朝日の基地外投稿193面

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297文責・名無しさん
2010/11/19(金)発売 週刊金曜日(824号) P62の投書欄より


「右翼の危険性」 秋田 圭介(63歳)自営業

街宣車に象徴される右翼は、これまでは喧しくて有害で、怖いけれど馬鹿にされる存在だった。
しかし短慮政権の幼稚な外交で日本の国際的地位が低下すると見なされるにつれ、かつては
軽蔑の対象だった右翼の主張が国民の間に支持を広める恐れがある。

海外から「おとなしい」と思われている日本人が、時にどれほど凶暴になり得るかは、昭和初期
に頻発した右翼テロから戦争にかけての歴史が示している。あの歴史を繰り返すことは絶対に
許されない。しかし従来の閉塞感に、日本人の誇りと利益が不当に侵害されているという被害者
意識が結びつけば、右翼の主張が国民に浸透するだろう。

平和憲法を守る努力を無視して「日本軍国主義」への反感を国民に植え付ける中国政府の高圧的
な外交は、日本の右翼の強力な応援団である。歴史から学ばない、極めて危険で無神経な火遊び
が行われていると感ずる。

一方、陸上の国境の意味さえ疑われ、また海洋を人類共通の財産として守ることが求められる
時代に、大海原に境界線を引いてにらみ合う愚行が無用の緊張を高めている。

今日本人、そして人類に必要なのは、絶海の孤島というよりも岩の集まりの領有権をめぐって
水掛け論をすることなのか。