産経抄ファンクラブ第177集

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353文責・名無しさん
【浪速風】
「テロに屈しない」を共有しよう(2月2日)


 「私は血と労苦と汗と涙のほかに、ささげるべき何ひとつも持っていない。われわれの目的は何かとあなたは尋ねる。人類の暗く嘆かわしい犯罪の歴史においても前例のない残忍非道な独裁政権に勝利する。それだけだ」。
1940年5月、英国首相に就任したチャーチルの演説は20世紀の名言として語り継がれる。

 ▼今年は没後50年である。ヒトラーのナチス・ドイツは滅んだが、新たな残忍非道なテロ集団が跋扈(ばっこ)している。後藤健二さんは無残にも殺害された。
「テロリストたちを決して許さない」。安倍首相の目には涙が浮かんでいた。「日本がテロに屈することは決してない」。私たちも決意を共有する。

 ▼忘れてはならないことがある。難民への人道支援なのに「安倍政権の中東政策が日本人を危険にさらした」「2億ドルの支援を中止して人質を救出してください」という声があった。
一致団結して当たるべき国難に歩調を乱すのは利敵行為である。誰が言ったか覚えておこう。


http://www.sankei.com/west/news/150202/wst1502020031-n1.html