『「つくる会」教科書に反対する掲示板』観察スレ

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464ステファンソン
扶桑社=産経新聞の教科書「市販本」は、他の教科書出版社の批判をかわすために、さまざまな改編が行われており、以下にその一例をご紹介しよう。

「教科書版」(白表紙本)では、「第二次世界大戦後も、ジェノサイドは、世界各地で行われた。ソ連のスターリンは、国内のブルジョワと呼ばれる裕福な階級の人々を数千
万規模で殺戮し、中国の毛沢東も、同様の規模の自国民を、思想が違うという理由だけで処刑した。カンボジアのポル・ポトも自国民800万のうち、250万人を虐殺した。一
方、日本はドイツと同盟を結んでいながら、人種差別反対という国の方針をとおしてユダヤ人を助けている。1938(昭和13)年3月、陸軍少将樋口季一郎は、シベリアを通って
逃げてきたユダヤ難民の満州入国を認めて救援し、翌年11月、リトアニア駐在領事の杉原千畝、6000人のユダヤ難民にビザを発行、日本を経由してのがれる道を開いた」
(pp.293-294)となっているのに、「市販本」では、該当個所がコラムに再編され、「ナチス・ドイツは、ドイツ支配下の一般住民のうち、約600万人のユダヤ人、約200万人の
ポーランド人とそれを上まわる旧ソ連人、約50万人のロマ(ジプシー)を収容所で殺害し、自国の障害者や病人を注射などで安楽死させた。一方、日本はドイツと同盟を結んで
いたけれども、日本人の中には、ユダヤ人を助けた人々もいた。陸軍少将樋口季一郎は、シベリアを通って逃げてきたユダヤ難民の満州入国を認めて救援した。また、リトアニア
駐在の杉原千畝は、約6000人のユダヤ難民にビザを発行、日本を経由してのがれる道を開いた」(pp.288-289)となっている。

まず、「教科書版」の杉原千畝が「人種差別反対という国の方針」にもとづいてユダヤ難民を助けたなどという事実はまったくない。もっとひどいのは、1939年11月という日付は、
まったくのデタラメで、実際は、1940年7月以降のこと。これは、歴史観の違いから生じたものではなく、真っ赤なウソ。こんな教科書で、中学生を騙すなどとは、およそ教育に携わる者のやることではない。

「市販本」は、大人も読むと考えてか、こうしたすぐに分かるウソが削除されているが、他国の加害がどんどんエスカレートして行くのは笑える。こんなインチキ本が、各書店で
うずたかく積まれている日本の文化状況の貧しさには、暗澹たる思いにとらわれる。小林よしのりが教科書を執筆するなどということは、日本の教育と学問に対する侮辱以外の何物でもないだろう。

http://www64.tcup.com/6402/syoutyan_ganba.html

笑った。検定後の訂正じゃないのか?
大体白表紙本を基準に議論するなよ。
がいしゅつ?