靖国問題と教科書問題の外圧は、何ものにも臆せず毅然たる態度をとり続けられる首相が出れ
ば、そのうち必ず消滅していく問題であると思います。五年後、十年後になって、何故あんな
下らぬいちゃもんに大騒ぎをしたのか、理解不能になるような問題であることは断言できるの
ではないかとも思います。しかも、それにより、日本の精神的再生も期待できます。“教科書
戦争”は中韓ともにまだまだしつこそうだが、ひとまずは沈静化しそうな情勢になっています
(今後再燃するとしても従来どおりにはいかないだろう)。これもひとえに小泉首相が、いさ
さかも動ずるところがないのに根負けし、これ以上粘っても反中・韓感情が燃え上がり、自国
経済にも影響が出る事態になると判断したからであります(あくまでも国益優先の打算が彼ら
の外交である。まあ、これが普通の外交であろうが)。従来の総理ならば、これだけ反発の攻
勢を内外からかけられれば、オタオタして何らかの妥協案を示して、また一層相手をつけ上が
らせ、後世につけを回すということの繰り返しになっていたであろう。現在の靖国問題が始ま
ったのは、昭和60年(1985)からです。中曽根首相は、かねてから「戦後の総決算」を標榜して
いましたが、59年に靖国懇談会を設け、その報告書に基づいて60年8月15日には公式参
拝を行いました。これに対し、8月7日の朝日新聞は、靖国問題を「中国が厳しい視線で凝視
している」と書き、10日の人民日報は、靖国参拝に批判的な日本国内の動きを報道し、はじ
めは互いに相手国を引用する形で、反対運動を開始しました。遂に14日には、中国外務省ス
ポークスマンが、「アジア各国人民の感情を傷つける」と、はじめて公式に反対の意思表示を
しました。その後、社会党が訪中して、中国と一緒になって公式参拝批判の気勢を大いに上げ、
反対運動は燃え上がり、中曽根首相は、その後退任まで参拝できなくなってしまいました。こ
の時以来、この干渉の成功に味をしめた中国は、靖国問題干渉を中国外交政策の一部として維
持し、それが中国の「国民感情」となり、日本国内左翼と相呼応しつつ今日に至っているので
す。ここでも元凶はやはり朝日新聞であります。今と少しも変わりません。最初に朝日が、外
圧呼び込みのための火を点けて、「はじめは互いに相手国を引用する形で」反対運動を展開し
ていく。それに日本国内の左翼が、乗り合わせて問題を過激化する。今回の扶桑社の教科書を
巡る“教科書戦争”もまったく同じ経緯であります。何のための外圧呼び込みか。自分の思惑、
権力欲達成のためである。自分の思惑とは何か。“日本的なものを守ろうとする保守勢力”、
端的に言えば、“天皇を尊重しよう、守ろうとするような勢力”の撲滅である。この勢力は草
の根まで染み込んでいるので、なかなか朝日の力だけでは撲滅できない。外国勢に攻め込んで、
助けてもらいたいということです。百年前なら本当の意味での“亡国の徒”であり、国を売る
ものであります(今でもそうなのだが)。しかも、やっかいなことは、毎日新聞など“小(プ
チ)朝日”や、朝日系、毎日系のテレビ等の国を売る言動が跋扈していることです。では、何
のための撲滅か。インターナショナル化、人権主義化のためであります。要するに“普遍主義
化、無国籍化”で日本を“国際的”な国にしよう、という彼らの勝手な“理想”です。何のこ
とはない、二昔か三昔前の“理想”、「社会主義化」、「共産主義化」の現代的焼き直し版で
あります。朝日新聞やプチ朝日的思想の変わらぬ理想は、勝手な思い込みの“普遍主義”であ
ります。それは戦後の話だろうと思う方もいらっしゃるでしょうが、戦前からそうであります。
“大東亜戦争”という“聖戦”によって“大東亜共栄圏”を築くという普遍主義を大々的に煽
り、破滅へと導いた大実績がある(軍部にやらされたと言い訳をするかもしれないが、軍部を
やらざるを得ないように追いつめたとも言えるのです。首相の靖国神社参拝を、止めざるを得
ないように追いつめた逆バージョンである)。戦前は、日本や天皇が中心にある普遍主義だか
らダメだった、と反省して、戦後は日本や天皇を消す普遍主義を目指した。戦後は“普遍主義”
によって、“日本的なるもの”を一掃すれば、素晴らしい(と彼らが勝手に思う)“人道的・
民主的”理想世界(ソ連であり、中華人民共和国であり、朝鮮民主主義人民共和国であった。
朝日は、今もその思いが完全に断ち切れていない)の仲間入りができる、という幼稚な理想が
加わったのです。その発想から“日本的”なるものの撲滅願望が出てきます。そのためならば
国でも売る。
大きな思潮の流れは上で見たようなことだと思うが、現実の”靖国”政治力学としては、以下
のようなことになるでしょう。小泉首相が靖国神社に参拝することによって、日本の政治家、
ジャーナリスト、学者などで、だれが親中国派で、だれがそうでないのか、自ずとあぶり出さ
れます。首相は、それを狙っているはずです。 また、アメリカから圧力をかけてくる親中派
の政治家、学者(民主党支持者に多い)のあぶり出しもできます。欧米の学者で、日本通を装
って、日本の不況は構造改革では快方に向かわない、民営化ではダメだ、とさかんに「教え」
をたれるのが、民主党派、親中派であります。親中派のあぶり出しは、何のためか、構造改革
に反対して、景気対策に重点を置き、公共事業費ばらまきを迫るのが親中派だからであります。
日中米ともに、それによって甘い汁を吸える連中というわけです。すでに、田中真紀子外相が
事実上「辞任覚悟で」小泉首相の参拝をやめさせるよう説得すると表明した(後に断念したが)
ことで明らかなように、親中派あぶり出し作業はもう始まっています。真紀子氏は外相更迭は
免れたものの、長くその地位に留まることは、もはや不可能でしょう。中国との関係から何と
か参拝を思いとどまらせたい橋本派や公明党を相手にせず、「参拝」を公言していた首相は、
両者を困惑させるためにやっていたと思われます。とくに、公明党は支持母体が、創価学会な
ので、「参拝を許して連立を維持する」のは言い訳が立ちにくく、連立解消という事態になる
可能性もある、とまで読んでいたと思います。また、小泉首相の8月15日靖国神社参拝で一
番痛手を被るのは、日本遺族会会長でありながら、不甲斐なくも、中国の恫喝で靖国参拝を止
めた、旧守派の長、橋本龍太郎氏だということも当然読んでいたはずです。強力な集票マシン
日本遺族会の大量の票が、小泉首相に流れることになるでしょう。小泉首相が橋本派の領袖よ
り格が上になる可能性大であります。小泉総理が、もし参拝していなければ、旧守派の橋本派
から小泉内閣のすることなすことへの妨害、嫌がらせ攻撃を受けるのは必至でありました。靖
国神社参拝が親中派、旧守派をあぶり出し、追い落とす絶好のチャンスを作り出したのです。
しかし、日本の哀しいところは、小泉総理が引退しても、同じように毅然として、動じない見
事な総理が出る可能性、人材があるか、はなはだ心許ないところです。ここを中韓は見透かし
ているので、またぞろ攻めて来ればぺしゃんとなる可能性大です。
もう一つ、アメリカの影があるということを忘れてはならないでしょう。アメリカは、日本の
教科書や靖国神社参拝に何ら価値を認めてはいません。ただ、同盟国で役に立つし、アメリカ
の言うことを聞く、ということで、愛想をよくしてくれているだけです。日本は役に立たない
とか、刃向かう、勝手な動きをすると見たら、容赦なく教科書問題でも、靖国神社でも、パー
ルハーバーでも、何でも利用して攻撃してくるということです。攻撃勢力もちゃんと温存して
います。アメリカが攻撃してくるとしたら中韓の比ではないでしょう。真に警戒すべきは、ア
メリカであります(その意味では、中国、北朝鮮が親米でないのが大いに日本の国益に寄与し
てくれているとも言える)。
価値は自国で造り、護っていくものです。他国の顔色をうかがって決めるものではありません。
いざとなれば、誰も助けてはくれない、護ってはくれない。皆様、特に朝日びいきの皆様、こ
の国をいったいどうしたいのですか!?
3 :
文責:名無しさん:2001/08/18(土) 23:24
適度に改行してくれー
4 :
文責:名無しさん:2001/08/18(土) 23:26
どうせコピペだろ。
読む気しねーよ。
5 :
文責:名無しさん:2001/08/18(土) 23:29
>>1,2
読む気がせんぞー。端的に書いておくんなはれ。
駅や学校の掲示板に、こんな長いもん書いても誰も読みまへんがな。
6 :
名無しさん:2001/08/18(土) 23:29
憲法第9条改正
ここから、はじめないと県下売られっぱなしじゃないか?
若いときに過ちを犯した姉ちゃんが、ヤクザにいつまでも付きまとわれ金せびられてる、ってとこか
7 :
糸冬 :2001/08/18(土) 23:30