マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その5

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497なな
去年の4月24日に日経平均株価は採用銘柄を大幅に入れ替えましたが、その入れ替えという
まさにその事によって、日経平均は大幅に下落し、連続性が重要である「指数」としての意味を
無くしてしまったというのは、今では定説であり、NHKのBSなどでも、今年4月からは日経平均
をTOPIXを補完する指標としてしか見なさなくなっています。

私はその日経平均の連続性が失われてしまった、というメールを銘柄大幅入れ替えの3日後
である4月27日の未明に日経新聞に宛てて出したのです。入れ替えの影響で「不当に」安く
なった除外銘柄の株価を基に算出した日経平均と、入れ替えの影響で「不当に」高くなった
新規採用銘柄の株価を基に算出した日経平均を等価とみなして新除数を決めるために、
入れ替えの歪みが日経平均を下げる方向に二重に効いてくる、という感じで。

そのメールを出した際、心の中で「失われた日経平均、Wの悲劇」と新聞記事にする場合の
見出しを考えました。つまり、その頃は少なくとも一般紙やテレビでは日経平均の連続性など、
全く話題になっていなかったのです。私が取っている朝日新聞では、5月12日に初めて日経平均
の連続性に疑義を呈する記事が出たくらいです。

メールを出してから少ししてのことだったと思います。寝ようとして布団に入ると、
威圧するような男の声が聞こえてきました。その声は、次のようなことを言ってきます。
日経新聞がオマエのメールに怒っている。朝日新聞の記事を無断で引用したからだ。これに
ついては朝日も怒っているのだが、とにかく日経に謝罪のメールを出せ、というものでした。

こんな理不尽な要求を飲むわけはないのですが、こんなことを日経とはなんの関係も無い
盗聴者が言ってくるのはなぜだろう、と考えました。私はここまでしか書けません。
後は、推測してください。

それと前後して、株式市場で「Wの悲劇」という言葉が聞かれるようになりました。例えば
BSのマーケット情報で証券マンの解説者が、ソニーの株価が株式分割か何かの影響で二重に
下がった時とか、それ以外にも何回か聞きました。なぜ、心の中でつぶやいただけの何十年
も前の映画のタイトルが急にひそかな流行語になるのでしょう。株式市場関係者の間にも、
私の思考が流れているという気がしてならないのです。