朝日の基地外投稿4

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244文責:名無しさん
朝日新聞関東版5/26「声」より

子に「悪夢」をもたらした私

大学教員 金 順子
(ソウル 38歳)

 3カ月ほど前、小学五年生の子供が浮かない顔で起きてきた。
 妹と遊んでいたら日本人に殺される怖い夢を見たという。
 話を聞き、少し気の毒なことをしたと思った。
 どうも、前日の「三・一独立運動」についての話のせいらしい。
 韓国では、3月1日は休日である。子供が、なぜ休日なのかと尋ねた。
「昔、日本の人たちが韓国にきて、ここは自分たちの国だって言ったの知ってるでしょ」
「うん」
「そしたら韓国の人たちは気持ちがいい?悪い?」
「わるい」
「だから韓国の人たちが大勢集まって、そういうことするの、やめなさいって言ったんだ」
1919年に2百万人を超す参加者を集め、7500人以上の犠牲者を出した反日デモの
話を、私はこれからも3月1日が来るたびに繰り返すだろう。
韓国では、植民地支配の記憶は人々の血肉の一部となっており、折にふれて思い出され、
語られていく。そこに住む以上、私たちも、子供たちのその苦い体験について話さざるを
えないのだ。
 だが、母親の国である日本が悪い国であると教え込むつもりはない。「間違った行いを
することが恥ずかしいことではない。大切なのは間違いを認め、それを二度と繰り返さない
ようにすることだ」と、私たちは子育ての中で、繰り返していくことだろう。
 歴史教科書問題は、私たち日本人自身の問題である。今、日本人は、自分たちの子供を
どのような人間に育てたいのかが問われている。