「つくる会」教科書の批判を一面に載せる朝日新聞

このエントリーをはてなブックマークに追加
404名無しさん@お腹いっぱい。
台湾問題をめぐっては小林の台湾認識の甘さに対しては、実は「作る会」の
西尾幹ニもかなり辛辣に批判し、『正論』誌上で小林と西尾が台湾認識
をめぐって激しい論戦中だ。

西尾は『正論』2月号その他で、小林が無批判に一部台湾人の「親日」論
に乗せられてしまっており、それが実は台湾の「戦略的」な言動である
ことを無視しているとし

「台湾もまた反日に転じる可能性を深く蔵している」

「日本のマスコミにおける在日台湾独立派のとかく日本に好意的な
言説の多くが、朝鮮半島に疲れている日本人に心地よく響く事があると
しても、われわれはそれに甘えてはいけない」
などと小林の台湾認識の「甘さ」を厳しく指摘した。

これに対して小林は『正論』3月号で
「台湾は信じられない国なのか?」と題した反論を載せ、

「西尾氏の周りに大中華主義の反李登輝派、
反『台湾』派が寄ってきてはいないか。何か囁いてはいないか。」
として西尾が「反李登輝派の陰謀」に乗せられたのではないかと示唆し、
さらには西尾の議論の一部が、ありそうにない想定に基づいたもの
であるとしそれが
「サヨクと変わらぬ誤り」!

とまで批判している。

これに対して同月号で西尾はさらに小林に対して
「台湾を「親日」と決め込む危うさ」と題して再反論している。

そこで西尾は「小林氏のように親日派の台湾人の考えを台湾全土の
人々の考えのように言うには無理がある」とし、小林が賞賛する
李登輝が自己の業績に立脚して国民党の罪業を黙して語らないことや
独立派の「親日」台湾人が都合の悪い事を日本人に語らないことなど
の点を厳しく批判した。
そして、本省人だが「独立派親日知識人」には批判的な、許介鱗台北大
教授の「台湾はアメリカを向いています。日本には向いていません」
というショッキングな言葉を引用している。

一連の論争を台湾行政長官による『台湾論』批判が出た後で読むと
小林の「甘さ」は図らずも実証された感がある。