産経抄ファンクラブ第177集

このエントリーをはてなブックマークに追加
358文責・名無しさん
【浪速風】
お客様は神様以上(2月6日)


 マクドナルドのハンバーガーと日清食品のカップヌードルは、ほぼ同時期に同じ場所でスタートを切った。
昭和46(1971)年7月、銀座三越にマクドナルドの日本1号店がオープンした。11月には三越前の歩行者天国でカップヌードルの試食販売が行われた。銀座が流行の発信地だったからだ。

 ▼手軽さが若者に受けてたちまち全国に広がり、日本人の食生活を変えた。
ファストフードの代表格だったマクドナルドがピンチだ。41年ぶりの営業赤字で、1月の既存店売上高は前年同月比38・6%減に落ち込んだ。中国産の期限切れ鶏肉使用問題に続いて、相次ぐ異物混入が追い打ちとなった。

 ▼危機管理の失敗が大きい。異物混入問題では対応が後手に回り、発表前にネットで拡散した。謝罪会見に社長が現れなかったのも不信を増幅した。
「お客様は神様ですという言葉があるが、消費者は神様以上の厳しさをお持ちである」。日清食品を創業した安藤百福さんの言葉だ。


http://www.sankei.com/west/news/150206/wst1502060036-n1.html