: 「つくる会」が「朝まで生テレビ参戦」! 2

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898今日の朝日の夕刊ですが・・・
〜 窓 〜 論説委員室から

なるほど

「新しい歴史教科書をつくる会」にはいつも
驚かされる。「新しい」はずの教科書の中身
が、教育勅語の全文掲載や「大東亜戦争」だ。
最近、この教科書を書店で大々的に売り始
めたのにもびっくりした。教委で教科書を選
ぶ採択を前に、前例の無い市販作戦の展開で
ある。「違法ということではないのかもしれ
ないが、採択に影響を与えるということもあ
るので、できれば採択終了後がのぞましいと
要請してきた」と遠山敦子・文部科学相。
だが無視されたらしい。
検定申請中、「つくる会」側は一切の予断
・先入観の排除とか、平静な環境とかを強く
主張してきた。私たちの報道も批判の対象だ
った。ところが一転、検定合格を得たとたん
、なりふり構わぬ大宣伝を始めるというので
はさすがに鼻白んでしまう。
さすがにご都合主義批判を気にしたのか、
「つくる会」の西尾幹二会長は市販本まえ
がきにこう書いた。「われわれは日本の市
民社会に本書を静かに提供する」
廉恥心の強い人なのであろう。まだ説明
が足りないと感じたのか、権利も駆使して
正当性を主張している。「国民の知る権利」
「執筆者らの基本的人権」・・・・・・
思い出すのは「つくる会」公民教科書の
一節だ。権利を主張する場合の底意という
ものに関してこう教えている。
「自分の欲望や利益を正当化するために権
利を主張しているにすぎないのではないか
、との批判もある。」
なるほど、納得。 < 橙 >

・・・・・・おいおい、自己正当化はどっちだよ。