中国新聞からの盗用は計8回 読売、記者を退職処分へ
読売新聞大阪本社の運動部記者が中国新聞の野球コラムを盗用した問題で、記者は計8回にわたり盗用を
繰り返していたことが26日、読売新聞大阪本社の内部調査で分かった。
読売新聞大阪本社は同日、中国新聞社(広島市)にあらためて謝罪。盗用を認めた本田祐介記者(32)を
6月にも諭旨退職、監督責任を問い大阪本社の運動部長を減給とけん責、岸本弘一常務取締役編集局長をけん責の
懲戒処分にする方針。
読売新聞大阪本社によると、既に判明している1件を含む8件は、昨年1月から今年5月20日付朝刊までに
掲載された、広島カープに関する記事。
うち今年3月25日付夕刊の前田健太投手を取り上げた開幕特集記事は、「昨季9勝の勢いは封印し」の書き出しを
はじめ、42行中31行の表現が同1月30日付中国新聞朝刊の記事に酷似していた。
本田記者は2007年11月からカープを担当。インターネットで中国新聞記事を検索し、表現などを記憶して
執筆時に盗用していた。内部調査に「原稿を書いている最中に行き詰まり、やってしまった」と話したという。
中国新聞以外からの盗用は確認できなかったとしている。
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CN20090526/na2009052601000953.shtml