朝日の基地外投稿4

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410文責:名無しさん
日本が与えた悲しみの深さ
金田一 里彩(東京都国立市 27歳)

歴史をめぐる様々な議論があります。
私は、戦争を直接知らない世代ですが、2年半前の忘れられない出来事があります。
それは、東京で開かれた旧日本軍による「南京大虐殺」の実態を明らかにするとの趣旨の
集会に参加したときのことです。
中国人被害者の女性2人が、絞り出すようにして語った内容は、
私にはとても恐ろしく、残虐の限りを尽くす日本兵の姿には、
喉を締め付けられるような感覚をおぼえました。
最初の女性の証言が終わりにさしかかったとき、
それまで涙をこらえて懸命に通訳をしておられた方が突然
「なんで日本人にお礼を言う必要があるのか!」と叫び、
その直後に、「こんなにたくさんの日本人に聞いてもらえるとは思ってもみなかったので、
死ぬ前にもう思い残すことはありません。本当にありがとう。」と言われたのです。
一瞬、話のつながりに戸惑いましたが、叫んだ言葉は、
中国から日本に留学中という通訳の方の本音で、
「ありがとう」は被害者の方の言葉だったのです。
語り尽くせぬ悲しみを抱えた被害者の方々の、
日本を恨み抜いてきたであろう60年あまりの時の長さを思うとき、
この「ありがとう」という言葉が、深い悲しみと対であることを改めて痛感させられます。