【アンカー】青山繁晴 Part10 【ぶったま】

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574文責・名無しさん

無名の国からモデル国家にKOREAの地位は隔世の感・・・日本人には真似のできない恥かしさ


 大学2年生だった1993年8月、ヨーロッパを回る旅をした。フランスのパリから始まってヨーロッパを
回る旅だったが、旅行途中に知り合った人たちに自己紹介するたびに悲しい思いをした。『韓国から
来た』と言うと『そんな国があるのか』とか『どこかで聞いた気がする』という返事ばかりだった。

 16年が過ぎた2009年3月、鉱山関係の取材でアフリカ中部ニジェールを訪問した。 1人当りの国内総
生産(GDP)が273ドル(約35万ウォン)程度で、ニジェールはとても貧しい国だ。通りには信号機さえなく、
車が交差点で停止すれば、たちまち物売りや乞食に囲まれる。

 ホテルの従業員や公務員たちに『韓国を知っているか』と尋ねた。『もちろん知っている。電子製品を
たくさん生産する国だろう』という返事が返ってきた。ニジェール人のある事業家は『韓国といえばテコ
ンドー、オリンピック、三星、LG等が浮かぶ』と話した。彼はデジタルカメラを取り出すと、SAMSUNGの
ロゴを誇らしげに見せてにっこりと笑った。香港出身のビジネスマンは『1973年に韓国を初めて訪問し
たが、その時と現在を比較すると、同じ国家とは信じ難いほど発展した』として 『韓国が発展する姿を
見てきた私は、韓国をとても尊敬する』と話したのだ。

 韓国の地位が変わった。名前も知らぬ国家から、電子と情報技術(IT)強国に変わった。世界最貧国
の代表であるニジェールの国民でさえ韓国を知る程になった。