産経抄ファンクラブ第177集

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355文責・名無しさん
【浪速風】
鬼も怒るぞ「イスラム国」(2月3日)


 節分の豆まきは「福は内、鬼は外」だが、なかには「鬼は内」もある。
奈良県吉野町の金峯山寺蔵王堂では「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われた鬼を迎え入れて改心させる。開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が法力で鬼を呪縛し、仏法を説いて弟子にしたという故事に基づく。

 ▼天川村の天河大弁財天社は社家が鬼の子孫と伝えられ、節分の前夜に先祖である鬼を迎える「鬼の宿」で知られる。座敷に布団を敷き、縁側に水を張った手桶を置いておくと、鬼が手や足を洗ったのか、底に砂が沈んでいるという。
改心させるも、一夜のもてなしをするも、極めて日本的な慈悲、寛容である。

 ▼この鬼だけはそうはいかない。「イスラム国」を名乗るテロ集団だ。後藤健二さんらを殺害したのは鬼畜の所業だった。しかも「どこであろうとおまえの国民が発見されれば殺戮(さつりく)を続けるだろう。日本にとっての悪夢の始まりだ」と脅迫する。
卑劣を弾劾する声を大にして豆をぶつけるしかない。


http://www.sankei.com/west/news/150203/wst1502030039-n1.html