朝日新聞東京本社版12版 2010年5月24日(月)声欄掲載
軍事力依存は時代錯誤では
無職 松宮光興 (神奈川県海老名市 70)
「軍事力では平和は守れない」(19日)に同感である。
世界最強の軍事力を誇る米国でさえ、9・11同時多発テロを防げなかった。
イラクやアフガニスタンでは苦戦続きだ。
もはや軍事力で他国を支配しようとするのは時代錯誤ではないか。
タイやミャンマーでは軍隊が自国民に銃を向けている。
軍隊は国家権力を護る組織であって、必ずしも国民国民を守るものではないことを、映像が示している。
我が国では、自殺者が12年連続で3万人を超える。
イラク戦争における米兵戦死者数(公式発表)をはるかにしのぐ数だという。
にもかかわらず、他国の侵略を想定して膨大な防衛予算を割くことが果たして理にかなうだろうか。
国民にとっての安全保障には、災害や自殺、犯罪などによる被害の防止・軽減が含まれよう。
将来の食料・燃料不足はどうだ。
現在の供給国が永続する保証はどこにもない。
国民の生命と安全を守るには、軍事力依存でなく、積極的な友好外交の推進とともに自給による国力を高めることがまず必要ではないか。
--------------------
何かもう訳わかんねぇ('A`)