●●●朝日の社説 Ver.165

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36文責・名無しさん
仲井真知事は「普天間移設は反対だ」と語った。米国に四の五の文句
など言わせるものか、という態度である。
こんな知事発言に、インターネット上では拍手を送る書き込みがあふ
れている。確かに、知事の発言には本人をはじめ、米国の対応を不快
に思ってきた人々の留飲を下げる効果はあるだろう。だが本来、政治
家の仕事は複雑に絡み合った懸案を、一つひとつ丁寧に解決していく
ことだ。それに、そもそもこれは沖縄県の仕事ではないはずだ。
 知事は「基地跡地を舞台にしてさまざまな施策を展開する」という。
けれど、県外移設に反発している米国のことだ。問題はいっそうこじれるだろう。
そうなった時、自治体の長の仲井真氏に、国の防衛が絡む問題を解決
する手だてはない。政府の外交に悪影響を与えることを承知で大風呂
敷を広げるのは、無責任としかいいようがない。
体制が変わったばかりの北朝鮮への対応でも、日本と米国との連携は
欠かせない。日米安保条約60年を迎える隣国同士でもある。こうした
両国の関係を、仲井真氏はどう考えているのか。