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名無しさん@お腹いっぱい。:
eメール時評 アジアで信用ない日本
ジャーナリスト エチエンヌ・バラール
前回僕がこのコラムで書いた「サッカーW杯の大会名称表記問題」を読んだ
僕の友人たちの何人かは、「どうして韓国はいつも日本にけんかを売るんだろ
う?」と疑問に思ったらしい。
僕に言わせれば、日本は相変わらず近隣のアジア諸国から信用されていな
いからだ。アジア諸国が日本語の微妙なニュアンスにこだわるのは、日本の一
部の政治家が戦時中の日本軍の行為をいまだに正当化しているからだ。歴史
的な事実をわい曲するような表現を慎重に選択して責任の所在をあいまいにし
ている限り、韓国人が「韓日サッカーW杯」という名称にこだわるのももっともだ
ろう。
2002年の韓日サッカーW杯は、日刊の過去を国民の間で清算する絶好のチャ
ンスだったのに、野呂田衆院予算委員長の「大東亜戦争発言」と「新しい歴史教
科書をつくる会」による中学の「歴史教科書問題」で、アジア諸国の反日感情はま
たもや刺激されそうだ。日本政府は教科書検定に介入しない方針を示したが、こ
れはまさに日本の政治家のリーダーシップのなさを象徴する方針だ。リーダーと
いうのは「将来に向かって国民に道を案内する責任者」。21世紀にふさわしい新
しい対アジア関係を進めていくべき立場にいるのに、いまだに日本の政治家は戦
時中の日本軍の行為をきちんと認めず、それが結局は国民の足を引っ張ってしま
う。国のリーダーであるならアジア諸国を挑発するような歴史教科書の表現を責任
を持って徹底的に禁じるべきではないか。それとも文部科学省にとってこの歴史の
見解は正しいのか?