【コンクリから】勝谷誠彦 61【小沢さんへ】

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247文責・名無しさん
「しかしですね。冷静にモノを見るようになった国民の目から見ると本末転倒ではないですか。
いま国家にとっての急務は、とにもかくにも予算を通して景気を上向きにさせることだろう。
と同時に新しい政権がホンモノかどうかやらせてみることだろう。ここで予算をズルズルと先のばしにしたり、
首相を代えてみたりする余裕はないはずだ。
 藤井さんの体調が悪ければ、副大臣が答弁すればいいではないか。肝心なところで1時間か2時間藤井さんに
病院から来てもらえばいい。
 にもかかわらず野党はこんな戦略まで立てているらしい。
 <仮に審議の途中で、体調不良のために辞任することになれば、後任選びに数日間かかり、それだけ予算成立は
遅れる。野党側が新財務相の出席による審議のやり直しを要求し、二次補正の早期成立、本予算の年度内
成立にも黄信号がともる。>
 <野党側が新財務相の出席による審議のやり直し>などというのは国民生活を危機に陥れるただのイジワルである。
この予算を作ったのは藤井さんだ。であれば藤井さんに答弁をしてもらう「環境」を与党と一緒に智恵を出し合って作るのが、
国民のための政治ではないのかね。
 どこかひとつでもそういう国民の側に立った正論を大マスコミは書いてみろ。」
248文責・名無しさん:2010/01/06(水) 09:36:00 ID:nzpA0/mP0
「にもかかわらず大マスコミの利権談合記者クラブの政治記者は、すぐにお得意の「政局」にものごとを卑小化する。
そんなものはあんたらがウロウロしている永田町の論理であって、一刻も早く予算が降りてこないかと待ち望んでいる
国民の意識とははるかに乖離している。しかもすべて「ボクちゃんたちだけ知ってるもんね」と自慢したいための憶測ではないか。
 <藤井財務相:辞任へ 予算審議に影響/民主、後任人事急ぐ/小沢氏との関係指摘も>
 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100106ddm002010064000c.html
 <いつになく雄弁に語る藤井氏を見ながら、閣僚の一人は「本当に病人なのか」と疑ったという。体調不良が理由とされる
藤井氏の辞意表明だが、政府・民主党内には同党の小沢一郎幹事長との関係を指摘する声もくすぶっている。
 藤井氏は自民党議員だった93年、小沢氏らと離党し、旧新生党結成に参加。同年発足した細川内閣で蔵相に就任。
その後も小沢氏と政治行動をともにしてきたが、小沢氏は藤井氏の財務相就任に難色を示すなど、近年は両者の疎遠な
関係が指摘されていた。藤井氏辞任の情報に、民主党幹部は「藤井さんが辞めても、民主党がなくなるわけじゃない」と冷ややかに言い放った。>
 <指摘も>はこういう「ボク政治部だもんね」記者がよく使うフレーズだ。何のことはないまず自分で決めこんで、
そう言ってくれる相手を探して走り回るのである。そして匿名で書く。<閣僚の一人>や<民主党幹部>がそうだ。
もうこういう55年体制的な政治記事はやめたらどうかね。」
249文責・名無しさん:2010/01/06(水) 09:37:16 ID:nzpA0/mP0
「永田町のハイヤーの中で発酵している彼らの脳味噌ではなく、私たちの普通の頭で考えれば、
官邸にまで乗り込んで予算をとっととあげろと言っている小沢一郎幹事長が、政権を不安定にさせる
藤井さんの辞任を仕掛けるわけがないでしょう。おそらく小沢さんは慰留するはずで、にもかかわらず辞意を
表明するほど体調が悪いのだろう。
 鳩山さんはこういう「政局」論に惑わされてはいけない。「どうすれば藤井さんに続けてもらえるか」をまず考えるべきだ。
そのためには先ほど私が書いた筋論、つまり予算を作った財務相が審議で答弁をするのが国民のためだ、
ということを野党に対して主張して、ではそのためにはどういう方法があるかを、オープンな場で論議すべきだ。
 たとえば医師を常にかたわらに準備するという方法もある。証人喚問などでは行われるではないか。
あるいは、テレビ電話で病室とつなぎ、どうしても必要な時にはそれを通じて答弁してもらえばいい。
 何十年前と同じような国会の「慣例」が優先して、野党はそれをタテに国民無視の与党いじめをし、
与党は正論をはけずにふらふらしているようではダメだ。
 新政権の目指すところのひとつは国会改革だと言う。であれば「本末転倒でなく真っ当なことを貫き、
国民の最大利益をはかる」ためにどうすればいいのかと智恵を絞り、画期的なことをやってみよ。」