狂想! 朝日の基地外投稿3

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日本の教科書市民も関心事

日本語教師 清水 有(中国 64歳)

 草野真男氏が当地の洪蘇省常州市に寄贈された本を読みたいと思い、常州市図書館を訪ねました。40平方メートル以上の広さがある1室が氏の寄贈本の為に用意されていました。
 5800冊の蔵書は、福沢諭吉や夏目漱石の全集などがあり、自然科学系統がやや弱いと感じられる以外は、奥深く、優れた構成になっていると見受けました。
 そこで見つけた『中国の旅』(本多勝一著)など3冊を貸してもらえるか尋ねたら、係りの人は日本語を話され、快く貸し出して下さいました。
 嬉しい気持ちにさせられたのもつかの間、「ところで、教科書問題をどう思われますか」と、突然問いかけられました。確かに、当地の新聞にも繰り返し掲載されている問題でしたが、それ程身近に考えていなかった私はどぎまぎしました。
 「歴史の事実はゆがめられない。真実に基づいてこそ真の友好が生み出されるでしょう」と答えるのがやっとでした。
 日本では今、自民党の総裁選、新しい内閣の誕生で大騒ぎでしょう。しかし、「政治には一刻の空白も許されない」とよくいわれます。本当にそのように行われているのでしょうか。中国や韓国が問いつづけている教科書問題に、どのような解答がなされているのでしょうか。