産経抄ファンクラブ第177集

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349文責・名無しさん
【浪速風】
温暖化で氷河期到来?(1月28日)


 10年ほど前に大ヒットした「デイ・アフター・トゥモロー」は、地球規模の異常気象に見舞われるパニック映画である。
東京ではゴルフボール大の雹(ひょう)が降り、ロサンゼルスを竜巻が襲い、ニューヨークはまるで氷河期のように、自由の女神もエンパイアステートビルも凍り付いてしまう。

 ▼冬の嵐「ジュノ」による暴風雪で、米国東部各州に非常事態宣言が出された。飛行機は欠航が相次ぎ、地下鉄も運行中止、国連本部や政府機関も閉鎖された。
ニューヨークは過去最大の積雪になると予想され、デブラシオ市長は「通常の吹雪などではない。甘く見てはいけない」。市民は映画を思い出しているだろう。

 ▼映画は地球温暖化が海洋大循環の変動をもたらし、突然の氷河期が訪れるとする。正反対の温暖化と氷河期がどう結びつくのかわかりにくいが、そうした学説もあるらしい。ともあれ日本でも、昨今の気象災害は「経験したことのない」が多い。海の向こうの話ではない。


http://www.sankei.com/west/news/150128/wst1501280041-n1.html