ」
男「うん」
女「やっぱみんなで集まったりするのかな。同窓会的な」
男「俺は行かない」
女「うわ暗っ」
男「呼ばれないもん俺」
女「ほんと暗いねあんた」
男「だって高校のときそういうポジションだったじゃん俺」
女「そう?」
男「そう」
59代理:2007/01/23(火) 22:18:28
女「あたしさ」
男「うん」
女「高校の頃、あんたのこと好きって言ってた人知ってるよ」
男「いないだろそんなの」
女「いたよ。クラスに一人」
男「そりゃよかった」
女「誰だか気にならないの?」
男「もう終わったからね」
女「ふーん」
男「……」
女「……」

女「大体さ」
男「うん」
女「なんで最後に一緒にいる相手があんたなの?正直これはナイんですけど」
男「お互い様だバータレ」
女「……」
男「……」
女「……飴、食べる?」
男「おう」
女「イチゴとメロン」
男「メロン」
女「はい」
60代理:2007/01/23(火) 22:19:01
女「最後だけどさ」
男「うん」
女「したかったことある?」
男「あんまりないね」
女「うわ、つまんない」
男「なんとでも言え」
女「恋人とかほしくなかった?」
男「俺高望みとかしないし」
女「やっぱ暗いね」
男「うるさいバータレ」

女「あんたってさ」
男「うん」
女「好きな人とかいた?」
男「……」
女「ほれほれ言っちゃえよォ。どうせ最後だし」
男「バータレ」
女「はずかしがんなって」
男「うるせー」
女「あたしはいたよ」
男「そりゃいいことだな」
女「でしょ」
男「いいことだな」
61代理:2007/01/23(火) 22:20:06
女「告白とかしたくないの?好きな人に」
男「自分、不器用っすから。恋愛、できませんから」
女「でもさ、したかったことあるでしょ?」
男「無いっていったじゃん」
女「そっか。……で、本当は?」
男「手とか繋ぎたかった」
女「乙女かあんたは」
男「うっさいバータレ」

女「あたしはさ」
男「うん」
女「すきだ、って言いたい。そんだけ」
男「その、好きなやつに?」
女「うん」
男「そんだけでいいの?」
女「まーね」
男「じゃあそれ言ってこいよ」
女「やめとく。脈無しだし」
男「そっか」
女「あんたこそ誰かに言えば?」
男「やめとく」
62代理:2007/01/23(火) 22:21:10
男「なあ」
女「初めてあんたから話題提供したね」
男「うるさい聞け」
女「はいはい」
男「なんで好きって言うだけでいいんだ?」
女「……」
男「なんかやりたいこととかないのか?お前は」
女「あんたがそれを聞くかね?……んーなんて言えばいいかな」
男「うん」
女「なんていうか、伝えたときにさ」
男「うん」
女「相手がどんな顔するのか見たい」
男「はぁ?なにそれ?よく分からん」
女「あたしの好きなやつはさ」
男「うん」
女「自分が他の誰かから恋愛の対象になってるなんて、1ミリも思ってない奴なんだ」
男「ほぉ」
女「うん。たとえばさ、世の中にはまぁ、モテる層とモテない層に分かれてたりしてさぁ」
男「うん」
女「もてる層の奴は、俺あの人狙ってるんだー、とか、二股ばれそうでマジやばい、とか思って
  日々をすごしてたりしてさ」
男「うん。貴族階級め。許せんな」
女「そんな一方であたしの好きな奴は、自分は誰からも見られてないつもりで忍者みたいに生きてるんだ」
男「ふーん」
女「自分は一人でいい、それが本来の姿だ、ちょうどいい、ってさ。かっこつけて」
男「そっか」
女「そんな奴に、お前という存在はあたしに見つかってるぞざまーみろ!って言ってやりたい。
  自分を消してかっこつけてる奴が、びっくりして慌てるところを見てみたい」
男「……そっか」
63代理:2007/01/23(火) 22:22:44
女「ねぇ」
男「うん」
女「ありがとうね」
男「なにが?」
女「あたしのくだらない話、聞いてくれて」
男「くだらなくなかった」
女「そう?我ながらくだらなさ大爆発だったと思うけど」
男「くだらないって決め付けんな」
女「だってさ」
男「俺もさ」
女「うん?」
男「そのかっこつけマンがビビるところ、見てみたい」
女「そっか」
男「うん」

女「あとどれくらいだっけ?世界の終焉」
男「時間なんか」
女「え?」
男「気にすんな」
女「えー」
男「世の中には俺等が関与できない仕組みってのがあるんだよ」
女「どうにもなんないんだね」
男「うん。終わるな終わるな、って思ってても、それを決めるのは俺等じゃない」
女「うん」
男「みんな落ち着いてるけどさ」
女「うん」
男「みんな最後だと思ってるけどさ」
女「うん」
男「ほんとは心のどっかで、まだ終わりたくないって思ってると思う」
女「あたしたちと同じ?」
男「うん。と、いうか、なんというか。そう思ってって欲しい」
64代理:2007/01/23(火) 22:24:09
女「あれかな。レコード盤みたいなもんかな」
男「うん?」
女「世界は同じスピードでぐるぐる回っててさ」
男「うん。――――あ、俺等やっぱ詩人っぽくね?」
女「うっさい。でさ、あたしたちはその端っこに立ってるの」
男「うん」
女「でね、要領いい人はうまーく落ちないように中心に向かい続けてるんだけど」
男「うん」
女「あたしや男みたいなぶきっちょは、はじっこにしか立てなくて、遠心力でぶっとばされそうなの」
男「うん。お前らしい理論だね」
女「うっさい」
男「でもさ」
女「うん?」
男「いい音だったかな、そのレコード」
女「あんたも詩人だね。・・・・・・たぶん、めっちゃファンキーでソウルフルだったろうね」
男「言い方古っ」
女「うっさいバーカ」

女「世の中ってさ」
男「うん」
女「むずかしいね」
男「うん。イッツベリーディフィカルト」
女「生きていきたいって思ってももう終わりだし」
男「うん」
女「伝えたい、っておもっても伝わらないし」
男「うん」
女「それでもさ」
男「うん」
女「最後まで一緒に入れたらいい、と思った」
男「うん」
女「だからさ」
男「うん」
65代理:2007/01/23(火) 22:25:28





だいすき。





66代理:2007/01/23(火) 22:26:54
男「そっか」
女「ありゃりゃ。全然ビビらないね」
男「アイアムかっこつけマンだからね」
女「えーちょっと残念。空気読めよ」
男「そりゃすまん」
女「で?」
男「うん?」
女「あんたは私のこと、  すき?」
男「あ――― 普通」
女「ひきょうもの」
男「はいはい」
女「謝れ」
男「ごめん」
女「お詫びに抱きしめろ」
男「うん」
女「ずるいね。いっつもあたしばっかりだ、こんなの」
67代理:2007/01/23(火) 22:27:41
女「あんたさ」
男「うん」
女「キスしたことある?」
男「ない。前代未聞」
女「終わりだし」
男「うん」
女「キスしよっか」
男「どうしよっか」
女「素直に、うん、て言いなさいよ」
男「だってわかんないんだもん」
女「やっぱズルいね」
男「うん」



男「でもさ」
女「うん?」
男「好きとかキスとかよくわかんないし」
女「うん」
男「お前のことがどーなのこーなのとかサッパリだけど」
女「うん」
男「今ね」
女「うん」
男「なぜか。原因不明に。お前とキスしたいって思った」
女「うん」
男「別に普通なのに。最後まで一緒に入れたらいい、と思った」
女「うん。うん」
男「かっこわりぃな」
女「うん。かなりね」

ちゅう。
68代理:2007/01/23(火) 22:28:26
男「なぁ」
女「うん?」
男「やっぱ出よう。外。外だ」
女「お出かけ?バイクないんでしょ」
男「いや、ある。最後ならではの」
女「なにそれ?」
男「通称、15の夜メソッド」
女「えー?いいのそれ?」
男「最後だし」
女「わっかったわかった。あたしが許す」
男「じゃあバイク盗ってくるから着替えとけ」
女「うん」

男「んー、このバイク借りちまおう。キーをバキっと」
女「ヘーイストップそこのバイク泥棒男子!逮捕する!」
男「お、着替えてきたか」
女「む、本官に反抗する気か!」
男「それにしてもこの女、やたらノリノリである」
女「ヘイ!止まれ!動くな!ホールドミー!」
男「それを言うならホールドアップだな。ミーじゃ『抱きしめて』だ」
女「ふぅ。じゃ、乗るよ」
男「うん」
女「♪ぬーすんーだバーイクで」
男「はーしりーだす〜♪」
女「行き先は〜」
男「海っ」
69代理:2007/01/23(火) 22:29:37
ブロロロロ!ウォンウォンウォン!

女「うわぉ!風が凄いんですけどー!エンジンすごいんですけどー!」
男「あのさー!」
女「うん、何ー?」
男「この世界はもう終わっちまうけどさー!」
女「えー、何ー?」
男「俺、今お前が好きだとか、俺、次の世界でお前に会いたいとか、」
女「風で聞こえないー!」
男「そういうことは言えん性格だけどさー!」
女「なにー!?」
男「たぶん、前の世界があったとして、その時はお前のこと大好きだったと思うからー!
  もっとかっこよくて、素直だったと思うからー!」
女「だから聞こえないってばー!」

ウォンウォンウォン!

女「ねー、さっきから全然聞こえないんだけど!何言ってるのー!」
男「聞こえんでもいい!」
女「なにそれー!」
男「いいもんはいいんだよバータレ!」
女「わかったー!あのさー!」
男「なんだー!」
女「このまま二人だけで走っていったらさー!
  太陽とか月とかが回るのを飛び越してさー!
  光も時間も全部ぶち抜いて、
  二人だけで別の世界にいけたりすんのかなー!」
男「んー!物理的に無理ー!」
女「バカー!」
男「いてて!絞めるな!」

ブロロロロ!ウォンウォンウォン!
70代理:2007/01/23(火) 22:30:09
男「着いたぞ海」
女「うわぁ……   なんて磯臭い」
男「しょうがないじゃん」
女「だれもいないね」
男「うん。たぶん、それぞれの行く先が決まってるんじゃないか」
女「そうかもね」
男「まぁ座って落ち着こう」
女「コーヒー飲む?ポット持ってきた」
男「おお、すまんな」


男「あのさ」女「あのさ」
男「……かぶんなよ」
女「そっちこそかぶんないでよ」
男「でもさ」
女「うん」
男「なんか今同じこと言おうとしてた気がするよね」
女「うん。そんな気がする」
71代理:2007/01/23(火) 22:31:01
男「俺等ってさ」
女「うん?」
男「初めて会ったのいつだっけ」
女「覚えてない」
男「俺も覚えてない」
女「ひょっとしてさ」
男「うん」
女「最初から、お互いを知っている状態で生まれたんじゃないかな」
男「で……出たッ!詩人!」
女「うっさいバカ」
男「でもさ」
女「うん?」
男「ずっとそれより、生まれる前から、」
女「し……詩人の気配!」
男「お前もたいがいムカつくね」
女「へへへ」
男「まったく俺等ときたら最後までお互いにおちょくり合い」
女「アリではないか?」
男「アリではあるな」
女「へへへ」
男「へへへ」

男「お前さ」
女「うん?」
男「俺のどこを好きになったわけ?」
72代理:2007/01/23(火) 22:38:20
女「うわ!そういうこと普通聞く?」
男「気になるもん」
女「んー……ない!」
男「え?」
女「むしろダメな要因の方が多い」
男「えー」
女「すぐに揚げ足取るし顔は地味だし。おまけに、イメージ的に臭そう」
男「イメージで臭い……」
女「まぁ、でもね」
男「うん」
女「そういうの超越して好きになっちゃった」

女「うー、ちょっと風が冷たい」
男「海だからな。仕方ない」
女「そういう時は『俺があっためてあげるよ』とか言うべきでしょ」
男「おれがー あっためてー あげるよー」
女「……」
男「……ゴメン」
女「いや、期待したあたしがダメだった」
男「どっか暖かいとこ行こうか」
女「うん」
男「あのビル行こう。テナント入ってないっぽいし」
女「うん」
73代理:2007/01/23(火) 22:39:13
男「よーし俺ガラス壊して不法侵入しちゃうぞー」
女「むっ!本官の前で公然と不法侵入か!」
男「あ、また出た。好きだなぁ」
女「ヘーイ!フリーズ!ホールドミー!」
男「ここまでバカだとむしろ愛しいな。バカ愛しい」
女「いひひ」
男「まったく」
女「ねえ」
男「ん?」
女「屋上行こう」

女「うわー、風が強い!海が黒い!」
男「うん。ナントカは高いとこが、て」
女「うっさいバカ」
男「へへへ……あのさ」
女「うん?」
男「アレだ、その……次の世界で会うのは確かに難しいよ?」
女「うん」
男「というか、今この時に会えてることがすごい奇跡の上にある」
女「詩人?」
男「それはもういいっての。……でさ」
女「うん」
男「たぶん、奇跡ってこの世界だけの特別なモンじゃなくて、
次の世界でもまた違うハチャメチャな奇跡が起こって、
また幸せに生きられるんだと思うよ。だからビビんなくてもいい」
女「………うん」
男「でもさ」
女「うん?」
74代理:2007/01/23(火) 22:39:50
男「お前がさ、その新しい奇跡が気に入らなくてイヤになっちゃったら、
迷わず『あたしはここだ!』って叫べ」
女「・・・・・うん」
男「そしたら俺、暴れるから。お前が言うように、距離も時間も光も次元もぶちぬいて、
『新しい奇跡』なんかぶっころして、世界からお前を奪いに行くから」
女「うん」
男「だから大船、いや超船にのったつもりでいろ」
女「うん。……さすがミスター詩人。完璧な理論ですな」
男「うるせーバータレ」
女「へへへ。それとも今度こそあたしに惚れちゃった?」
男「……さあ」
女「やっぱ意地っ張りだ」
男「まーね」
女「いいもん。あと数時間、すべてが終わる迄に全力で惚れさせてやる」
男「おう。かかってこいや」
75代理:2007/01/23(火) 22:42:03
それからしばらく、二人で今までのこといっぱい話した。





言いたい事がありすぎて支離滅裂だったけどあいつは全部わかって……






……くれなかった。代わりにずっとヘラヘラ笑ってた。優しいんだ、基本的に。





あたしはやっぱり、こいつがウルトラだいすきだ。
76代理:2007/01/23(火) 22:42:38
女「……あ、もう終わりの時間だ」
男「うん。あっけなかったね。最後の瞬間どうする?してほしいことあるか?」
女「ジャンプ」
男「それはもういい」
女「そっか。……あ、いっこ思いついた」
男「なんなりと言え」
女「うん。えっとね」
男「おう」


「ホールドミー」


あたしと男の世界が終わった。
ううん、ひと段落した。


ばいばい。
約束破ったら、あたしのほうから乗り込んで、世界からあんたを奪ってやるから。
あらゆる物理をぶちぬいて、あんたのところに駆けつけるから。
あんたが望む生き物になって、全力で惚れさせてやるから。
まってろよバータレ!


おしまい
77名も無きマテリアルさん:2007/12/04(火) 23:29:58
余裕の77get
78名も無きマテリアルさん:2008/03/12(水) 04:52:30
217 :名無しさん@編集中:04/10/17 01:03:45
>>215
だから促進試験と書いてあるのだが?
現状、経年劣化の実績が無いのだから促進させて見てみても良いのでは?と・・・
1日2日程度で見れなくなればちょっとびびるだろ?
但し、それが保存状態の何年に相当するかはわからんとも書いておいたのだが?
読み取りがシビアな分CD-Rよりは厳しいのではないだろうか

> フィルムも、50年前のものなんて退色がひどいしカビも目立つから、
だから
 テープ、フィルムの劣化画像が荒い(鑑賞に堪えない)
 データが読めなくなって見ることが出来ない
とどちらが良いか?と書いてあるのだが?

あの、ホンダ車のドアについてる雨避け。あれポリカ製。
結構、白っぽくなったり霞んだりしてるけど元はダークスモーク色
色が濃い理由は耐候性の低いポリカの変色をごまかすため。
【レンタル】 VHSをDVDに 【ビデオ】
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/avi/1047170586/217
79名も無きマテリアルさん:2008/03/12(水) 05:04:58
80 :名無しさん@編集中:2007/04/02(月) 21:43:52
>ビデオ
カビる時は速攻カビる
>CD
初期の欧州のCD板は酸化、白濁化して聞けないのが出てきてる
>電池
電池切れたの中古屋で売ってるけどな
>LD
それ初期の板特有の問題
中期以降はCDレベルまで劣化を防げてるが、今後は不明

CD-R、DVD-Rだとエラーレートは冷暗所にしまってても劣化で上昇してく
定期的なバックアップは必須
【VHS】アナログソースのデジタル化総合スレ【8mm】
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/avi/1172939744/80
80名も無きマテリアルさん:2009/02/12(木) 22:09:29
test。。ェニェケェネ。。ォニォケォネ
81名も無きマテリアルさん:2009/02/12(木) 22:11:08
test ェニェケェネ。。ォニォケォネ
82名も無きマテリアルさん:2009/03/27(金) 15:50:51
今の人間の目には長期保存する価値がなさそうに見えるものでも
後世の研究者にとっては貴重な資料になりうる可能性はあるんじゃないの。
あの徒然草が初めて注目されたのは執筆から100年後、
人々に広く読まれるようになったのは江戸時代以降らしい。
お前らが2chに書き捨てたログだって、このまま保存されてれば
何世紀かのちには教科書の教材になってるかもな。
83123 ◆aRPJzcJ6iE :2009/04/05(日) 17:04:03
test
84名も無きマテリアルさん:2009/12/05(土) 01:40:03
保守
85coil:2009/12/06(日) 16:17:25
86名も無きマテリアルさん
ガラスCDの耐久性はどうだろう?