朝日の基地外投稿 210面

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324文責・名無しさん
4月23日付 東京本社版
障害児を普通学級の仲間に  無職 樫村卓樹(茨城県 72)

私は小学校教員時代に、自閉症児やダウン症児を普通学級で受け持ったことがある。正直、
最初のころは悩みに悩んだ。彼らは自分の意に沿わない場合にパニックを起こし、何度も
授業を中断させられた。給食では牛乳瓶を投げられることもあり、他の児童を守るのが
精いっぱいだった。しかし、「ご迷惑でしょうが、うちの子は健常児と一緒にいる中でこそ
成長できるのです」という親の祈るような願いと、「学校全体で協力するので、ぜひ頑張って
ほしい」という校長の要望もあり、私は全力で取り組むことにした。

教員が、真剣に障害のある子どもたちに向き合えば向き合うほど、これまで接触を避けてきた
他の児童もかかわり合ってくる。かかわりを深めていくうちに、決してうそをつかず、人を
裏切らない美しい心を持った子であるということが分かってきて、学級の仲間として受け入れて
くれるようになった。私はこの学級を2年間受け持ち、教員として鍛えられた。それ以上に、
学級の児童が得たものは大きかったのではないかと、今でも思っている。