産経抄ファンクラブ第177集

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343文責・名無しさん
【浪速風】
電車の中の暴漢にひれ伏すな(1月26日)


 「電車のなかで、暴漢がいきなり一人の女性の足を射ちぬき、ひきよせてからその金をうばった、とする。(略)乗客たちがいっせいに暴漢に対しひれ伏せばそれが平和だという考え方がある。そんな情けない平和が是認されるとすれば、私などは貝にうまれかわるほうがいい」 

 ▼司馬遼太郎さんが産経新聞に連載した「風塵抄」から「平和」の一節を借りた。
「イスラム国」という名称に幻惑されていないだろうか。「国」を名乗っているが、法治ではない。武力で領土を広げ、恐怖によって住民を支配し、略奪と身代金が経済のすべてだ。すなわち国際社会という電車の中の暴漢なのである。

 ▼湯川遥菜さんを殺害したとし、後藤健二さんを解放する条件として、今度は死刑囚の女性テロリスト釈放を要求してきた。ひれ伏すわけにはいかない。
この際、「集団的自衛権は戦争への道」などという一部の論調が、いかに誤った日本の姿を発信しているかも考えてみる必要もある。


http://www.sankei.com/west/news/150126/wst1501260035-n1.html