『「つくる会」教科書に反対する掲示板』観察スレ

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731ピオネール通信から
2001.6.16 朝日新聞 声欄

一方的な歴史塾で聞いた弟 東京都 17歳 川辺かおり(仮名)

塾から帰ってきた中学3年生の弟が、塾の先生に「日本が好きになる
いい話」をきいたから、教えてあげると言う。私はその内容に驚きま
した。
「広島の原爆投下は本当は必要なかったのに、アメリカが自国利益の
ためにやった」「南京大虐殺はでっちあげ」と、どんどん述べ立ててい
ったのである。その塾の先生は「新しい歴史を作る会」に関係した人な
のだそうです。
私は、南京大虐殺は一般的に事実とされているし、その先生の言うこ
とをすべて信用しないようにと言った。弟は猛然と抗議した。先生は自
分で中国間で確かめにいったんだ、だから先生は正しい、と。
私はとても気になった点がある。それは、弟が塾の先生の話を「日本
を好きになれるいい話」として受け取ったということだ。日本を責める
「自虐的」気持ちがなくなれば、日本を好きになれるとなのだろうか。
弟は今、ある岐路に立たされている。自分で情報を集めて、確立した
意見を持つ姿勢を、できるだけ早期に身につけて欲しい。姉として、弟
をサポートしてゆきたいと思う。