530 :
文責・名無しさん:
531 :
文責・名無しさん:2012/01/23(月) 22:11:46.21 ID:QGq50UAZ0
石原慎太郎都知事(79)が芥川賞の選考委員を辞任する意向を漏らしてちょっとした
騒ぎになっている。
きっかけは17日に行われた第146回芥川賞の選考だった。事前に候補作を読んだ
石原氏は6日の定例会見で候補作を「バカな作品ばかりだよ」とくさした。
これに反発したのが「共喰い」で受賞した田中慎弥氏(39)だ。
受賞会見で「気の小さい選考委員が倒れたら都政が混乱する。都知事閣下と都民のため、
もらっといてやる」と発言。
石原氏は18日、「今回をもって辞める。(17日の選考会で)そう言っておいたんだけど、
辞めないでくれって言うのだけど、俺は辞める」と言い切った。
一見すると、候補作のレベルの低さに失望して選考委員会から飛び出した格好だが、文壇では
石原氏の感性の鈍化が原因という見方が強い。
532 :
文責・名無しさん:2012/01/23(月) 22:12:23.38 ID:QGq50UAZ0
ベテラン編集者が言う。
「石原氏は若いころは芥川賞受賞作の『太陽の季節』などでビックリするほど清新な作品を書いていた。
ところが政界に進むとともに作家業はおろそかになり、最後の話題作は96年の『弟』くらい。
今回は候補作を『全然刺激にならない』と皮肉っていましたが、文学作品を書かないからこそ
若い書き手の作品の良さを理解できず、刺激も感じられないのです。
本人もそうした弱さが分かっていて、辞め方を模索していたのでしょう。
同い年の五木寛之氏は辞めていますからね。田中氏が挑発したので、渡りに船となりました」
石原氏の辞意表明を文壇が歓迎しているという声もある。
「本来、芥川賞は新しい才能を発掘する場です。なのに石原氏は選考委員を始めた95年以来、
若手の作品を積極的にホメようとしない。むしろ否定的な発言で賞の価値をおとしめている
印象があります。選考委員を辞めたら、関係者はホッとすると思いますよ」(前出の編集者)
選考委員と一緒に政治家も辞めたらどうだ。