「つくる会」教科書の批判を一面に載せる朝日新聞

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400名無しさん@お腹いっぱい。
台湾首相の張氏が小林批判!


小林よしのり氏の漫画や『朝生』に登場し、新宿ロフトでは、マルコポーロ事件で有名な西岡昌紀氏と対談して「勇名」をはせている金美齢女史によれば、日本は植民地化した台湾の近代化に貢献したから、もっと誇って良いそうだ。何ともありがたいご託宣ではないか。

櫻井よし子氏との共著では、こうしたトンデモ説に異を唱えた宮崎哲弥氏に、「歴史はあなたが考えているように単純じゃないの」と高らかに勝利宣言。どこまでもめでたい御仁だ。小林よしのり氏の同類に期待するのは、「無いものねだり」というものであろう。

アウトバーン(高速自動車道)を作ったらヒトラーの罪過は相殺されるのだろうか。植民地時代の南アジアのインフラ整備を、どこのインド人が感謝しているだろうか。

アメリカの日本学者、チャルマーズ・ジョンソンは、アメリカの北爆がヴェトナムの近代化を促進したかのように語るサミュエル・ハンチントンを嘲笑したが、金美齢程度の「論客」が大きな顔をしていられるのも、彼女が、日本の旧植民地出身という申し分のない出自を持っているからに過ぎない。韓国に関して、こうした役割を果たしているのは、『VOICE』などバカウヨク雑誌で、毎度おなじみ呉善花である。カッパ・ブックスなどのゾッキ本の有象無象については、改めて言うまでもない。

マルコポーロ事件の際は、ホロコースト否定論に、デイヴィッド・コールというユダヤ系アメリカ人が動員され、IHRという米国の歴史修正主義団体に利用されたのが記憶に新しい。このコールが、前非を悔いて、愚かしい持論を撤回したのは、せめも救いであった。

歴史の改竄に、犠牲者と同じ出自を持つ外国人を利用するという、リヴィジョニストによって繰り返し用いられる、瞞着的手段に騙されてはなるまい。