「つくる会」教科書の批判を一面に載せる朝日新聞

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540名無しさん@お腹いっぱい。
これですな。読売もやっと社説だしたね。
3月2日付・読売社説(1)
 [歴史教科書]

 ◆日本は思想の多様性許容の国だ◆

 中韓両国が、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した中学歴史教科書を検定不合格とするよう日本政府に求める姿勢を強めている。

 両国に対しては、基本的に、日本の検定制度は両国のような「国定教科書」を定めるものではない、ということを理解するよう、強く求めたい。

 日本には、「つくる会」によるものを含めて、歴史教科書の検定申請を出している出版社が八社もある。全社が検定に合格しても、そのうちのどの教科書を採択するかは、各地教育委員会の自由である。日本社会の検定制度、思想・言論の自由というのはそうしたものだ。

 中国では、共産党独裁の下、歴史認識といえば国家・党公認の歴史観一種類しか存在せず、その歴史観に対する批判、言論の自由も許されない。当然、教科書は「国定」しか存在しない。

 そんな中国の国定歴史認識に合わないからといって、日本の特定教科書を不合格にせよと求めるというのは、日本国憲法の基本的価値観である思想・信条・言論・出版の自由への干渉に等しい。

 韓国も、教科書は「国定」一種類である。日本と同様の民主的諸価値を共有しているものの、マスコミ・世論は、検定合格が「国定」教科書化を意味すると誤解または曲解しているのではないか。

 そもそも、検定に提出される白表紙本は不公表のはずである。それが、中国、韓国に流出して批判の対象となっていること自体が、おかしな現象である。

 これは、外国に迎合して“ご注進”することにより、外圧を利用する形で日本国内の世論を操作しようとする一部マスコミが常用する手法の結果だろう。

 過去、何度となく、同じような現象があった。

 例えば、いわゆる従軍慰安婦問題。これは、そうした特定マスコミが、戦時の勤労動員だった女子挺身(ていしん)隊を、強制的な“慰安婦狩り”制度だったと歴史を捏造(ねつぞう)した結果、一時、日韓関係を極度に悪化させた。

 歴史を捏造してまで、日本を比類のない悪の権化に貶(おとし)めようなどというのは、「自虐史観」の極みである。

 中韓両国は、こうした特定マスコミの報道に便乗して対日外交カードとするようなことがあってはなるまい。

 九八年の江沢民国家主席の訪日では、主席の歴史認識に関する押しつけがましい言動が日本国内の反発を招き、日本国民多数の対中感情は大きく変化した。

 中国が、このような干渉的姿勢を続けるなら、かえって日中関係を損なうことになるだろう。

(3月1日22:47)